ロシアのボグダノフ外務副大臣:「イスラエルはシリア攻撃に際して、原則としてロシアには通知していない」(2023年11月3日)

ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣が、イスラエルによるシリアへの攻撃に関して、「原則としてロシアには通知していない」、「攻撃が行われたから(ロシア側はそれを)認識している」と述べた。

インターファクス通信(11月3日付)が伝えた。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Interfax, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はハサカ県ハッラーブ・ジール村の米軍基地を多数のロケット弾で攻撃し、直接の被害を与えたと発表(2023年11月3日)

ハサカ県では、ANHA(11月3日付)によると、米軍(有志連合)が違法に駐留を続けるハッラーブ・ジール村の空港周辺に迫撃砲弾3発が着弾した。

また、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市にある米軍基地が、複数の自爆型無人航空機(ドローン)の攻撃を受け、米軍側の迎撃による爆発音が複数回聞こえた。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後9時11分、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/69)を通じて声明を出し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地を多数のロケット弾で攻撃し、直接の被害を与えたと発表した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍が違法に設置している基地で複数回の爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は、イスラエルとの対決の新段階に入ると宣言、イラクのアルビール空港基地、イスラエルのエイラート市を攻撃した発表(2023年11月3日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時52分、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/64)を通じて声明を出し、パレスチナの住民を支援し、殉教者のために復習するため、来週に始まる敵(イスラエル)との対決の新段階は、この地域(中東)にある(米軍)基地においてさらに激しく広範に行われると発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前0時40分、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/62)を通じて声明を出し、イラクのアルビール県にあるアルビール空港基地(米軍基地)を2機の無人航空機(ドローン)で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後3時24分、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/67)を通じて声明を出し、イスラエルのエイラート市を攻撃したと発表した。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーのナスルッラー書記長はビデオ演説を行うなか、イスラエル軍のレバノン南部への攻撃続く(2023年11月3日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、首都ベイルート郊外のダーヒヤ地区に集まった支持者らを前にビデオ演説を行った。

演説での主な発言は以下の通り。

レバノンへの攻撃や先制作戦の実行を考えている敵に対して、我々は言いたい。それはレバノン建国以降、史上最大の愚行になる、と。

あらゆる選択肢が用意されており、いつでもそれに訴えることができる…。両国境界地帯での戦闘は、これまでのような規模にとどまるることはない。

我々が戦闘に参加すると発表するつもりだと言う人もいた。だが、我々は10月8日からすでに戦闘に参加している。

敵であるシオニストに対し、民間人を標的とした攻撃を強行しないよう警告する。攻撃を強硬すれば、「民間には民間を」のルールに従うことになる。

南部戦線での事態の進展は、ガザ地区での事態の経過や進展、そしてレバノンに対するシオニストの敵の行動に関連している。

レバノンの前線で今起きていることは、7月戦争(2006年のレバノン紛争)の時にすら起きていなかったような事態だ…。我が国の前線で起きていることはきわめて重要で、多方面に影響を与え得る。

とはいえ、我々は妥協するつもりはない…。我々の前線で起きていることは大したことないと考える者もいるだろうが、客観的に見れば、それが非常に重要で大きな意味を持っていることが分かるはずだ。

地中海における米国艦隊に我々は怯えていない。我々は我々を脅迫する艦隊に対抗する用意がある。地域戦争を阻止したい者は、ガザ地区への侵略を直ちに止めなければならない。

お前たち米国人は、ガザ侵略を止めることができる。それはそれはお前たちの侵略だからだ。

この偉大で祝福された戦い(「アクサーの大洪水」作戦)の決定は、100%パレスチナ側によるものだ…。これは純粋にパレスチナの戦闘であり、地域や国際的な問題とは何の関係もない。

