ハサカ市のサーリヒーヤ地区で車1台が爆発、2人が死亡、3人が負傷(2024年11月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるハサカ市のサーリヒーヤ地区で車1台が爆発、2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の戦闘機がダイル・ザウル県クーリーヤ市とマヤーディーン市一帯を攻撃、「イランの民兵」のシリア人メンバー4人が死亡、9人が負傷(2024年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の戦闘機1機がシリア政府の支配下にあるクーリーヤ市近郊の砂漠地帯にある「イランの民兵」の司令拠点1ヵ所、シブリー村近郊の監視通信ポスト、マヤーディーン市南の農場地区にある1ヵ所を爆撃した。

また別の戦闘機が、マヤーディーン市南部のタンムー地区近くの1ヵ所に機銃掃射を行った。

一連の攻撃で、「イランの民兵」のシリア人メンバー4人が死亡、9人が負傷した。

これに先立ち、マヤーディーン市近郊の砂漠地帯の奥地で、複数回にわたって爆発が発生したが、爆発の原因は不明。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県西部を自爆型無人航空機で攻撃し、民間人3人が負傷する一方、シャーム解放機構はラタキア県ナフシャッバー村を砲撃し、シリア軍兵士2人が死亡(2024年11月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にある県西部のハッバータ村、カスル村、タカード村を6機の自爆型無人航空機で攻撃し、民間人3人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村を砲撃し、シリア軍兵士2人が死亡した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県スフナ市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を中火器や機関銃などで攻撃、ロシア軍戦闘機複数機が同地一帯を複数回にわたって爆撃(2024年11月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、スフナ市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を中火器や機関銃などで攻撃、戦闘となった。

ダーイシュの攻撃に対処するかたちで、ロシア軍戦闘機複数機が同地一帯を複数回にわたって爆撃した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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イランの支援を受ける地元武装集団がダイル・ザウル県ジュナイナ村にあるシリア民主軍の陣地複数ヵ所を機関銃やロケット弾で攻撃(2024年11月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イランの支援を受ける地元武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジュナイナ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を機関銃やロケット弾で攻撃し、戦闘となった。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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UNHCRシリア事務所:「イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民の数が50万人以上に達しており、うち55%が子ども」(2024年11月11日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のシリア事務所はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/UNHCRinSYRIA/)を通じて、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民の数が50万人以上に達しており、うち55%が子どもだと強調した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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アサーイシュはフール・キャンプ一帯で「持続的安定」作戦を継続し、指名手配中のダーイシュのメンバー1人を逮捕したと発表(2024年11月11日)

ハサカ県では、ANHA(11月11日付)によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)とともにフール・キャンプ一帯で「持続的安定」作戦を継続し、指名手配中のダーイシュ(イスラーム国)のメンバー1人を逮捕したと発表した。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はイスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が20,369人に達していると発表(2024年11月11日)

北・東シリア地域民主自治局はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/aanes.official)などを通じて、イスラエルの攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難し、同自治局の支配地に入ったシリア人およびレバノン人の数が20,369人に達していると発表した。

自治局によって設置されたレバノンからの入国者を担当する危機管理チームによると、内訳は以下の通り:

男性:7,549人
女性:6,228人
子供:6,470人

レバノン人:94人
遺体:28体

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がレバノンからの帰還者・避難民のための支援物資の集積拠点を爆撃、首都ダマスカスとヒムス市を結ぶ幹線道路が一時通行不能に(2024年11月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が、首都ダマスカスとヒムス市を結ぶ街道沿線のシンシャーム・フサイニーヤ村(クサイル市近郊)にあるレバノンのヒズブッラーの弾薬庫1棟を狙って爆撃を行い、爆発が複数回発生し、武器庫から煙が上がった。

一方、SANA(11月11日付)によると、運輸省は、レバノンからの帰還者・避難民のための支援物資の集積拠点がイスラエルの爆撃を受け、首都ダマスカスとヒムス市を結ぶ幹線道路が一時通行不能となったとしたうえで、地元警察や消防隊が道路の瓦礫などを撤去し、通行が再開されたと発表した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って147回(うち121回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより260あまりの標的が破壊され、軍関係者284人が死亡、230人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:55人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):85人
「イランの民兵」の外国人メンバー:25人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:4人

また、民間人も55人が死亡、58人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:52回
ダルアー県:17回
ヒムス県:47回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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外務在外居住省は声明を10日のイスラエル軍によるサイイダ・ザイナブ郡の集合住宅への爆撃を非難、国際社会にイスラエルの犯罪を止めさせるよう努力を結集させるよう求める(2024年11月11日)

