ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン町、サムリーン村、ウンム・マヤーズィン町、カフルシャムス町、イブタア町をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、サムリーン村では住民2人が死亡した。
シリア軍はまたインヒル市、ズィムリーン村を4度にわたって空爆し、インヒル市で女性1人が死亡した。
このほか、フラーク市、ダーイル町、ハーッラ市、ダルアー市のパレスチナ難民キャンプ一帯などが砲撃を受けた。
一方、ジャディーヤ町のシリア軍大隊基地一帯でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。
他方、ARA News(4月7日付)は、反体制武装集団がカフルシャムス町を制圧したと発表したと伝えた。
また、SANA(4月7日付)によると、ウンム・マヤーズィン町、イブタア町、インヒル市、サムリーン村、ズィムリーン村、ハーッラ丘、カフル・ナースィジュ村、ウンム・アウサジュ村、カフルシャムス町、ダルアー市各所、ラジャート高地で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ市、クーリーン村、カフルタハーリーム町、ナイラブ村、フバイト村、サルミーン市、ビーニーン村、サラーキブ市、タフタナーズ市、クマイナース村、サルキーン村などを「樽爆弾」で空爆した。
またドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、シリア軍の増援部隊が海岸地方(ラタキア県方面)からイドリブ県に派遣され、ジスル・シュグール市近郊に到着した。
一方、クッルナー・シュラカー(4月7日付)によると、フーア市を包囲するジハード主義武装集団が同地を砲撃し、国防隊戦闘員5人が死亡、15人が負傷した。
また、SANA(4月7日付)によると、イドリブ市、ビンニシュ市、サラーキブ市、タッル・サラムー村、ハミーディーヤ村、カフルジャーリス村、マアッラトミスリーン市、ビダーマー町、アイン・バイダー村、アイン・フール村、ハッルーズ村、ズアイニーヤ村、ガッサーニーヤ村、クーリーン村、ナリラヤー村、フバイト村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
イドリブ市を制圧したファトフ軍はフェイスブックを通じて声明を出し、参加するすべての武装集団に対して、略奪した財産(水、電気、通信機器、医薬品、銀行など)を民政福祉部門に速やかに返還し、略奪行為を行わないよう呼びかけた。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市バニー・ザイド地区、ハーリディーヤ地区、ライラムーン地区、アズィーザ村でシリア軍、国防隊が、アンサール・ディーン戦線、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。
一方、SANA(4月7日付)によると、アレッポ市サラーフッディーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ハマー県では、SANA(4月7日付)によると、アイドゥーン村、カフルズィーター市、ザカート村、アトシャーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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ヒムス県では、SANA(4月7日付)によると、ドゥーズィーン村、ラスム・ワサーナ村、フライジャ村、マズバル村、西サラーム村、マシュラファ村、ラスム・カスル村、タッル・マドラジャ村、マクサル・ヒサーン村、ラスタン市、タルビーサ市などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
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クナイトラ県では、SANA(4月7日付)によると、マスハラ村、ウンム・バーティナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。
AFP, April 7, 2015、AP, April 7, 2015、ARA News, April 7, 2015、Champress, April 7, 2015、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2015、al-Hayat, April 8, 2015、Iraqi News, April 7, 2015、Kull-na Shuraka’, April 7, 2015、al-Mada Press, April 7, 2015、Naharnet, April 7, 2015、NNA, April 7, 2015、Reuters, April 7, 2015、SANA, April 7, 2015、UPI, April 7, 2015などをもとに作成。
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