ロシア軍がラタキア県での空爆で米国など西側諸国の支援を受けた「穏健な反体制派」の第1海外師団の司令官を殺害(2015年10月20日)

ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ロシア軍が過去24時間で、シリア国内のダマスカス郊外県、ラタキア県、ハマー県、イドリブ県、アレッポ県、ダイル・ザウル県のダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の拠点60カ所に対して、55回出撃し、空爆を実施したと発表した。

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、クルド山にある「西側諸国から武器供与を受けている反体制武装集団」の拠点を空爆し、司令官のバースィル・ザンムー氏を殺害した。

同監視団によると、この攻撃で反体制武装集団戦闘員と民間人45人が死亡した(クッルナー・シュラカー(10月20日付)によると民間人50人以上が死亡)
)。

クルド山一帯は第1沿岸師団の支配地域。

第1沿岸師団は、シリア軍を離反したバースィル・ザンムー大尉が率いる武装集団で、米CIAの支援プログラムに基づき、軍事教練や米国製対戦車ミサイルなどの供与を受けている、という。

一方、コナシェンコフ報道官によると、ハマー県北部ガーブ地方のズィヤーダ町に対して実施された空爆では、司令拠点19カ所、武器弾薬庫2カ所、爆弾製造工場1カ所、教練キャンプ29カ所、地下豪9カ所、走行車輌3輌、武装した車輌6輌を破壊した。

ダイル・ザウル県の空爆は、ハトラ村に対して行われ、司令通信拠点1カ所、爆弾製造工場1カ所を破壊した。

またダイル・ザウル郊外県では、マルジュ・スルターン村郊外で、ウマル軍弾の司令拠点に対して、Su-24戦闘機が空爆を行ったほか、ダマスカス県郊外のダーイシュ(イスラーム国)拠点も攻撃破壊したという。

ヒムス県では、タルビーサ市一帯に空爆が行われ、武器弾薬庫を破壊した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍の地上作戦と並行して、ロシア軍がティールマアッラ村、ガントゥー市などを空爆した。

アレッポ県では、ハーン・アスル村一定をSu-25戦闘機が空爆し、戦車、装甲車が格納されていた基地を破壊した。

他方、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がアレッポ県南部のハーディル村、アイシュ村を空爆した。

またロシア軍と思われる戦闘機が、アレッポ市南部のズィーターン村、ハルサ村、アレッポ市西部のカフルジューム村を空爆した。

AFP, October 20, 2015、AP, October 20, 2015、ARA News, October 20, 2015、Champress, October 20, 2015、al-Hayat, October 21, 2015、Iraqi News, October 20, 2015、Kull-na Shuraka’, October 20, 2015、al-Mada Press, October 20, 2015、Naharnet, October 20, 2015、NNA, October 20, 2015、Reuters, October 20, 2015、SANA, October 20, 2015、UPI, October 20, 2015などをもとに作成。

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