イドリブ県では、SANA(5月29日付)によると、県中北部を支配する「テロ集団」(反体制派)が、シリア政府支配地域への人の移動を改めて拒否した。
イドリブ県議会のファーディー・サアドゥーン執行局長によると、県当局は、ロシア当事者和解調整センターと連携して、反体制派の支配下にあるタルナバ村と政府の支配下にあるサラーキブ市を結ぶM4高速道路上の通行所を開放し、初等教育および中等教育の修了試験を受験する生徒をバスでハマー県ハマー市に移送することを認めるよう反体制派に求めた。
だが、反体制派はこの要請を拒否したという。
AFP, May 29, 2021、ANHA, May 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2021、Reuters, May 29, 2021、SANA, May 29, 2021、SOHR, May 29, 2021などをもとに作成。
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