イスラーム国をめぐる動き:「自由シリア軍」、武器配給を受けられずアイン・アラブからトルコに帰国(2014年10月31日)

アレッポ県では、ARA News(10月31日付)がアイン・アラブ市内の信頼できる複数の消息筋の話として、28日にトルコから同市内に入った「自由シリア軍」戦闘員14人が、現地での武器配給を受けられずトルコに帰国した、と報じた。

またARA News(10月31日付)によると、ダーイシュは国境通行所一帯を砲撃する一方、市内各所で人民防衛部隊と交戦した。

米中央軍によると、米国など有志連合は30日から31日にかけて、アイン・アラブ市一帯を4回にわたって空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点4カ所、施設1棟を破壊した。

これに関して、シリア人権監視団は、空爆により、デンマーク人戦闘員1人を含むダーイシュ戦闘員21人が死亡した、と発表した。

『ハヤート』(11月2日付)などによると、イラク・クルディスタン地域のペシュメルガ戦闘員約150人、車輌20輛が晩、国境通行所を通って、アイン・アラブ市に入った。
ペシュメルガ部隊は、タッル・シャイール方面に向かったという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市ジャルダーク広場で、ダーイシュ(イスラーム国)が男性1人を処刑した。

この男性は、政権側の警官だったという。

クッルナー・シュラカー(10月31日付)によると、ダーイシュはまたアシャーラ市で、イスラーム軍司令官(東部地区司令官)のサリーム・ハーリド氏を含む3人を処刑した。

一方、Champress(10月31日付)によると、ダイル・ザウル市旧空港地区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、Champress(10月31日付)によると、シリア軍がシャーイル山油田一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、多数の戦闘員を殺傷したという。

AFP, October 31, 2014、AP, October 31, 2014、ARA News, October 31, 2014、Champress, October 31, 2014、al-Hayat, November 1, 2014、November 2, 2014、Kull-na Shuraka’, October 31, 2014、al-Mada Press, October 31, 2014、Naharnet, October 31, 2014、NNA, October 31, 2014、Reuters, October 31, 2014、SANA, October 31, 2014、UPI, October 31, 2014などをもとに作成。

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