ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2023年12月16日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、タイフーン戦闘機2機、A-10攻撃機2機、MQ-1C無人航空機(ドローン)2機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

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クリット副センター長はまた、北西部の緊張緩和地帯(アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県)で、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍陣地への砲撃を4件確認したと発表した。

また、ラタキア県でシリア軍兵士1人が狙撃され、負傷したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(12月16日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 16, 2023をもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーとともに活動する複数のグループがシリア政府支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発を発射(2023年12月15日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、レバノンのヒズブッラーとともに活動する複数のグループがシリア政府支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発を発射した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2023年12月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)はダイル・ザウル県で米軍基地攻撃に使用されようとしていた自作のロケット発射台を発見したと発表(2023年12月15日)

北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の広報センターは声明を出し、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県で自作のロケット発射台を発見、これを押収したと発表した。

ロケット発射台は、トラックの荷台を改造したもので、シリア政府の支配地のユーフラテス川西岸から東岸に渡河、米軍基地への砲撃に使用されてようとしていたという。



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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元の武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるブー・バドラーン村に潜入し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を襲撃、兵士1人を殺害、1人を負傷させ、2人を拉致、連行した。

シリア人権監視団によると、16日に負傷していた1人が死亡した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023、December 16, 2023などをもとに作成。

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マナール・チャンネルはイスラエル北部でのレバノン・イスラーム抵抗の戦果を示したインフォグラフィアを掲載:10月8日以降の作戦回数は509回に(2023年12月15日)

マナール・チャンネル(12月15日付)はパレスチナのハマースが「アクサーの大洪水」作戦を開始(10月7日)した翌日の10月8日から12月14日までのイスラエル北部でのレバノン・イスラーム抵抗の戦果を示したインフォグラフィアを掲載した。

このインフォグラフィアによると、レバノン・イスラーム抵抗は509回の作戦を実施、イスラエル軍の陣地や兵舎58ヵ所を攻撃した。

509回の作戦のうち、防空兵器の使用は20回、ミサイルでの陣地や兵舎などへの攻撃は209回、陣地や兵舎砲撃が131回、ミサイルによる打撃が43回。

また、イスラエル軍との交戦は14回、無人航空機(ドローン)による攻撃は9回、ブルカーン重ロケット砲による砲撃は35回、狙撃は48回。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Qanat al-Manar, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はリベリア船籍の貨物船2隻を紅海でミサイル攻撃したと発表(2023年12月15日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後2時35分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルに向かっていたMSCアランヤとMSCパラティウムIIIの2隻の貨物船に対してミサイル2発を発射したと発表した。

声明によると、攻撃は、2隻がイエメン海上部隊の警告を無視して航行を続けようとしたために実施された。

マリントラフィック(https://www.marinetraffic.com/)によると、MSCアランヤとMSCパラティウムIIIはリベリア船籍で、バブ・アル・マンデブ海峡近海を航行していた。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県のアイン・アサド米軍基地をドローン1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表(2023年12月15日)

イラク・イスラーム抵抗は午前2時8分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県のアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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日本の経済産業省はウクライナ情勢を鑑み、シリアのアイ・ジェット・グローバルなど6団体に輸出禁止措置等を導入(2023年12月15日)

日本の経済産業省は、ウクライナ情勢や主要国が講ずることとした措置の内容を踏まえ、ロシアとベラルーシ以外の国の特定団体への輸出禁止措置等を導入することが閣議了解され、また、輸出禁止措置を実施するため、輸出貿易管理令の一部を改正する政令が閣議決定されたと発表した(https://www.meti.go.jp/press/2023/12/20231215005/20231215005.html)。

このうち、ロシアとベラルーシ以外の国の特定団体への輸出等に係る禁止措置においては、アラブ首長国連邦(UAE)の2団体、アルメニアの1団体、シリアの1団体、ウズベキスタンの2団体への輸出に係る禁止措置が導入された。

シリアの1団体とは、アイ・ジェット・グローバル DMCC(別称、アイジェット、アイジェット・アビエーション・サービス、アイジェット・フライト・サポート・サービス、トレード・メッド・ミドルイースト及びトレード・ミッド・ミドルイースト)。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュはヒムス県スフナ市西で偵察任務を行っていたロシア軍のドローン1機を撃墜したと発表(2023年12月15日)

ダーイシュ(イスラーム国)は、週刊広報誌『ナバア』(12月15日付)で、ヒムス県スフナ市西で偵察任務を行っていたロシア軍の無人航空機(ドローン)1機を撃墜したと発表、その写真を公開した。

同誌によると、ダーイシュがこのドローンを撃墜したのは、12月9日だという。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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ラタキア県、イドリブ県、アレッポ県で「決戦」作戦司令室やシャーム解放機構がシリア軍を狙撃し3人を殺害(2023年12月15日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村近郊でシリア軍兵士を狙撃、1人を殺害、1人を負傷させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミラージャ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

