ラッカ県では、ARA News(6月14日付)によると、シリア軍航空機が、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市のラッカ市および同市周辺一帯にビラを散布、投降を呼びかけた。
散布されたビラは、「軍武装部隊総司令部」の名で「最後の15分…武装している者よ、真実の時が来た…世界は急速に変化している…軍がやって来る…よく考えろ…延命するための猶予を与える…躊躇するな…自分の命と未来を守るために武器を速やかに放棄せよ」などと書かれている。
一方、シリア人権監視団によると、無人戦闘機(所属明示せず)がラッカ市南部入口の政治治安部施設一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の外国人司令官が乗った車を攻撃し、この司令官は死亡した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、SANA(6月14日付)によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市南西部のパノラマ交差点一帯で交戦した。
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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(6月14日付)、ARA News(6月14日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アーラーク油田一帯、タドムル市東部郊外の第3石油輸送ステーション(T3)を制圧し、スフナ市に向け進軍を続けた。
また、シリア人権監視団によると、シリア軍がジュッブ・ジャッラーフ村一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を砲撃、またマスアダ村とマクサル・ヒサーン村を結ぶ回廊一帯でダーイシュと交戦した。
AFP, June 14, 2016、AP, June 14, 2016、ARA News, June 14, 2016、Champress, June 14, 2016、al-Hayat, June 15, 2016、Iraqi News, June 14, 2016、Kull-na Shuraka’, June 14, 2016、al-Mada Press, June 14, 2016、Naharnet, June 14, 2016、NNA, June 14, 2016、Reuters, June 14, 2016、SANA, June 14, 2016、UPI, June 14, 2016などをもとに作成。
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