ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから432人、ヨルダンから735人の難民が帰国、避難民564人が帰宅(2019年4月11日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(4月11日付)を公開し、4月10日に難民1,167人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは432人(うち女性130人、子供220人)、ヨルダンから帰国したのは735人(うち女性221人、子供375人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は185,572人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者66,262人(うち女性20,022人、子ども33,713人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者119,310人(うち女性35,820人、子ども60,836人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 414,852人(うち女性124,500人、子供211,471人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,696,131人(うち女性2,000,839人、子供3,415,027人)。

一方、国内避難民564人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは32人(うち女性12人、子供13人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは19人(うち女性4人、子供13人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは513人(うち女性145人、子供268人)、ヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰還したのは459人(うち女性129人、子供243人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は17,693人(うち女性5,880人、子供7,624人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,286,289人(うち女性388,439人、子供651,390人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, April 11, 2019をもとに作成。

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