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反体制勢力の動き
シリア革命反体制勢力国民連立は、シャームの民のヌスラ戦線やイラク・シャーム・イスラーム国によるダイル・ザウル市フワイク地区攻略(10日)に関して声明を出し、「ダイル・ザウルの自由シリア軍の男たち、そしてすべての戦線の同胞が…シリア人へのアサドの攻撃を食い止めたこと、国土解放に向けた英雄的行為に対して誇りの念を表明する…。道がいかに困難でも、勝利は真理とともにある」と発表した。
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シリア人権監視団は、2011年3月以降の死者数が106,423人に達したと発表した。うち、民間人は53,851人(子供は5,553人)だという。
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自由シリア軍参謀委員会のサリーム・イドリース参謀長がラタキア県の「海岸戦線」とされる場所を視察する様子を撮ったビデオ映像がユーチューブ(8月11日付)にアップされた(http://www.youtube.com/watch?v=ynxNAEoxk4A)。
映像のなかで、イドリース参謀長は「北部戦線司令部と我々が完全に調整を行っていることを確認するためにいる…。海岸全土を解放するまで全力で活動を続ける…。我々のもとに届いている武器は少ないが、供与を受け続ける。我々が目にした戦果は、我々にさらなる支援を呼びかけるものである」と述べた。
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クッルナー・シュラカー(8月12日付)は、アレッポ県北部において、自由シリア軍とクルド最高委員会が停戦合意したと報じた。
同サイトが転載した合意文書によると、停戦合意は、アイン・アラブ(アレッポ県)のクルド最高委員会、マンビジュ市(アレッポ県)軍事評議会、タウヒード旅団、イスラーム旅団、シャームの鷹旅団、ジュンド・ハラマイン旅団、アスハーブ・ヤミーン旅団、アフラール・シュユーフ大隊、シャーム・イスラーム自由人運動の代表によって結ばれ、①シリア分割拒否と領土統合、②アレッポ県アイン・アラブ地方、ジャラーブルス地方、スィッリーン地方などでの戦闘停止、③すべての武装部隊の撤退、④人民防衛隊の一部検問所の撤去、⑤タッル・アブヤド地域およびタッル・アブヤド地方(ラッカ県)での紛争解決委員会設置、など12項目からなる。
国内の暴力
ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、工業地区などを軍が空爆・砲撃、またハウィーカ地区、ムワッザフィーン地区、航空基地周辺で反体制武装集団と交戦し、軍兵士6人、武装集団7人が少なくとも死亡した。
一方、SANA(8月11日付)によると、ダイル・ザウル市工業地区、ハウィーカ地区、ジュバイラ地区、マリーイーヤ村で、軍が反体制武装集団と交戦し、タウヒードの獅子旅団、ジャズィーラ・ユーフラテスの獅子大隊、イブン・カイス大隊、カーディスィーヤ旅団、ザイド・ブン・ハーリサ大隊、アブナー・イスラーム運動、イスラーム旅団の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区、ヤルムーク区が軍の砲撃を受けた。
一方、SANA(8月11日付)によると、カーブーン区、バルザ区、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市西部に位置するクールディーニー村、ドゥーガルマン村、ズーラムハーム村、カナーヤー村で、民主統一党人民防衛隊が、イラク・シャーム・イスラーム国、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。
またダーラト・イッザ市郊外のバーズィハル村で、市民1人が殺害された。
さらにアレッポ市ラーシディーン地区などで、軍と反体制武装集団が交戦した。
このほか、シリア人権監視団によると、サフィーラ市で反体制武装集団が検問所でクルド人住民13人を拘束、シャームの民のヌスラ戦線に引き渡した。
一方、SANA(8月11日付)によると、ラッカ・アレッポ街道、カフルハムラ・ライラムーン街道、アレッポ中央刑務所周辺、クワイリス村、ハーン・アサル村、マンスーラ村、カフルハムラ村、マーイル町、アナダーン市、フライターン市、アターリブ市、バナーン・フッス村で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
またアレッポ市のシャイフ・マクスード地区、ハーリディーヤ地区、ラーシディーン地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ジャウラト・シヤーフ地区、ヒムス市バーフ・フード地区、カラービース地区、ガントゥー市、カルアト・ヒスン市、ラスタン市周辺で、軍と反体制武装集団が交戦し、軍が砲撃を加えた。
