ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、3月14日に15件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。
停戦違反のうち6件はダマスカス郊外県、2件はアレッポ県、2件はイドリブ県、2件はハマー県、2件はヒムス県、1件はラタキア県。
このうち、アレッポ県での違反は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区の西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に対するスルターン・ムラード旅団、シャーム自由人イスラーム運動の砲撃、ダマスカス郊外県の違反は、マルジュ・スルターン村一帯でのイスラーム軍によるシリア軍拠点への砲撃だという。
なお、ロシア軍は、米・ロシアによる敵対行為禁止合意の対象地域内での空爆は実施せず、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線に対する空爆地点は、米・ロシア両国の当事者和解調整センターに通告済みだという。
AFP, March 15, 2016、AP, March 15, 2016、ARA News, March 15, 2016、Champress, March 15, 2016、al-Hayat, March 16, 2016、Iraqi News, March 15, 2016、Kull-na Shuraka’, March 15, 2016、al-Mada Press, March 15, 2016、Naharnet, March 15, 2016、NNA, March 15, 2016、Reuters, March 15, 2016、SANA, March 15, 2016、UPI, March 15, 2016などをもとに作成。
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