外務在外居住省は声明を出し、10日にイスラエル軍がダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ郡の集合住宅を狙って航空攻撃を行ったことを非難、国際社会に対して、イスラエルの地域諸国および国民への犯罪を止めさせるよう努力を結集させるよう求めた。


SANA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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ダマスカスの国連シリア事務所前でパレスチナ女性機構がイスラエルによるパレスチナとレバノンへの攻撃を非難、両国民との連帯を訴えるデモ(2024年11月11日)

首都ダマスカス(ダマスカス県)では、国連シリア事務所前で、パレスチナ女性機構がイスラエルによるパレスチナとレバノンへの攻撃を非難、両国民との連帯を訴えるデモを行った。

SANA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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カザフスタンの首都アスタナで、ロシア、トルコ、イラン、シリア政府の代表らによるアスタナ22会議が開幕(2024年11月11日)

カザフスタンの首都アスタナで、ロシア、トルコ、イラン、シリア政府の代表らによるアスタナ22会議が開幕した。

会議には、保証国3ヵ国(アレクサンドル・ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を代表とするロシアの使節団、ムスタファ・ユルダクル・タジキスタン外務省二国間政治関係局長を代表とするトルコの使節団、アリー・アスガル・ハージー外務大臣補を代表とするイランの使節団)、アイマン・ラアド外務在外居住者省次官を代表とするシリアの使節団のほかに、国連、ヨルダン、レバノン、イラクがオブザーバーとして参加した。

会場である首都アスタナ入りしたラアド外務在外居住者省次官を代表とするシリアの使節団は、ラヴレンチエフ・シリア問題担当大統領特使を代表とするロシアの使節団、ハージー外務大臣補を代表とするイランの使節団と個別に会談した。


また、シリアの使節団は、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表とも個別に会談した。

SANA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はアラブ・イスラーム緊急首脳会談に出席:「現時点での最優先事項はイスラエルの虐殺の停止、そしてジェノサイドや民族浄化の阻止」(2024年11月11日)