一方、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構の狙撃連隊はヒルバト・ジャドラーヤー村でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で12日にロシア軍の車輛の通過に合わせて道路に仕掛けらていた爆弾が爆発、ロシア軍兵士1人が死亡、3人が負傷した事件を受けて、シリア軍がインヒル市を封鎖した。

一方、マハッジャ町では、正体不明の武装集団が、社会復帰を果たした元離反兵1人を銃で撃ち、殺害した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)支配地各所でシリア民主軍、民政評議会メンバー、コミューン・メンバーを襲撃殺害(2023年12月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジャズラ村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られるオートバイに乗った武装グループが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を銃で撃ち、殺害した。

また、カシュキーヤ村でもオートバイに乗ったダーイシュの2人組が同村の民政評議会のメンバーを銃で撃ち殺害、護衛を負傷させた。

さらに、アブー・ハシャブ村でも、オートバイに乗ったダーイシュの武装集団がコミューン(北・東シリア地域民主自治局の最小行政単位)のメンバー1人を機関銃で撃ち、殺害した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年12月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月15日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023、Suwayda 24, December 15, 2023などをもとに作成。

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ジュネーブを訪問中のサッバーグ外務在外居住者副大臣は、ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表、グランディ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)弁務官と相次いで会談(2023年12月15日)

第2回グローバル難民フォーラム(12月13~15日)に出席するためにスイスのジュネーブを訪れていたバッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談し、シリアおよび中東情勢の進展、とりわけイスラエルによるガザ地区攻撃によって生じた惨状を伝えた。

サッバーグ外務在外居住者副大臣はまた、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)弁務官と会談、シリア政府とUNHCRの協力関係の強化と発展の方途などについて意見を交わした。

SANA(12月15日付)が伝えた。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは反体制武装勢力が石油ガス関連のインフラ施設、道路網、シリア軍の陣地に対する破壊・妨害工作を計画していたとしたうえで、ロシア空軍が同国砂漠地帯を爆撃したと発表(2023年12月15日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリアの反体制武装勢力が石油ガス関連のインフラ施設、道路網、シリア軍の陣地に対する破壊・妨害工作を計画していたとしたうえで、ロシア空軍が同国砂漠地帯の過激派の隠れ家などに集中的な爆撃を実施したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月15日付)が伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機3機がスフナ市近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の陣地複数ヵ所に対して集中的な爆撃を実施した。

AFP, December 15, 2023、ANHA, December 15, 2023、‘Inab Baladi, December 15, 2023、Reuters, December 15, 2023、RIA Novosti, December 15, 2023、SANA, December 15, 2023、SOHR, December 15, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地をドローンで攻撃し、直接の損害を与えたと発表(2023年12月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)1機が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地を攻撃、駐留米軍が防空システムでこれを迎撃、破壊した。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後3時20分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はイスラエルに向かっていた香港船籍のマースク・ジブラルタルをドローンで攻撃し、直接の損害を与えたと発表:米中央軍(CENTCOM)はこれを否定(2023年12月14日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前10時2分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエルに向かっていたマースク・ジブラルタルに対して無人航空機(ドローン)1機で攻撃を行い、直接の損害を与えたと発表した。

声明によると、攻撃は、同船がイエメン海上部隊の警告を無視して航行を続けようとしたためで、イエメンの武装部隊はこの間48時間にわたって船舶の航行の阻止に成功していたという。

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これに関して、ロイター通信(12月14日付)は、デンマークの海運会社のマークス社の報道官の話として、フーシー派の主張を否定したと伝えた。

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米中央軍(CENTCOM)は現地時間の14日午後2時6分、X(旧ツイッター)の公式アカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、フーシー派がイエメン国内の支配地域からバブ・エル・マンデブ海峡北の国際航路に向けて弾道ミサイル1発を発射したと発表した。

ミサイル攻撃による犠牲者はなかったが、これを受けて、香港船籍のマークス・ジブラルタルはフーシー派によるさらなるミサイル攻撃を回避するため、航行を停止した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派が紅海南部でマーシャル諸島船籍のタンカーへの攻撃を試みたが、米海軍艦船がこれを阻止したと発表(2023年12月14日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の14日午前8時12分、X(旧ツイッター)の公式アカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、紅海南部でフーシー派が小船でマーシャル諸島船籍のタンカー、アードモア・エンカウンターに乗り込み、同船を攻撃しようとしたが、米海軍誘導ミサイル駆逐艦メイソン(DDG87)が同船からの救援要請を受けてこれに対応したと発表した。

