ワリード・ムアッリム外務在外居住大臣(兼副首相)はロシアのRTチャンネル(9月19日付)のインタビューに応じ、「ロシアがダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線という二つのテロ組織との戦いに参加すれば、シリアに対して陰謀を企てる者に対してテーブルがひっくり返されることになろう」と述べるとともに、米国が主導する有志連合にはダーイシュとの戦いにおける明確な戦略が存在しないと批判した。
ムアッリム外務在外居住者大臣は、「シリアがロシアとともに行っていることは公然たるもので、テーブルの下では何もやっていない…。ロシアは「テロとの戦い」に参加する決意を隠すことはない。我々は、ロシアの指導部、そして参加への決意を信頼している」と述べた。
そのうえで、ロシアがシリアでの軍備増強を行っているとの米国政府・メディアなど発言や報道については、「シリアへの軍備増強を越えた新たなことがある。それはロシアがダーイシュ、ヌスラ戦線との戦いに参加するということだ。これは基本的なことであり、シリアに対して陰謀を企ててきた者の前でテーブルをひっくり返すことになろう」と付言した。
しかし、軍備増強以外にロシアがシリアでの「テロとの戦い」にどのように参加しているのかについては具体的には述べなかった。
SANA(9月19日付)などが伝えた。
AFP, September 19, 2015、AP, September 19, 2015、ARA News, September 19, 2015、Champress, September 19, 2015、al-Hayat, September 20, 2015、Iraqi News, September 19, 2015、Kull-na Shuraka’, September 19, 2015、al-Mada Press, September 19, 2015、Naharnet, September 19, 2015、NNA, September 19, 2015、Reuters, September 19, 2015、SANA, September 19, 2015、UPI, September 19, 2015などをもとに作成。
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