ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣、イランのアッバース・アラーグジー外務大臣、トルコのハカン・フィダン外務大臣がカタールの首都ドーハで会談し、シリア情勢への対応について協議した。
会談後アラーグジー外務大臣は、記者団に対して、戦闘をただちに終わらせるべきで、シリア政府と反体制派の間で政治的対話を始めることが重要であるという点で合意したことを明らかにした。
一方、ロシアのラブロフ外務大臣は、戦闘停止が現下の主要な課題だとしたうえで、あらゆる手段を講じて反体制派に対抗していくという考えを示した。
ラブロフ外務大臣はまた、アラブ諸国とロシア、イラン、トルコの外務大臣らによるドーハ・フォーラムにおいて、シリアの反体制派がテロリストと距離を置くことが必要だとしたうえで、とロリストを利用して目的を達成しようとするべきではないと述べた。
また、全力でシリアを支援し、トルコとシリアの関係正常化に務めると付言した。
AFP, December 7, 2024、ANHA, December 7, 2024、‘Inab Baladi, December 7, 2024、Reuters, December 7, 2024、SANA, December 7, 2024、Sham FM, December 7, 2024、SOHR, December 7, 2024などをもとに作成。
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