イラク・イスラーム抵抗はヒムス県のタンフ国境通行所にある米軍基地をドローン1機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表(2023年11月10日)

イラク・イスラーム抵抗は午後3時2分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/92)を出し、ヒムス県のタンフ国境通行所にある米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)がイスラエル南部のエイラートを弾道ミサイルで攻撃、イスラエルは報復としてシリア国内にあるレバノンのヒズブッラーの陣地などを爆撃(2023年11月10日)

イスラエル軍は午前5時56分、テレグラムを通じて声明(https://t.me/idfofficial/5087)、58分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/idfonline/)を通じて声明を出しを出し、以下の通り発表した。

イスラエル軍は先ほど、エイラートに対して無人航空機(ドローン)を発進させ、同市内の学校を攻撃した組織に対してシリア国内で攻撃を行った。

シリアの政府は、シリア領土から行われるあらゆるテロ行為に対して全責任を負っている。イスラエル軍はイスラエル国の領土に損害を与えようとするいかなる試みにも厳しく対応する。

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エイラート市への攻撃に関して、イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は9日午後10時44分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエル南部のエイラート市一帯の軍事的標的複数ヶ所に弾道ミサイルを撃ち込み、直接の損害を与えたと発表していた。

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また、イスラエル軍の報復攻撃に関して、シリア人権監視団は、ヒムス市とその周辺で激しい爆発音が複数回確認されたと発表した。

同監視団によると、爆発音はイスラエル軍の爆撃によるともので、同軍は県南東部のシンシャール村一帯地域に展開するレバノンのヒズブッラーの指揮所や陣地、シリア軍の拠点を標的とした。

これに対して、シリア軍防空部隊が迎撃した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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シン米国防総省副報道官:「シリアとイラク両国の米軍基地に対する継続的な脅迫と攻撃に対応するためダイル・ザウル市を爆撃した」(2023年11月10日)

米国防総省のサブリナ・シン副報道官は東部時間9日(シリア時間10日)の記者会見で、9日のダイル・ザウル市に対する米軍の爆撃に関して、シリアとイラク両国の米軍基地に対する継続的な脅迫と攻撃に対応するかたちで実施したと述べた。

シン副報道官は、爆撃が米軍の攻撃に直接関与するグループの能力を混乱させ、低下させることを目的としていた、としたうえで、これらのグループの関連施設を標的にすることで、米国がイランに対して、これらのグループに米軍攻撃を停止するよう指示するよう期待しているという明確なメッセージを伝えることを目指していると強調した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はドローン3機を初めて投入し、イスラエル北部を攻撃(2023年11月10日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午前11時30分、アースィー陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後2時30分、ハドス・ブスターンとリーシャ池の間とダヒーラ村森林地帯にあるイスラエル軍の終結地2ヶ所をロケット弾などで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後2時55分、ラーミーム陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時15分、無人航空機(ドローン)3機でイスラエル攻撃を行った。うち1機は、ヤフターフ・カディシュ(Yaftah Qadish)兵舎(占領下レバノンのクドス村)、のこる2機はハドスダト・ユシャア(Hadsoudat Youshaa)入植地(占領下レバノンのユーシュア村)にある軍終結地を攻撃し、確実な損害を与えた。

午後3時25分、シュトゥーラー村の灌木地に展開するイスラエル軍歩兵部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後8時29分、レバノンからイスラエル領内に対して行われたロケット弾攻撃への報復として、ヒズブッラーの一連の標的を爆撃したと発表。なお、メナラにあるイスラエル軍の陣地へのヒズブッラーのロケット弾攻撃でイスラエル軍兵士3人が負傷、またヒズブッラーのドローン攻撃で兵士2人が重軽傷を負った。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Qanat al-Manar, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市をドローンで爆撃し、PYD傘下の革命青年運動のメンバー4人が負傷(2023年11月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市の市立競技場の脇にある青年センター近くを無人航空機(ドローン)で爆撃し、民主統一党(PYD)傘下の革命青年運動のメンバー4人が負傷した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つジャラーブルス市近郊のシュユーフ橋近くで少年の狙撃し、殺害した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続(2023年11月10日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月10日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023、Suwayda 24, November 10, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県イフスィム町一帯に対して3回、サルジャ村に対して1回の爆撃を実施(2023年11月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村をシリア軍が砲撃し、住民3人が負傷した。

シリア軍はまたシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村一帯を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

一方、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイフスィム町一帯に対して3回、サルジャ村に対して1回の爆撃を実施した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるクルド山地方のクバイナ丘一帯を砲撃し、シリア軍の士官(少尉)1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアムキーヤ町、アンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフルタアール村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マアルバ町で麻薬密売グループがメディア活動家を銃で撃ち殺害した。

メディア活動家が襲撃されたのを受けて、住民と麻薬密売グループが交戦し、麻薬密売グループのメンバーで空軍情報部の協力者と見られる2人が死亡した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍士官1人が爆発により死亡、シリア民主軍の検問所の司令官の発砲で若い男性1人死亡(2023年11月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市の刑事治安局の武器弾薬庫に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア軍の士官(大尉)1人が死亡、5人が負傷した。

一方、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハリージーヤ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所の司令官が発砲し、若い男性1人が死亡した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍憲兵隊はハサカ県ラアス・アイン市に近い国境から密入国しようとしたダイル・ザウル県出身者2人を銃殺(2023年11月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市のひとつラアス・アイン市に近い国境を違法に越えてトルコに密入国しようとしたダイル・ザウル県出身者2人がトルコ軍憲兵隊に銃殺された。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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首都ダマスカスのヤルムーク・パレスチナ難民キャンプで、ガザ地区の住民の抵抗への支援、イスラエルによる同地区への攻撃非難を訴えるデモ(2023年11月10日)

シリアで活動するパレスチナ諸派はダマスカス県ヤルムーク区にあるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプで、ガザ地区の住民の抵抗への支援、イスラエルによる同地区への攻撃非難を訴えるデモを行った。



デモには、シリア人と駐シリア・パレスチナ人の市民団体、社会団体、政党関係者、法曹界が参加した。

SANA(11月10日付)が伝えた。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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