イラク・イスラーム抵抗はハサカ県ハッラーブ・ジール村に違法に設置されている米軍基地を攻撃(2023年11月17日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・バイダル村に米主導の有志連合が違法に設置している基地を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後2時50分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/103)を出し、シリアのハサカ県ハッラーブ・ジール村に違法に設置されている米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


 

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部に9回、イスラエルはレバノン南部に12回の攻撃を加える(2023年11月17日)

マナール・チャンネル(11月17日付)は、レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗が16日午前10時から17日午前10時までにイスラエルに対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、レバノン・イスラーム抵抗は、メトゥラ陣地、ミスガーフ・アーム陣地、ヤフターフ陣地、バイヤード・バリーダー陣地、ハルムーン陣地、ハドブ・ヤールーン陣地、ビラニット軍事キャンプ、シュトゥーラー陣地、ジャル・アラーム陣地に対して9回の砲撃や銃撃を行った。

マナール・チャンネルは併せて、イスラエル軍が同時刻にレバノン領内に対して行った攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

このインフォグラフィアによると、イスラエル軍は、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡のカフルシューバー村から南部県スール郡のナークーラー村に至る境界地域に対して、9回の砲撃と3回の爆撃を実施した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午後9時16分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、イスラエル軍部隊が前日にパレスチナのイスラーム聖戦機構の主要な武器製造所と思われる同機構北部地区司令官の拠点を強襲し、バドル3ロケット弾や無人航空機(ドローン)の部品、諜報機器などの兵器を満載した車輛2輌を破壊したと発表した。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、 Qanat al-Manar, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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ブリンケン米国務長官はシリアとイラクの米軍基地に対する「イランの民兵」への攻撃に対処するとしてイラクのサイイド・シュハダー大隊とその事務局長を特別指定グローバル・テロ組織に指定(2023年11月17日)

アンソニー・ブリンケン米国務長官は、イラクのサイイド・シュハダー大隊、同大隊事務局長のヒシャーム・フィニャーン・ラヒーム・サラージーを特別指定グローバル・テロ組織(Specially Designated Global Terrorist Entity:SPDT)に指定したと発表した。

声明のなかで、ブリンケン国務長官は、「サイイド・シュハダー大隊のテロ活動がイラクとシリアで米国と有志連合の人員の声明を脅かしている」と述べ、特別指定グローバルテロ組織への指定が、ハマースの「アクサーの大洪水」作戦開始に伴うイスラエルのガザ攻撃に伴う、シリアとイラクの米軍基地に対する「イランの民兵」の攻撃激化に対処するためのもの措置であることを明らかにした。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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レバノンのイブラーヒーム前総合治安総局長はフランス、イタリアの諜報機関トップとシリアのマムルーク国民安全保障会議議長の会談や訪問を調整したと暴露(2023年11月17日)

レバノンの総合治安総局の前局長を勤めていたアッバース・イブラーヒーム氏はサウジアラビアの『ジャマッラ』誌(11月17日付)のインタビューに応じ、シリアと西欧諸国の治安機関高官の極秘会談や訪問を調整した事実を暴露した。

イブラーヒーム・ハミーディー記者が行ったインタビューによると、イブラーヒーム前総合治安総局長は、2年半ほど前に、フランスの諜報機関のトップのシリア訪問、アリー・マムルーク国民安全保障会議議長のイタリア訪問、イタリア諜報機関のトップのシリア訪問を調整したという。

イブラーヒーム前総合治安総局長によると、イタリア諜報機関のトップのシリア訪問に際しては、自身も同行し、マムルーク国民安全保障会議議長をイタリアに招聘、その後イタリアを訪れたマムルーク国民安全保障会議議長は内務大臣と会談したという。

米国とシリアの仲介については、バラク・オバマ政権期に、世界各地で失踪した米国人にかかる事件をフォローアップする任にあたっているマイケル・オブライエンを名乗る特使の訪問を受け、その後、イブラーヒーム前総合治安総局長が米国防総省を訪問、オースティン・タイス氏などシリアで失踪したとされる米国人にかかる問題について話し合ったという。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるイドリブ市で、外国勢力に内通していたとの容疑でメンバー2人を拘束(2023年11月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるイドリブ市で、外国勢力に内通していたとの容疑でメンバー2人を拘束、連行した。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループがダイル・ザウル県ティブニー町近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、国防隊員1人を殺害(2023年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装グループが、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のティブニー町近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、国防隊員1人を殺害した。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県バザーブール村を砲撃し、女性1人負傷(2023年11月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるバザーブール村を砲撃し、女性1人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・カラムーン町とジャイルード市を結ぶ街道でシリア軍の士官(少尉)が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市のファジュルの礼拝を済ませた住民1人がモスクを出たところを正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年11月17日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月17日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

一方、サリーム村では、手りゅう弾が爆発し、若い男性1人が死亡した。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023、Suwayda 24, November 17, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下ゴラン高原から首都ダマスカス周辺にあるヒズブッラーの拠点、武器弾薬庫を爆撃(2023年11月17日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy)を通じて声明を出し、午前2時25分頃、イスラエル軍が占領下のゴラン高原上空方面から首都ダマスカス周辺の複数の標的を狙って爆撃を実施、シリア軍防空部隊がこれを迎撃、若干の物的損害をうけつつも、ミサイル多数を撃破したと発表した。

シリア人権監視団によると、爆撃はダマスカス国際空港に向かう街道沿線のダマスカス郊外県バフダリーヤ村近郊にあるレバノンのヒズブッラーの武器弾薬庫1ヵ所、サイイダ・ザイナブ町一帯、空港、そして電子戦争局の周辺の農場にあるヒズブッラーや「イランの民兵」の指揮所や陣地に対して行われ、激しい爆発音が複数回確認された。

この爆撃で、「イランの民兵」に所属する外国人2人が死亡、多数が負傷、指揮所複数ヵ所、武器弾薬庫1ヵ所が破壊された。

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これを受け、外務在外居住者省は声明をだし、国連安保理に対して、地域を炎上させ、同地全域に緊張をもたらすイスラエルの攻撃的・拡張主義的な政策を終わらせるために緊急の行動をとるよう要請した。

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SANA(11月17日付)が伝えた。

AFP, November 17, 2023、ANHA, November 17, 2023、‘Inab Baladi, November 17, 2023、Reuters, November 17, 2023、SANA, November 17, 2023、SOHR, November 17, 2023などをもとに作成。

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