ロシア軍がUNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するタドムル市一帯を激しく爆撃する一方、ダイル・ザウル県では所属不明の戦闘機の爆撃で住民19人が死亡(2015年11月5日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がタドムル市およびその一帯を15回以上にわたり空爆した。

ロシア軍の空爆はパルミラ遺跡群一帯に対しても行われたという。

またこの空爆と並行して、シリア軍が同地一帯を砲撃、またタドムル市西部のドゥーワ地区でダーイシュと交戦した。

このほか、ロシア軍と思われる戦闘機は、カルヤタイン市、マヒーン町一帯に対しても空爆を行い、またシリア軍が同地一帯に「樽爆弾」を投下したという。

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ハサカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ハサカ市南部のダーウーディーヤ村を制圧したと発表した。

ARA News(11月5日付)が伝えた。

一方、SANA(11月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアトシャーナ村で燃料輸送車を爆破し、女性3人を含む4人が死亡、8人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市各所を戦闘機(所属不明)が空爆し、子供2人、女性1人を含む19人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(11月6日付)は、この空爆に関してロシア軍によるものだとしたうえで、ダーイシュの戦闘員は1人も死亡しなかったと伝えた。

一方、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍がラスム・アブド村、西クワイリス村、カスキース村、発電所東部、航空士官学校東部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(11月5日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、サアド丘でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, November 5, 2015、AP, November 5, 2015、ARA News, November 5, 2015、Champress, November 5, 2015、al-Hayat, November 6, 2015、Iraqi News, November 5, 2015、Kull-na Shuraka’, November 5, 2015、November 6, 2015、al-Mada Press, November 5, 2015、Naharnet, November 5, 2015、NNA, November 5, 2015、Reuters, November 5, 2015、SANA, November 5, 2015、UPI, November 5, 2015などをもとに作成。

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