イランはレバノンとパレスチナでの抵抗運動支持を公言しているが、両国に対していかなる覇権も行使していない。

我々が自らの責任を果たし、立ち直り、忍耐を続けることで、確実な勝利が得られるだろう。ガザ地区もパレスチナも勝利し、我々は間もなくそれを祝うために集まるだろう。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前10時42分、前日に破壊分子セルを粛清、ヒズブッラーのインフラを破壊するとともに、夜間にイスラエル領内に対戦車ミサイルを発射しようとした破壊分子セルに攻撃を加えた。また、ルース山の陣地を攻撃した無人航空機(ドローン)1機を撃墜した際にイスラエル軍兵士1人が負傷した。

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ナハールネット(11月3日付)によると、イスラエル軍はレバノン南部のクーズィフ村、ラーミヤ村、ヤールーン村、アイター・シャアブ村(いずれもナバティーヤ県ビント・ジュバイル郡)一帯を砲撃した。

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AFP(11月3日付)は、10月8日以降のレバノン南部とイスラエル北部での戦闘でレバノン人の死者が71人に達していると伝えた。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Naharnet, November 3, 2023、Qanat al-Manar, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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アレッポ市フルカーン地区上空にシャーム解放機構のドローン1機が飛来、シリア軍が対空兵器で迎撃(2023年11月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市フルカーン地区上空にシャーム解放機構の無人航空機(ドローン)1機が飛来、シリア軍が対空兵器で迎撃した。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍部隊とシリア民主軍がユーフラテス川を挟んで砲撃戦(2023年11月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のスバイハーン市に展開するシリア軍部隊と、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある東岸のジャルズィー村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が川を挟んで砲撃戦を行った。

またユーフラテス川東岸のタヤーナ村では、地元の武装集団が基地として転用されている集結していたシリア民主軍の部隊がRPG弾などによる攻撃を受けた。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍はイドリブ県フライフィル村近郊のシャーム解放機構の陣地1ヶ所、アルバイーン山地方を爆撃(2023年11月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がアーフィス村近郊でシリア軍兵士を狙撃、1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

シリア軍はまた、トルコ軍基地があるシャーム解放機構支配下のマアーッラト・ウルヤー村を砲撃した。

ロシア軍もフライフィル村近郊のシャーム解放機構の陣地1ヶ所、アルバイーン山地方を爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配地とトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の境界に位置するアブー・ザンディーン村の通行所近くで、シリア軍兵士がオリーブの実を収穫していた住民1人を狙撃し、殺害した。

シリア軍はまたシャーム解放機構の支配下にあるシャイフ・スライマーン村一帯を砲撃した。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府とハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、ルバイアート村、ハドラーウィー村、アサディーヤ村、ブービー(ハーッジ・ブービー)村を砲撃(2023年11月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、ルバイアート村、ハドラーウィー村、アサディーヤ村、ブービー(ハーッジ・ブービー)村を砲撃した。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月3日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月3日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023、Suwayda 24, November, 2023などをもとに作成。

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シリアのイマームとハティーブは声明でイスラエル軍のガザ攻撃を非難(2023年11月3日)

シリアのイマームとハティーブは声明を出し、ハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区のパレスチナ人に対する戦争犯罪と虐殺に関して、英雄的な抵抗者を増やし、不屈の精神、犠牲、殉教、そして勝利を達成する決意を確固たるものと表明した。

SANA(11月3日付)が伝えた。

AFP, November 3, 2023、ANHA, November 3, 2023、‘Inab Baladi, November 3, 2023、Reuters, November 3, 2023、SANA, November 3, 2023、SOHR, November 3, 2023などをもとに作成。

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ロシア大統領府報道官はワグネル・グループ社がレバノンのヒズブッラーに防空システムを供与したとの『ウォールストリート・ジャーナル』の報道を否定(2023年11月3日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、記者団に対して、ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループ社がレバノンのヒズブッラーに防空システムを供与したとの『ウォールストリート・ジャーナル』の報道について、「我々はすでにこの団体が事実上存在していないと述べてきた」」としたうえで、「これらの議論は何にも基づいておらず、何の根拠もない」と述べ、これを否定した。

RIAノーヴォスチ通信(11月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 3, 2023をもとに作成。

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