イスラエル軍はシリア政府の支配を脱したクナイトラ県フドル村地域で武装集団を受けた国連監視所の反撃を支援:レバノンでのヒズブッラーの停戦違反に対処、フーシー派のミサイルを撃破(2024年12月7日)

イスラエル軍は、シリアの状況およびイエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)およびレバノンのヒズブッラーとの戦況にテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で以下の通り発表した。

午前6時40分
先ほど、イエメンからのミサイル1発をイスラエル空軍が撃破。ミサイルはイスラエル領内に入る前に撃破され、警戒警報は発令されなかった。

午前11時1分
現況評価に基づき、イスラエル軍は、イスラエルとシリアの国境に隣接するゴラン高原地域での防衛任務のために追加部隊を招集している。 この増援は、同地域の防衛を強化し、さまざまなシナリオへの部隊の備えを向上させることを可能にするものである。

午後3時2分
シリア国境での事態を受けて、昨日(金曜日)、ヨルダン渓谷北部およびゴラン高原南部において参謀総長主導の演習が完了した。同演習では、作戦局が空路および陸路を通じて迅速に参謀部隊を配備する訓練を行い、新たな事態にリアルタイムで対応するための応答時間と実行能力を評価した。 演習の目的は、地上部隊と空軍の連携を強化し、発生する様々な事態に迅速に対応する能力を向上させることであった。 この演習には、さまざまな訓練プログラムおよび部隊からの兵士が参加し、その一部はシリア国境沿いでの防衛任務を強化するため、ゴラン高原地域に残留した。

午後4時19分
イスラエル空軍は終日、レバノン南部でのテロリストの活動に対する作戦を実施した。
うち一件においては、イスラエル軍は、イスラエルとレバノンの間の合意や了解事項に違反し、レバノン南部に展開している部隊に脅威を与えるヒズブッラーのテロリストを特定し、これを攻撃した。

午後6時49分
シリアのハドル村地域(クナイトラ県)にある国連の監視所1ヵ所が武装した集団の攻撃を受けた。

イスラエル空軍は現在、この攻撃を撃退する国連部隊を支援している。 イスラエル空軍はゴラン高原地域に増援部隊を展開させており、イスラエルの国家と市民を守るための活動を引き続き行う予定である。

AFP, December 7, 2024、ANHA, December 7, 2024、‘Inab Baladi, December 7, 2024、Naharnet, December 7, 2024、NNA, December 7, 2024、Qanat al-Manar December 7, 2024、Reuters, December 7, 2024、SANA, December 7, 2024、SOHR, December 7, 2024などをもとに作成。

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