ロシア軍がイドリブ県を爆撃する一方、アレッポ県へのシリア軍の砲撃で女性1人と子供1人が死亡(2021年11月15日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃し、女性1人と子供1人が死亡し、子供2人が負傷した。

死傷したのは家族だという。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマジュダリヤー村、ダイル・サンバル村一帯を8回にわたり爆撃した。

また、シリア軍がマアーッラト・ナアサーン村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県10件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3090960764479992

AFP, November 15, 2021、ANHA, November 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 15, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 15, 2021、Reuters, November 15, 2021、SANA, November 15, 2021、SOHR, November 15, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機が「東部獅子」に対するダーイシュの要撃への報復としてダイル・ザウル県ムサッラブ村近郊の砂漠地帯に対して爆撃を実施(2021年11月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「東部獅子」に対する要撃への報復としてムサッラブ村近郊の砂漠地帯に対して爆撃を実施した。

一方、県西部の砂漠地帯では、親政権民兵のシャラフ旅団の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、士官(准将)1人と兵士4人の合わせて5人が死亡した。

AFP, November 14, 2021、ANHA, November 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2021、Reuters, November 14, 2021、SANA, November 14, 2021、SOHR, November 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所を砲撃(2021年11月14日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカフルバッティーフ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部のカフル・ヌーラーン村一帯、ミーズナーズ村一帯、第46中隊基地一帯で交戦した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市近郊で、正体不明の武装集団が「決戦」作戦司令室の戦闘員を襲撃し、3人を殺害した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を10件(イドリブ県5件、ラタキア県1件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3090170827892319

AFP, November 14, 2021、ANHA, November 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 14, 2021、Reuters, November 14, 2021、SANA, November 14, 2021、SOHR, November 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

『ニューヨーク・タイムズ』:米軍は2019年3月18日、ダイル・ザウル県バーグーズ村で女性・子供を狙って爆撃、 50人以上を殺害するも事実究明を行わず(2021年11月13日)

『ニューヨーク・タイムズ』紙(11月13日付)は、有志連合を主導する米軍が2019年にシリア南東部でダーイシュ(イスラーム国)に対して行った爆撃により、多数の女性と子供が犠牲になったにもかかわらず、事実究明調査を行っていないと伝えた。

同紙のリポートによると、この爆撃は、2019年3月18日にダーイシュ最後の支配地だったダイル・ザウル県バーグーズ村に対して米軍が行ったもの。

米空軍のF15-E戦闘機が、500ポンドとの爆弾1発を群衆に向かって投下、またその直後に逃げ惑う人々を狙って2,000ポンドの爆弾1発をさらに投下し、その場にいたほぼすべての人を殺害した。

殺害されたのは女性と子供で、その数は50~70人に達したという。

同紙は、米軍によるシリア領内での爆撃のなかで、最大の民間人犠牲者が出た事件の一つで、ある法務官が「調査を要する戦争犯罪の可能性がある」と指摘する一方、国務総省の独立監察官が調査を開始したが、調査結果を記した報告書の発表は滞り、この爆撃についての記述も削除されたと批判的に報じている。

AFP, November 13, 2021、ANHA, November 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2021、The New York Times, November 13, 2021、Reuters, November 13, 2021、SANA, November 13, 2021、SOHR, November 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県でシュアイタート部族の親政権民兵組織「東部獅子」がダーイシュの要撃を受け、戦闘員多数死亡(2021年11月13日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(11月13日付)によると、シュアイタート部族の親政権民兵組織で、アブドゥッサッタール・シュアイティー氏が指揮する「東部獅子」がムサッラブ村近郊の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)の要撃を受け、7人が死亡した。

シリア人権監視団によると、死亡したのは13人。

AFP, November 13, 2021、ANHA, November 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2021、Reuters, November 13, 2021、SANA, November 13, 2021、SOHR, November 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

フール・キャンプでイラク人難民1人が殺害される、ルクバーン・キャンプでは子供1人が食糧・医薬品不足で死亡(2021年11月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第5区で、モスル市出身のイラク人難民1人がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらに銃で撃たれて死亡した。

一方、米主導の有志連合の貨物車輌など約40輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県内各所の米軍基地方面に向かった。

**

ヒムス県では、SANA(11月13日付)によると、米国の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のヨルダン国境との緩衝地帯に設置されているルクバーン・キャンプで、子供1人が食糧・医薬品不足で死亡した。

