クッルナー・シュラカー(5月19日付)は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、シリア政府と反体制派の和平交渉(ジュネーブ3)開催に向けた個別協議を、シリア政府代表、反体制派代表、諸外国代表と行っていると伝え、その写真を掲載した。
写真が公開されたシリア政府および反体制活動家は以下の通り:
フサームッディーン・アーラー駐スイス・シリア大使
ハイサム・マンナーア、ワリード・ブンニー、ハーリド・マハーミード、アブドゥルカーディル・サンカリー(カイロ大会準備委員会)
ルワイユ・フサイン、ムナー・ガーニム(シリア国家建設潮流)
ランダー・カッスィース(多元社会運動)
アマル・サッラージュ(シリア政治研究戦略センター)
サミール・タキー(シャルク・センター)
ハイサム・マーリフ(シリア革命反体制勢力国民連立)
リーム・トゥルクマーニー、ミシェル・シャンマース、イブラーヒーム・ダッラージー、ファーイク・フワイジャ(無所属)
ジハード・マクディスィー(無所属)
カドリー・ジャミール(シリア変革解放人民戦線)
ハサン・アブドゥルアズィーム(民主的変革諸勢力国民調整委員会)
なお『ハヤート』(5月20日付)は、パリの複数の反体制筋の話として、エジプト政府が5月末に、シリア革命反体制勢力国民連立を主導するシリア・ムスリム同胞団を除く反体制派の代表を招聘し、シリア政府との和平交渉への対応を協議するための大会の開催を準備していると伝えた。
しかし、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アサド政権の存続につながるようないかなる解決策も拒否するとの姿勢を改めて示した。
AFP, May 19, 2015、AP, May 19, 2015、ARA News, May 19, 2015、Champress, May 19, 2015、al-Hayat, May 20, 2015、Iraqi News, May 19, 2015、Kull-na Shuraka’, May 19, 2015、al-Mada Press, May 19, 2015、Naharnet, May 19, 2015、NNA, May 19, 2015、Reuters, May 19, 2015、SANA, May 19, 2015、UPI, May 19, 2015などをもとに作成。
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