ロシア国防省は、ロシア軍が過去24時間で71回出撃し、イドリブ県、ヒムス県、ハマー県、アレッポ県、ダマスカス郊外県、ラタキア県で、ダーイシュ(イスラーム国)など国際テロ組織の施設118カ所を破壊したと発表した。
空爆にはSu-24M戦闘爆撃機、Su-34戦闘機、Su-25戦闘機が参加し、ラタキア県サルマー町近郊、アレッポ県タッル・ムルガン(Tel-Mregan)、ダマスカス郊外県ミスラーバー市(イスラーム軍司令拠点)、イドリブ県ガーブ平原、ヒムス県タルビーサ市一帯の反体制武装集団拠点などへの攻撃が行われた。
シリア人権監視団によると、ヒムス県では、ロシア軍は、ジャワーリク村、スナイスィル村、サアン・アスワド村、ガントゥー市、ガルナータ村を空爆した。
アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がハイヤーン町を空爆し、反体制メディア活動家1人が死亡した。
ロシア軍と思われる戦闘機はまた、カフルハムラ村、英国人墓地地区(フライターン市近郊)などを空爆した。
一方、シリア自由人旅団総司令部は声明を出し、ロシア軍によってアレッポ市北部郊外の本部を空爆され、メンバー7人が死亡したと発表した。
AFP, October 28, 2015、AP, October 28, 2015、ARA News, October 28, 2015、Champress, October 28, 2015、al-Hayat, October 29, 2015、Iraqi News, October 28, 2015、Kull-na Shuraka’, October 28, 2015、al-Mada Press, October 28, 2015、Naharnet, October 28, 2015、NNA, October 28, 2015、Reuters, October 28, 2015、SANA, October 28, 2015、UPI, October 28, 2015などをもとに作成。
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