ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月3日付)を公開し、5月2日に難民1,218人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは419人(うち女性125人、子供214人)、ヨルダンから帰国したのは799人(うち女性195人、子供332人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は209,764人となった。
内訳は、レバノンからの帰国者73,955人(うち女性21,873人、子ども36,854人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者135,809人(うち女性40,308人、子ども68,466人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 439,044人(うち女性131,057人、子供222,613人)となった。
なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。
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一方、国内避難民1,836人が新たに帰宅した。
うち東グータ地方に帰宅したのは15人(うち女性3人、子供5人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは1,821人(うち女性637人、子供827人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は27,409人(うち女性3,838人、子供4,747人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,296,005人(うち女性386,397人、子供648,513人)となった。
なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した1,821人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は1,821人(うち女性637人、子供827人)だった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, May 3, 2019をもとに作成。
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