一方、SANA(8月11日付)によると、フーシュ・ダワーヒラ村、ハウラ地方、カルアト・ヒスン市、ハスラジーヤ村、ダール・カビーラ村、キースィーン市、カンヌ山、ダイル・フール村、タッルダハブ市、カフルラーハー市、ヒムス市バーブ・フード地区、ジャウラト・シヤーフ地区で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、マアッラトミスリーン市、ザーウィヤ山各所を軍が砲撃した。
一方、SANA(8月11日付)によると、マアッラトミスリーン市、カイスィーヤ市、フバイト村、イブリーン村、サラーキブ市、カフルラータ市、マジュダリヤー村、ビンニシュ市、サルミーン市、マアッラト・ヌウマーン市、ラーミー村、ヒーシュ村、カフルルーマー村、タッル・サラムー市で、軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、サルマー町を軍が砲撃した。
一方、SANA(8月11日付)によると、ウービーン村、ナビー・イシュアヤー山頂で、軍が反体制武装集団の掃討を完了、同地の治安を回復した。
またバイト・イブリク村などで、軍が反体制武装集団の追撃を続け、イスラーム旅団、無ハー利ジーン大隊の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アブー・ハナーヤー村を軍が砲撃した。
サラミーヤ市西部の軍大隊本部を反体制武装集団が襲撃し、兵士4人を殺害、またムーリク市周辺などで軍と反体制武装集団が交戦した。
一方、SANA(8月11日付)によると、サラミーヤ市郊外、ハムラー村郊外、ジスル・バイト・ラアス村、フワイズ村、カルマス村などで、軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。
またサラミーヤ市で反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、市民11人が死亡、20人が負傷した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ブスラー・シャーム市、タファス市などで、軍が反体制武装集団と交戦した。
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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、カーミシュリー市で、「ワクフ・マイノリティ宗教協会」会長と事務局メンバーの遺体が発見された。両名は頭と胸を撃たれていた。
またイラク国境に近いタッル・マアルーフ町で爆発が発生し、民主統一党のアサーイシュ(治安警察)隊員2人が死亡した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市の旅客バス(ボールマン)・ターミナルを軍が空爆し、子供を含む多数の死者が出た。
またアナトリア通信(8月11日付)は、地元の住民の話しとして、タッル・アブヤド市一帯で、シャームの民のヌスラ戦線がクルド人約400人を拘束、うち約250人をラッカ県に連れ去ったと報じた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市、ムウダミーヤト・シャーム市、アドラー市の第55旅団基地周辺、ハラスター市の第41連隊本部周辺で、軍と反体制武装集団が交戦した。
一方、SANA(8月11日付)によると、フタイタト・トゥルクマーン市、バハーリーヤ市郊外、ハラスター市、リーハーン農場、ドゥーマー市、アルバイン市、ナブク市郊外で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
レバノンの動き
9日のトルコ航空操縦士らの誘拐事件に関して、ムスタクバル・チャンネル(8月11日付)は、アレッポ県アアザーズ市で誘拐・拉致されている巡礼者(シーア派)の親戚のムハンマド・サーリフ氏が容疑者として逮捕されたと報じた。
諸外国の動き
『ザマン』(8月11日付)によると、ハサカ県ラアス・アイン市郊外のタッル・ハルフ村から発砲された銃弾により、トルコ国境地帯に位置するジェイナンプナル市の若者1人が負傷した。
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アナトリア通信(8月11日付)は、トルコ南東部のバトマン県を流れるバトマン川で、車のなかからシリア人7人の遺体(男性2人、女性5人)が発見されたと報じた。
AFP, August 11, 2013、al-Hayat, August 11, 2013、August 12, 2013、Kull-na Shuraka’, August 11, 2013、Kurdonline, August 11, 2013、al-Mustaqbal Channel, August 11, 2013、Naharnet, August 11, 2013、Reuters, August 11, 2013、SANA, August 11, 2013、UPI, August 11, 2013などをもとに作成。
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