ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方のジャッバ村一帯で、シャームの民のヌスラ戦線(カラムーン・ファトフ軍)がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員10人以上が死亡した。
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一方、カラムーン地方に接するレバノン領内の、ベカーア県バアルベック郡アルサール村、ワーディー・フマイド村郊外一帯でも、NNA(5月13日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線が主導するカラムーン・ファトフ軍が、ダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。
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ヒムス県では、『ハヤート』(5月14日付)によると、ザアフラーナ村、マクラミーヤ村一帯では、ジハード主義武装集団がダーイシュと交戦、ダーイシュ戦闘員8人が死亡した。
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これに関して、ヌスラ戦線のマナーラ・バイダー広報機構は、ダーイシュの党首部隊戦闘員として参加していた13歳の少年2人を捕捉したと発表、その映像(https://youtu.be/d2AvTD8dx7w)を公開した。
捕捉された2人は、2ヶ月ほど前にダーイシュに参加し、約100米ドルの月給を受け取り、戦闘に参加していたという。
映像のなかで、捕捉された少年の一人は、自分たちがダーイシュの特殊部隊に配属されていたが、ヌスラ戦線との交戦中に特殊部隊戦闘員が何度も戦線から脱走していったと証言した。
AFP, May 13, 2015、AP, May 13, 2015、ARA News, May 13, 2015、Champress, May 13, 2015、al-Hayat, May 14, 2015、Iraqi News, May 13, 2015、Kull-na Shuraka’, May 13, 2015、al-Mada Press, May 13, 2015、Naharnet, May 13, 2015、NNA, May 13, 2015、Reuters, May 13, 2015、SANA, May 13, 2015、UPI, May 13, 2015などをもとに作成。
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