2011年2月13日のシリア情勢

反体制政治同盟の「ダマスカス宣言」は、自らのウェブサイト「ニダー」でエジプトとのムハンマド・フスニー・ムバーラク大統領の退任を「民主的変革実現に向けた継続的方法を学ぶ偉大なる学校」と高く評価し、支持を表明。

シリア・ムスリム同胞団のムハンマド・リヤード・シャファカ最高監督者は、バッシャール・アサド政権が非妥協的な姿勢をとり続けるなか、ガザ紛争以来の反体制活動を凍結している同胞団の戦略が何らの正当性も持たなくなっていると述べる。シャファカ最高監督者は、アサド政権が国内での活動を認めれば、反体制活動を止め、同胞団の名称を変更してもよいとすら述べていたが、チュニジアやエジプトでの政変を受けるかたちで、同胞団の戦略の変更を示唆したかたちとなった。これに対して、反体制運動凍結に消極的な態度をとり、戦略変更にはシューラー会議の承認を必要としない、シャファカ最高監督者には同胞団の名称を変更する資格はないと述べていたアリー・サドルッディーン・バヤーヌーニー前最高監督者は、シリア・ムスリム同胞団が反体制活動凍結放棄に向かっていることに歓迎の意を示す。

Akhbār al-Sharq, February 13, 2011などをもとに作成。

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