声明によると、フーシー派は、この攻撃が失敗すると、今度はイエメン領内の支配地からミサイル2発を発射したが、2発とも外れた。

メイソンは、救援要請を受けた際、無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。

一連の戦闘による被害者なく、アードモア・エンカウンターは予定通りの航路を進行したという。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を3会回攻撃する一方、戦闘員2人が戦死(2023年12月14日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、12月14日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後2時20分、イフタ(キブツ)とその周辺に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃し、確実な被害を与える。

午後2時30分、フニン砦(フニーン村)一帯に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃した。

西部地区

午前10時00分、ショメラ入植地の一帯に集結しているイスラエル軍部隊を攻撃した。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が戦死したと発表した。


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マナール・チャンネル(12月14日付)は、12月13日午前10時から14日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍の攻撃は以下の通り:

12月13日

午後1時49分、ブラート山、アイタルーン村近郊が砲撃を受けるとともに、ムハイビーブ村が無人航空機(ドローン)の爆撃を受ける。

午後1時58分、マールーン・ラース村が砲撃を受ける。

午後2時8分、ラッブーナ村一帯が戦闘機の爆撃を受ける。

午後2時22分、ナークーラ村郊外、ブスターン村、マルワヒーン村、ラーミヤー村が戦闘機の爆撃を受ける。

午後3時9分、カフルシューバー村、ファルディース村、ラーシャイヤー・ハッファール、ヒヤーム村の郊外が戦闘機の爆撃を受ける。

午後3時15分、ジッビーン村、ヤールーン村、ブライダー村の郊外が砲撃を受ける。

午後3時42分、アイタルーン村、ヤールーン村、ヒヤーム村の郊外が砲撃を受ける。

午後4時38分、ヤーティル村の郊外、ラッブ・サラースィーン村が戦闘機の爆撃を受ける。

午後5時19分、ヤールーン村がドローンの爆撃を受ける。

12月14日

午前9時11分、ウワイダ丘が砲撃を受ける。

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イスラエル軍はX(旧ツイッター)の公式アカウントを通じて以下の通り発表した。

午後9時42分、ヒズブッラーが発射したロケット弾5発のうち1発がレバノン領内に着弾した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後1時20分、早朝にレバノン領内からショメラ入植地への砲撃を確認。先ほどイスラエル軍ジェット戦闘機がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラと軍事インフラを攻撃した。

午後4時21分、テロ細胞が早朝、シュトゥラ入植地一帯に対戦車ミサイルを発射、イスラエル軍がこのセルを攻撃した。またイスラエル軍の戦車がレバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラを攻撃した。さらにエフタ入植地、マルガリオット入植地一帯への砲撃を確認、砲弾複数発が空地に着弾、イスラエル軍が発射地点を攻撃したほか、レバノン各所を砲撃した。

午後8時27分、ヒズブッラーが発射したロケット弾5発のうち1発がレバノン領内に着弾した。

午後3時31分、イスラエル軍戦闘機がヒズブッラーのテロ・インフラと軍事施設、テロ細胞を攻撃した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Qanat al-Manar, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュの拠点や潜伏先を爆撃(2023年12月14日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機4機が、ラッカ県、ダイル・ザウル県、ヒムス県の県境に位置する砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点や潜伏先として使用している洞窟などを狙って重点的な爆撃を実施した。

一方、ダーイシュは、ラッカ県ラサーファ市近郊の砂漠地帯で、国防隊の陣地1ヵ所を襲撃、交戦の末、2人を拉致した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県でシリア軍兵士2人が狙撃され死亡、シャーム解放機構のメンバー1人も砲撃で死亡(2023年12月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県南部のルワイハ村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方を砲撃、同機構のメンバー1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が、シリア政府との支配地の境界地域でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で、若い男性が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年12月14日)

スワイダー県では、スワイダー24(12月14日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023、Suwayda 24, December 14, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のバイナ村とシャワーリガ村を砲撃(2023年12月14日)

アレッポ県では、ANHA(12月14日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村とシャワーリガ村を砲撃した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はアブハジア共和国のアルドズィンバ外務大臣が代表を務める使節団と会談(2023年12月14日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はシリアを訪問中のアブハジア共和国のイナル・アルドズィンバ外務大臣が代表を務める使節団と会談し、今回の訪問で交わされた合意を実施することの重要性を確認した。

アルドズィンバ外務大臣ら一行は会談後、アブハジア共和国への帰国の途についた。

SANA(12月14日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者副大臣は第2回グローバル難民フォーラムで西側諸国が難民を政治目的で利用し続け、その帰還を妨害していると非難(2023年12月14日)

スイスのジュネーブで開催されている第2回グローバル難民フォーラム(12月13~15日)に出席しているバッサーム・サッバーグ外務在外居住者副大臣は会場で発言を行い、シリア難民の貴国がシリア政府の基本目標で、尊厳ある貴国に向けた措置や便宜が講じられていると述べる一方、一部の西側諸国が難民への対応という人道問題を政治目的で利用し続け、その帰還を妨害する主因となっていると非難した。