アサド大統領はアラブ・イスラーム緊急首脳会談に出席するため、サウジアラビアの首都リヤドを訪問した。


リヤドに到着したアサド大統領は、首脳会談への出席に先だって、イラクのムハンマド・シヤーア首相と会談し、二国間関係や首脳会談の議事などについて意見を交わした。

首脳会談に出席したアサド大統領は、以下の通り演説を行った。

サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子閣下、並びに元首、陛下、殿下の諸氏、私はパレスチナ人の確固たる歴史的権利、それを保持することの必然性、レバノン、パレスチナ両人民の抵抗、両人民への迅速かつ緊急な支援に対する我々の義務について話すことはしない。両国における抵抗運動の正当性、そこに体現されてきた名誉、尊厳、高潔さ、栄誉ある指導者や勇敢な戦士たちが示してきた象徴についても話すことはしない。占領者シオニストのナチズム、犯罪、人工的な政体についても、西側が成立以来、この政体の支援者、直接且つ公然たる協力者へ変貌したことについても話すことはしない。なぜなら、これらは既に大多数アラブ人、イスラーム教徒、そして世界の多くの人々が知るものであり、今更付け加えるべきことはないからだ。
我々の首脳会談について、我々は昨年集い、意見を表明し、非難し、糾弾した。1年が経過したが、犯罪は続いている。我々は、過ぎ去った過去やそこでの出来事を繰り返すために集まっているのか、それとも来る未来の方向と展望について意見を交わすために集まっているのか。我々は昨年、攻撃の停止とパレスチナ人の保護を強く求めたが、この1年の結果は、パレスチナとレバノンでの数万人の死と数百万の避難民の発生だった。
アラブ諸国は2002年に和平案を提示したが、その応えはパレスチナ人に対する虐殺の増大だった。1991年には、米国の善意のもと、和平プロセスに参加することをアラブ人として決断し、マドリードでの和平交渉に臨んだが、我々の和平は、入植地拡大を目的とする彼らの戦争に正当性を与えてしまった。このことは、我々の方針が誤っていたというより、ツールの準備が不十分だったことを示している。我々のツールとは言葉である一方、彼らのツールは殺戮だった。我々が語れば、彼らは行動する。我々が和平を提示すれば、我々は血を流してきた。
結果が変わらないのなら、使われるツールもそのままでよいだろう。しかし、我々皆が求めるように結果に変えるのであれば、紆余曲折を経てでも、これまで試みてきた現行の手段や方法を転換することが求められる。我々が提示されている原則に合意しているのであれば、それをどのように現実へと移行させるのか。目標と目指す結果を明確にし、これを実現するために利用可能な手段を決定し、実現に向けた方向を決定、意思を行動に、計画を成果に、声明を現実に変えるためにだ。パレスチナ人民の奪われた権利について語るとき、目標は誰にとっても自明に思えるかもしれない。しかし、パレスチナ人がその基盤である生きる権利を持たないとき、これらの権利にはいかなる価値があるのか。世界のどこであれ、どのような分野であれ、死に与えられる権利に何の意味があるというのか。
このことが意味しているのは、すべての正当な権利を取り戻すための行動が重要であることにもかかわらず、現時点での最優先事項は虐殺の停止、そしてジェノサイドや民族浄化の阻止である。我々はアラブ人、イスラーム教徒として、政府、国民としてツールを持っていると考えている。必要なのは、イスラエルが声明に記され、合意されていることに応じることを拒むなかで、これらのツールを用いる決断、そしてその際に自らの選択肢を明確にすることである。このことこそが期待されている。我々は再び怒りを示すべきか、非難すべきか、国際社会に訴えるべきか、ボイコットすべきか。それは薄弱な信仰心、あるいは何かに訴えることなのか。我々の実行計画とはどのようなものなのか。
これらを示すことがなければ、我々は虐殺の継続を助長し、間接的にその共犯者となってしまう。我々が対峙しているのは、法的な意味での国家ではなく、法を逸脱した植民地的な政体だ。文明的な意味での国民ではなく、人間性からは程遠い、野蛮に近い入植者の群れだ。
問題は過激で理性を欠いた現政権、昨年10月7日の出来事に怯える国民のなかにあるとするのは正しくない。彼ら全員が一つのイデオロギー思考をもって行動している。流血によって病んだ思考、優越の幻想によって病んだ思考、表向きはナチズムを嫌悪しながらも、実際にはその一員として愛しているという二重人格に苛まれた思考である。奴らこそが本日の会合が対象としているものであり、問題そのものである。そして問題が手段を決定し、手段が成功の基礎となる。ここに、今日の会合の核心が潜んでおり、私はこの会合が成功し、正しい決断が下されることを願っている。盗人と法の言葉で話し、犯罪者と道徳の言葉で話し、殺人者と人道の言葉で話すことが内容にするためだ。善意が再び、パレスチナ、レバノン領人民にさらなる死をもたらす契機や口実とならないようにするためだ。両人民は、何十年にもわたり、善意を欠く手段の代償を払ってきたからだ。あなた方に平和あれ。

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首脳会談は、イスラエルによるガザ地区、レバノン、シリアへの攻撃を非難、ガザ地区での停戦を実現するための国連安保理による強制的な決議の採択、人道支援の即時搬入、イスラエルの国連総会への参加資格凍結などを求める声明を採択し、閉幕した。

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首脳会談閉幕後、アサド大統領は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子と会談した。

会談では、首脳会議での決議を実行することの重要性、二国間関係の強化の方途などが話し合われ、アサド大統領は、パレスチナの大義の重要性、イスラエルの攻撃の域内での拡大の脅威を強調した。

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SANA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2024、ANHA, November 11, 2024、‘Inab Baladi, November 11, 2024、Reuters, November 11, 2024、SANA, November 11, 2024、SOHR, November 11, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は東部のバアルベック市、南部のアルマート町などを爆撃し、56人死亡(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃する一方、戦闘員10人が死亡したと発表(2024年11月10日)

ナハールネット(11月10日付)、NNA(11月10日付)、マナール・チャンネル(11月10日付)などによると、イスラエル軍は、レバノン東部のバアルベック市などを爆撃し、保健省の発表によると、20人が死亡、14人が負傷、南部での爆撃でも住民やヒズブッラー傘下のイスラーム保健委員会の隊員13人、多数が負傷が死亡した。

イスラエル軍はさらに、ジュベイル市近郊のアルマート町を爆撃し、23人が死亡した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月10日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して27回の攻撃を実施したと発表した。


レバノンの保健省は、9月23日以降の攻撃での死者数が3,130人に達していると発表した。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Naharnet, November 10, 2024、NNA, November 10, 2024、Qanat al-Manar November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を2件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2024年11月10日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を2件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月10日付)、タス通信(11月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 10, 2024、TASS, November 10, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所を通じて、難民3,253人がレバノンからシリアに入国したと発表(2024年11月10日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア・レバノン国境の5つの国境通行所(アリーダ、ジュースィヤ、ダブースィーヤ、ジスル・カマル(マトリバー)、ジュダイダト・ヤーブース)を通じて、難民3,253人がレバノンからシリアに入国したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月10日付)、タス通信(11月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 10, 2024、TASS, November 10, 2024をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル国内の重要標的2ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月10日)

