イラク・イスラーム抵抗はサーリム短距離ミサイルを初めて投入したと発表するとともに、ダイル・ザウル県のウマル油田、CONOCOガス田の米軍基地を攻撃(2023年11月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍が違法に設置している基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃した。

同県ではまた、シャームFM(11月14日付)によると、イラク・イスラーム抵抗がCONOCOガス田の米軍基地をロケット弾で攻撃、複数回の爆発が確認された。

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イラク・イスラーム抵抗は午前0時45分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/97)を出し、米国の支持を受けてイスラエルがガザ地区への攻撃を通じて行っている犯罪行為に対抗するため、サーリム短距離ミサイルを初めて投入したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前1時4分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/98)を出し、イスラエルのガザ地区に対する攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のウマル油田にあるグリーン・ヴィレッジ基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前1時31分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/99)を出し、イスラエルのガザ地区に対する攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のウマル油田にある「グリーン・ヴィレッジ」米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後6時46分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/101)を出し、イスラエルのガザ地区に対する攻撃への報復として、ダイル・ザウルのCONOCOガス田にある米軍基地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、Sham FM, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれ、イスラエルが報復としてダルアー県西部を砲撃(2023年11月14日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれた。

その直後、イスラエルがダルアー県西部にある陣地複数ヶ所を砲撃し、同地で3回の爆発が確認された。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シン米国防総省副報道官:10月17日以降、イラクとシリアの米軍基地に対する「イランの民兵」の55回にわたる攻撃で米軍関係者59人が負傷(2023年11月14日)

米国防総省のサブリナ・シン副報道官は東部時間14日の記者会見で、シリアとイラクの米軍基地に対する「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)やロケット弾などによる攻撃が10月17日以降55回に達し、米軍関係者59人がこれまでに負傷していると発表した。

シン副報道官によると、55回の攻撃のうち27回がイラク、28回がシリア領内の米軍基地に対して行われた。

また59人のうち、27人が外傷性脳損傷、32人が他の負傷で診断を受けたものの、全員が任務に復帰したと付言した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍双方の越境攻撃続く(2023年11月14日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午前11時00分、マルジュ陣地近くに集結していたイスラエル軍を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後2時00分、リーシャー池陣地およびその一帯をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、マルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時10分、ルワイサート・アラム陣地(シャブアー農場)を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後11時50分、マーリキーヤ陣地で要塞の修復作業を行っているイスラエル軍部隊を攻撃した。

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マナール・チャンネル(11月14日付)によると、これに対してイスラエル軍は、南部県スール郡のラッブーナ村一帯、ナークーラ村一帯、タイル・ハラファー村一帯、ジャッバイン村、ザヒーラ村、ブスターン村、ラッブ・サラースィーン村、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡のマルカバー村、ブリーダー村、マイス・ジャバル村を砲撃した。

イスラエル軍はまた、ブリーダー村近郊、マイス・ジャバル村近郊にあるサッカー場一帯を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Qanat al-Manar, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府が国連に対して越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間を3ヵ月間再延長することを認める(2023年11月14日)

ロイター通信(11月14日付)は、シリア政府が国連に対してアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所と、ラーイー村北の通行所経由でのシリア北西部への越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間を3ヵ月間再延長することを認めたと伝えた。

これにより、両通行所を通じた越境人道支援は2024年2月13日まで可能となった。

これに関して、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、「国連の越境活動は、シリア北西部の人々にとって依然として命綱である。国連とそのパートナーは毎月、平均250万人に重要な支援と保護サービスを提供している」と発表した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県スフナ市北に設置されているシリア軍の検問所複数ヶ所を襲撃、兵士5人を殺害(2023年11月14日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がスフナ市北のタイバ村、クーム村一帯に設置されているシリア軍の検問所複数ヶ所を襲撃、激しい戦闘となった。

この戦闘で、シリア軍の兵士5人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンスーラ村に至る街道で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員が乗った車を襲撃し、この隊員と同乗していた民間人1人を殺害した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地を結ぶハムラーン通行所の運営責任者らを拘束(2023年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域と、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地を結ぶハムラーン通行所(ハムラーン村通行所、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地側はウンム・ジャッルード村通行所)の複数の運営責任者を拘束した。

運営責任者らが拘束されたのは、シャーム解放機構の支配地とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域を隔てるガザーウィヤ村・ダイル・スィムアーン村(いずれもアレッポ県)間の通行所。

拘束した理由は理由。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、アリーハー市およびザーウィヤ山地方地区の責任者らを拘束した。

拘束した場所は不明。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市上空に飛来したシャーム解放機構のドローン1機を迎撃する一方、イドリブ県にあるトルコ軍の施設を砲撃(2023年11月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市上空に飛来したシャーム解放機構の無人航空機(ドローン)1機を対戦車ミサイルなどで迎撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・ヌーラーン村、アスウース村、ダーラ・イッザ市一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサラーキブ市近郊にあるトルコ軍の施設に向けて砲撃を行い、同地一帯に展開する「決戦」作戦司令室と激しく交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村を砲撃し、住民3人が負傷した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)に参加したクライヤー町の活動家らを乗せたバスが武装集団の襲撃を受ける(2023年11月14日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月14日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

デモには数十人が参加した。

スワイダー24やシリア人権監視団によると、デモに参加するためにサイル広場を訪れていたクライヤー町の活動家らを乗せたバス1台が町に変える途中に武装グループの襲撃を受けた。

武装グループは空砲を放ち、バスに投石を行い、これによってデモに参加していた活動家複数人が軽傷を負った。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023、Suwayda 24, November 14, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊を砲撃(2023年11月14日)

ハサカ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のウンム・ハイル村を砲撃した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から発射されたロケット弾複数発が、ダイル・ザウル県アズバ村に着弾(2023年11月14日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(11月14日付)によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸から発射されたロケット弾複数発が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアズバ村に着弾した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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