SANA(12月14日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はラミーヤー・ユースフ・シャックール地方行政環境大臣の就任式に臨む(2023年12月14日)

アサド大統領は、ラミーヤー・ユースフ・シャックール地方行政環境大臣の就任式に臨み、その後同大臣に今後の政務についての支持を与えるとともに、その健闘を祈った。

SANA(12月14日付)が伝えた。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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クナイトラ県バアス市で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが行われ、クナイトラ県とダマスカス郊外県の住民数十人が手続きを完了(2023年12月14日)

クナイトラ県では、SANA(12月14日付)によると、バアス市の文化センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが行われ、クナイトラ県とダマスカス郊外県の住民数十人が手続きを完了した。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の幹部の1人アブー・アフマド・ズクール氏は組織から離反したと発表(2023年12月14日)

シャーム解放機構の幹部の1人アブー・アフマド・ズクール氏(本名ジハード・イーサー・シャイフ)はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/ahmedzakor1/)を通じて声明を出し、シャーム解放機構を離反したと発表した。

アブー・アフマド・ルクーズ氏は声明で、シャーム解放機構が政策を徐々に変更し、支配、覇権、諸派の浸食、そしてその解体が顕著になり、アレッポ県でのシリア国民軍の支配地を軍事、治安、経済面で支配しようとしていると非難、同組織がシャーム・ファトフ戦線の名前で活動していた2017年にすでに組織を離れていたと主張、シリア国民軍とシャーム解放機構の対立を解消し、新たな関係構築に向けて取り組んでいたと述べ、自身を正当化した。

シリア人権監視団によると、イドリブ県では13日、シャーム解放機構の総合治安機関が、アブー・アフマド・ルクーズ氏の離反を受けて、イドリブ市、サルマダー市および同市一帯で、同機構の司令官2人を含む12人を拘束していた。

アブー・アフマド・ルクーズ氏はアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に近いとされる一方、8月17日に「自身の立場の気密性を考慮せず、あるいは許可をとることの必要を考慮せず、意図を明示しないまま、意思疎通を行うに際して過ちを犯した」との理由でシューラー評議会メンバーを解任され、消息不明となっているアブー・マーリヤー・カフターニー氏を支持するグループにも近い人物と見られている。

AFP, December 14, 2023、ANHA, December 14, 2023、‘Inab Baladi, December 14, 2023、Reuters, December 14, 2023、SANA, December 14, 2023、SOHR, December 14, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関が幹部の1人の離反を受け、イドリブ市、サルマダー市および同市一帯で同機構の司令官2人を含む12人を拘束(2023年12月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が、イドリブ市、サルマダー市および同市一帯で、同機構の司令官2人を含む12人を拘束した。

12人の拘束は、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者に近い幹部の1人アブー・アフマド・ズクール氏の離反を受けたもの。

アブー・アフマド・ズクール氏は8月17日に「自身の立場の気密性を考慮せず、あるいは許可をとることの必要を考慮せず、意図を明示しないまま、意思疎通を行うに際して過ちを犯した」との理由でシューラー評議会メンバーを解任され、消息不明となっているアブー・マーリヤー・カフターニー氏を支持するグループにも近いともされている。

AFP, December 13, 2023、ANHA, December 13, 2023、‘Inab Baladi, December 13, 2023、Reuters, December 13, 2023、SANA, December 13, 2023、SOHR, December 13, 2023などをもとに作成。

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ヨルダン軍の国境警備隊がスワイダー県でヨルダンに物資を密輸しようとしていた密輸業者の一団と交戦し、5名を殺害(2023年12月13日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ヨルダン軍の国境警備隊がヨルダンに物資を密輸しようとしていた密輸業者の一団と交戦し、5名を殺害した。

AFP, December 13, 2023、ANHA, December 13, 2023、‘Inab Baladi, December 13, 2023、Reuters, December 13, 2023、SANA, December 13, 2023、SOHR, December 13, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はヒムス県のタンフ国境通行所とルクバーン・キャンプにある米軍基地をドローンで攻撃(2023年12月13日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国(有志連合)が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯で無人航空機(ドローン)の攻撃と迎撃による爆発音が複数回確認された。

また、 CONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地でも「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)による攻撃があり、米軍がこれを迎撃、複数回の爆発が確認された。

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は午後9時42分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、タンフ国境通行所とルクバーン・キャンプの米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

AFP, December 13, 2023、ANHA, December 13, 2023、‘Inab Baladi, December 13, 2023、Reuters, December 13, 2023、SANA, December 13, 2023、SOHR, December 13, 2023、December 14, 2023などをもとに作成。

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