イラク・イスラーム抵抗は午後11時43分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午後11時59分にも声明を出し、イスラエル南部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

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これに関して、イスラエル軍は午後2時23分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、UAV1機が東方から飛来、イスラエル領内に侵入する前に、イスラエル空軍がこれを撃破したと発表した。

また、午後10時48分にも、東方から飛来した2機のUAVを領内に侵入する前に、イスラエル空軍が撃破したと発表した。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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スーダンとシリアの外務大臣は両国における外交代表のレベルを引き上げることを合意(2024年11月10日)

スーダンのアリー・ユースフ外務大臣は、アラブ・イスラーム首脳会議準備外務大臣会合で訪問中のサウジアラビアの首都リヤドで、シリアのバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣と会談し、両国における外交代表のレベルを引き上げ、二国間での政治対話委員会会合を開催することに合意したと発表した。

ナブド・スーダーン(11月10日付)が伝えた。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Nabd al-Sudan, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍がUNDOFによって設置されたクナイトラ県の兵力引き離し地域内の監視ポストに新たに部隊を配置、ロシア国旗を掲揚(2024年11月10日)

クナイトラ県では、スプートニク・アラビア語版(11月10日付)によると、ロシア軍がUNDOFによって設置された監視ポストに新たに部隊を配置、ロシア国旗を掲揚した。

ロシア軍が新たに駐留したのは、イスラエル占領下のゴラン高原に面する兵力引き離し地域内のアフマル丘のポストで、ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長によると、これにより兵力引き離し地域におけるロシア軍の拠点は8ヵ所となった。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024、Sputnik Arabic, November 10, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市(アレッポ県)で、活動家らがシリア軍との戦闘再開、シリア政府との和解・関係正常化拒否、アスタナ22会議拒否を訴えるデモ(2024年11月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市で、貨物車輛のドライバーら数十人が灯油などの燃料の価格高騰に抗議するデモを行い、タイヤを燃やすなどして抗議の意思を示した。

アアザーズ市では、晩にも、アスタナ22会議を前に、活動家らがシリア軍との戦闘再開、シリア政府との和解・関係正常化をへの拒否を訴えるデモを行い、アスタナ22会議開催に異議を唱えた。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県ナイラブ村南の農園でオリーブの実を収穫していた労働者らを砲撃し、2人が負傷する一方、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアレッポ県西部の第46中隊基地一帯を砲撃し、兵士1人死亡(2024年11月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるナイラブ村南の農園でオリーブの実を収穫していた労働者らを砲撃し、2人が負傷した。

シリア軍はまた、サーン村近郊にあるトルコ軍拠点の土塁を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年11月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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アサーイシュが実施している「持続的安定」作戦の作戦司令室は、ダーイシュのメンバー7人をフール・キャンプ内の隠れ家で新たに逮捕したと発表(2024年11月10日)

ハサカ県では、ANHA(11月10日付)によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、女性防衛隊(YPJ)とともにフール・キャンプ一帯で継続している「持続的安定」作戦の作戦司令室は、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー7人をキャンプ内の隠れ家で新たに逮捕したと発表した。

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のサルキーン市、バータブー村で、住民らがジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月10日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるサルキーン市、バータブー村で、住民らがアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。


AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町近郊の集合住宅を狙って爆撃、女性や子供を含む20人以上が死傷(2024年11月10日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後5時00分頃、占領下ゴラン高原方面からダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ郡の住宅1棟を狙って航空攻撃を行い、子どもと女性を含む民間人7人が死亡、20人が負傷、私有財産に物的損害が生じたと発表した。

SANA(11月10日付)が伝えた。

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シャームFM(11月10日付)が、サイイダ・ザイナブ町のサドル病院の医療筋の話として伝えたところによると、この攻撃で建物1棟が標的となり、9人が死亡、20人が負傷した。

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また、シリア人権監視団によると、爆撃はレバノンのヒズブッラーのメンバーの家族が居住する集合住宅を狙ったもので、7人が死亡、女性や子どもを含む14人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って146回(うち120回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより259あまりの標的が破壊され、軍関係者286人が死亡、216人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:54人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):84人
「イランの民兵」の外国人メンバー:25人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:1人
サイイダ・ザイナブ郡:7人

