シリア軍、ロシア軍がダマスカス郊外県東グータ地方を激しく空爆・砲撃する一方、反体制派は首都ダマスカスを砲撃、アレッポ市ではYPGとヌスラ戦線が交戦(2016年1月6日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市に対して過去24時間で20回にわたり「樽爆弾」で空爆、またザブディーン村、ドゥーマー市、ハッザ町・ザマルカー町間などに対して地対地ミサイルなどで攻撃し、少なくとも4人が死亡、多数が負傷した。

さらにロシア軍と思われる戦闘機がマルジュ・スルターン村一帯、ミスラーバー市を空爆し、子供1人、女性1人を含む12人が死亡した。

マルジュ・スルターン村一帯ではまた、シリア軍、国防隊が、ジハード主義武装集団と交戦を続けた。

このほか、治安機関の拘置所で4年前から拘留されていたザバダーニー市出身の男性が、拷問を受け死亡した。

一方、SANA(1月6日付)によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村北房部一帯、ナシャービーヤ町一帯、ドゥーマー市一帯、ミスラーバー市、ハラスター市郊外農場地帯でシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などからなる反体制武装集団と交戦し、ナシャービーヤ町周辺の複数の農場と建物群を制圧した。

これに対して、ダーライヤー市を支配下に置く反体制武装集団は、ムウダミーヤト・シャーム市北部を砲撃し、4人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(1月6日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動する反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発が住宅地に着弾し、8人が死亡、25人が負傷した。

これに関して、シリア人権監視団は、中心街のバグダード通り一帯などに迫撃砲弾が着弾し、複数人が死傷したと発表した。

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アレッポ県では、SANA(1月6日付)によると、シリア軍がハイヤーン町、アレッポ市ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、バアナーイー公園、ライラムーン地区、アシュラフィーヤ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対し、アレッポ市バニー・ザイド地区を支配下に置く反体制武装集団が、ナイル通り地区を砲撃し、4人が負傷した。

一方、ARA News(1月6日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛部隊がアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、シャームの民のヌスラ戦線と交戦し、戦闘員3人を殺害した。

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ダルアー県では、SANA(1月6日付)によると、シリア軍がシャイフ・マスキーン市北部一帯でイスラーム・ムサンナー運動などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 6, 2016、AP, January 6, 2016、ARA News, January 6, 2016、Champress, January 6, 2016、al-Hayat, January 7, 2016、Iraqi News, January 6, 2016、Kull-na Shuraka’, January 6, 2016、al-Mada Press, January 6, 2016、Naharnet, January 6, 2016、NNA, January 6, 2016、Reuters, January 6, 2016、SANA, January 6, 2016、UPI, January 6, 2016などをもとに作成。

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