ハサカ県のカーミシュリー市で親政権の国防隊と西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュが小競り合いとなり、30人以上が逮捕、アサーイシュがシリア当局の治安厳戒地区を封鎖(2016年3月16日)

ハサカ県では、ARA News(3月16日付)によると、シリア政府と西クルディスタン移行期民政局が分割統治するトルコ国境の町カーミシュリー市で、アサーイシュが国防隊と小競り合いとなり、アサーイシュが市内タイイ地区への出入り口を封鎖、シリア政府支配下の治安厳戒地区への出入りを禁じた。

ARAが得た情報によると、小競り合いは、覆面をした国防隊メンバーが、ハラブジャ事件(1988年3月16日)の犠牲者に黙祷を捧げていた住民に対して手榴弾を投げ込もうとしたことがきっかけだったという。

小競り合いには双方合わせて100人以上が参加し、国防隊メンバーはアサーイシュの拠点をRPGロケット弾などで攻撃、国防隊メンバー30人以上がアサーイシュに拘束され、アサーイシュメンバー5人も国防隊メンバーに拘束されたという。