また、民間人も51人が死亡、58人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:52回
ダルアー県:17回
ヒムス県:46回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 10, 2024、ANHA, November 10, 2024、‘Inab Baladi, November 10, 2024、Reuters, November 10, 2024、SANA, November 10, 2024、SOHR, November 10, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は、レバノン南部のスール市の港湾地区を爆撃し、3人が死亡、多数が負傷(2024年11月9日)

ナハールネット(11月9日付)、NNA(11月9日付)、マナール・チャンネル(11月9日付)などによると、イスラエル軍は、スール市南の港湾地区を爆撃し、3人が死亡、多数が負傷した。

イスラエル軍はまた、首都ベイルート南部郊外のレバノン大学近く、ブルジュ・バラージナ地区などを爆撃した。

一方、レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)を通じて、11月9日にイスラエルおよびレバノン南部で、イスラエル軍に対して27回の攻撃を実施したと発表した。

イスラエル軍がテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じてと発表したところによると、午後5時00分の時点で、ヒズブッラーは約70発の飛翔体をイスラエルに向けて発射した。

AFP, November 9, 2024、ANHA, November 9, 2024、‘Inab Baladi, November 9, 2024、Naharnet, November 9, 2024、NNA, November 9, 2024、Qanat al-Manar November 9, 2024、Reuters, November 9, 2024、SANA, November 9, 2024、SOHR, November 9, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの標的3ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年11月9日)

イラク・イスラーム抵抗は午前4時34分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、パレスチナ市民に対するイスラエルの攻撃への報復として、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

午前4時43分にも声明を出し、イスラエル北部の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

10日午前0時7分にも声明を出し、イスラエル南部の軍事標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, November 9, 2024、ANHA, November 9, 2024、‘Inab Baladi, November 9, 2024、Reuters, November 9, 2024、SANA, November 9, 2024、SOHR, November 9, 2024などをもとに作成。

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シリアに駐留するロシア軍がアレッポ県でシリア軍と合同飛行訓練を実施(2024年11月9日)

アレッポ県では、RIAノーヴォスチ(11月9日付)などによると、シリアに駐留するロシア軍がシリア軍と合同飛行訓練を実施した。

ロシアの防衛省が発表した声明https://eng.mil.ru/en/news_page/country/more.htm?id=12536573@egNewsによると、同訓練は、地上の標的、無人航空機、装備、要塞、敵部隊を破壊することを目的とするもので、訓練の第1段階では、ロシア軍のSu-34戦闘爆撃機、Su-24M戦闘爆撃機、SU-35S戦闘機が参加、高性能榴弾弾頭を備えたFAB-250爆弾などが投下された。

また第2段階では、ロシア軍のKa-52攻撃ヘリコプター、Mi-8夜間爆撃機、シリア軍のMi-25攻撃ヘリコプターが参加、クワイリス航空基地所属のパイロットらがS-8ロケット弾を実際に投下した。

AFP, November 9, 2024、ANHA, November 9, 2024、‘Inab Baladi, November 9, 2024、Reuters, November 9, 2024、RIA Novosti, November 9, 2024、SANA, November 9, 2024、SOHR, November 9, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターがハマー県ミスヤーフ市でイスラエル軍の爆撃で死傷した家族に支援物資を配給(2024年11月9日)

ハマー県では、ロシア当事者和解調整センターがミスヤーフ市でイスラエル軍の爆撃で死傷した家族に支援物資を配給した。


SANA(11月9日付)が伝えた。

AFP, November 9, 2024、ANHA, November 9, 2024、‘Inab Baladi, November 9, 2024、Reuters, November 9, 2024、SANA, November 9, 2024、SOHR, November 9, 2024などをもとに作成。

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カフィール財団、カナワート慈善財団、キスワ慈善活動協会、ハルジャラ協会が、ダマスカス県と同郊外県でイスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民・帰還者を支援(2024年11月9日)

社会問題労働省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)で、ダマスカス県の社会問題労働局の監督のもと、カフィール財団とカナワート慈善財団が、またダマスカス郊外県の社会問題労働局の監督のもと、キスワ慈善活動協会とハルジャラ協会が、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民・帰還者に対して救援物資の提供、レクリエーション、メンタル・サポートを行ったと発表した。

AFP, November 9, 2024、ANHA, November 9, 2024、‘Inab Baladi, November 9, 2024、Reuters, November 9, 2024、SANA, November 9, 2024、SOHR, November 9, 2024などをもとに作成。

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