シリア軍はアレッポ市内の反体制武装集団支配地域への突入を試みる一方、ハマー県のルマイラ村を奪還(2016年6月26日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(6月26日付)によると、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室がアレッポ市サイフ・ダウラ地区戦線に進軍したシリア軍および親政権民兵と交戦、これを撃退した。

ARA News(6月27日付)によると、シリア軍はイラン人、イラク人民兵とともに、サラーフッディーン地区、サイフ・ダウラ地区に突入を試みたという。

シリア人権監視団によると、戦闘はハーリディーヤ地区でも発生、また戦闘機(所属明示せず)が、アレッポ市スッカリー地区を空爆、シリア軍がマシュハド地区を砲撃した。

これに対して、ジハード主義武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市サイフダウラ地区、ナイル通り地区を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤによると、シリア軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室はまた、アレッポ市北部のアルド・マッラーフ地区で激しく交戦、シリア人権監視団によると、戦闘機・ヘリコプター(所属明示せず)が同地一帯およびカースティールー街道一帯を200回以上にわたり空爆した。

シリア人権監視団によると、このほかにも、シリア軍ヘリコプターは、ハイヤーン町、フライターン市を「樽爆弾」で空爆、また地上部隊が同地を砲撃した。

一方、ARA News(6月27日付)によると、アレッポ市南部郊外では、ファトフ軍がハーン・トゥーマーン村一帯でシリア軍と交戦、これを撃退した。

また、SANA(6月26日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市サイフ・ダウラ地区、ナイル通り地区を砲撃し、子供1人、女性2人を含む4人が死亡、6人が負傷した。

**

ハマー県では、SANA(6月26日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県南東部のルマイラ村でシャームの民のヌスラ戦線、タウヒード軍、第313バドルの兵、アンサール・シャリーア、ヒムス軍団などからなる反体制武装集団と交戦、同村および周辺の丘陵地帯を奪還した。

**

ダマスカス郊外県では、戦闘機(所属明示せず)がハズラマー村を空爆し、ハラスター市近郊の車輌管理局でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

**

クナイトラ県では、SANA(6月26日付)によると、シリア軍がマスハラ村で反体制武装集団のロケット砲発射台を攻撃、破壊した。

シリア軍はまた、ハミーディーヤ村の反体制武装集団拠点を攻撃した。

**

ダルアー県では、SANA(6月26日付)によると、シリア軍がウンム・マヤーズィン町・ヌアイマ村街道でシャームの民のヌスラ戦線を攻撃した。

**

ロシア国防省は、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターが、6月25日に4件の停戦違反が発生したことを確認したと発表した。

停戦違反はダマスカス県郊外県で発生し、イスラーム軍などが砲撃を行ったという。

AFP, June 26, 2016、AP, June 26, 2016、ARA News, June 26, 2016、Champress, June 26, 2016、al-Durar al-Shamiya, June 26, 2016、al-Hayat, June 27, 2016、Iraqi News, June 26, 2016、Kull-na Shuraka’, June 26, 2016、al-Mada Press, June 26, 2016、Naharnet, June 26, 2016、NNA, June 26, 2016、Reuters, June 26, 2016、SANA, June 26, 2016、UPI, June 26, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カテゴリー: シリア政府の動き, 反体制勢力の動き, 国内の暴力, 諸外国の動き パーマリンク