SANA(3月17日付)は外務在外居住者省筋の話として、西クルディスタン移行期民政局による「ロジャヴァ・北シリア民主連邦」樹立宣言に関して、「何らの法的価値」、「何らの法的、政治的、社会的、経済的影響もない」と批判したと伝えた。
同消息筋は「ハサカ県ルマイラーン町での会合を含むいかなる題目であれ、シリア・アラブ共和国の国土と国民の統一に害を及ぼそうとするあらゆる当事者に対して、連合であれ連邦であれこうした構想を提起することがシリアの領土の統一性に抵触しており、憲法…国際法に反すると警鐘を鳴らす」と述べた。
そのうえで「こうしたいかなる宣言も、法的価値はなく、すべてのシリア国民の意思を代弁市内限りは法的、政治的、社会的、経済的な影響を及ぼさないだろう」と強調した。
AFP, March 17, 2016、AP, March 17, 2016、ARA News, March 17, 2016、Champress, March 17, 2016、al-Hayat, March 18, 2016、Iraqi News, March 17, 2016、Kull-na Shuraka’, March 17, 2016、al-Mada Press, March 17, 2016、Naharnet, March 17, 2016、NNA, March 17, 2016、Reuters, March 17, 2016、SANA, March 17, 2016、UPI, March 17, 2016などをもとに作成。
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