AFP, November 13, 2021、ANHA, November 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2021、Reuters, November 13, 2021、SANA, November 13, 2021、SOHR, November 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県タフタナーズ市にあるシリア救国内閣傘下の警察組織の分所を、ロシア製の誘導砲弾3OF39クラスノポール複数発で攻撃、3人殺害(2021年11月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタフタナーズ市にあるシリア救国内閣傘下の警察組織の分所を、ロシア製の誘導砲弾3OF39クラスノポール複数発で攻撃した。

この攻撃で、分所内にいた3人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍憲兵隊は、ハーリム市近郊の国境地帯からトルコ領内に密入国しようとした男性2人を射殺した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・アンマ村、第46中隊基地一帯、アウラム・スグラー村を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン地方のタッル・スルール村でジハード主義組織のメンバーと見られる身元不明の男性の遺体が発見された。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方を砲撃し、森林火災が発生した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市でバアス党の班(フィルカ)指導部書記長、軍事情報局の協力者の男性、この男性の娘、そして別の男性の合わせて4人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県2件、ラタキア県2件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3089402137969188

AFP, November 13, 2021、ANHA, November 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 13, 2021、Reuters, November 13, 2021、SANA, November 13, 2021、SOHR, November 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュのメンバーからなる武装集団が、フール・キャンプでイラク難民2人を殺害(2021年11月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーからなる武装集団が、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの受付セクション内でイラク難民2人に発砲し、イラク難民評議会の議長を含む2人が死亡した。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県、アレッポ県、ハサカ県でシリア国民軍の戦闘員どうしが交戦(2021年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市内で、イラン人戦闘員(ジハード主義者)が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、バービスカー村にあるシリア国民軍第1歩兵師団の本部内で戦闘があった。

戦闘は同師団のメンバーどうしによるもので、アブー・バラーを中心とするグループが車を盗んだのがきっかけだという。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャラーブルス市でシリア国民軍所属の第9師団の司令官が自宅前で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市でシリア国民軍に所属するハムザ師団のメンバーどうしが激しく交戦した。

交戦のきっかけは不明。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県スブハ村で米主導の有志連合とシリア民主軍が拉致した女性の釈放を求めて住民が抗議デモ(2021年11月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月12日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスブハ村で、住民が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に対する抗議デモを行い、拉致されたすべての住民の解放を要求した。

抗議デモは、シリア民主軍が村内の民家に侵入し、夫婦を拉致したことをきっかけとし、参加者は街道上でタイヤを燃やすなどして通行を遮断し、2人を含む拘束者の釈放を訴えた。

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊がシリア民主軍の支援を受けて、11月8日にスブハ村で空挺作戦を実施し、村内に突入し、女性1人を拘束していた。

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県で交戦(2021年11月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるナフラ村、アルバイーン山一帯、ザーウィヤ山のバイニーン村近郊の森林地帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯、ジャッラーダ村、ハーミディーヤ村、サラーキブ市東の工業地区を砲撃した。

このほか、ザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村一帯でも砲撃戦があった。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマウザラ村、カフルタアール村、タディール村を砲撃した。

また、カフルタアール村一帯では、シリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ナブア・サフル村でシリア軍第90旅団所属の弛緩が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県4件、ラタキア県0件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3088548614721207

AFP, November 12, 2021、ANHA, November 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 12, 2021、Reuters, November 12, 2021、SANA, November 12, 2021、SOHR, November 12, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍戦闘機がハマー県北東部のイスリヤー村一帯の砂漠地帯とヒムス県タドムル市一帯の砂漠地帯でダーイシュに対して40回以上の爆撃を実施(2021年11月11日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県北東部のイスリヤー村一帯の砂漠地帯とヒムス県タドムル市一帯の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に対して40回以上の爆撃を実施した。

AFP, November 11, 2021、ANHA, November 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2021、Reuters, November 11, 2021、SANA, November 11, 2021、SOHR, November 11, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のラッカ県、アレッポ県でシリア国民軍所属組織どうしが交戦(2021年11月11日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるシャルカラーク村、ハマーム・トゥルクマーン村、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市北で、シリア国民軍に所属する東部自由人連合とシャーム軍団が交戦し、東部自由人連合が、アブー・ジハード・ラッカを名乗るシャーム軍団の司令官の拠点複数カ所、シャーム軍団所属のハッターブ旅団の拠点複数カ所を制圧した。

両者の戦闘でシャルカラーク村では住民複数が巻き添えとなって負傷した。

また、東部自由人連合はハッターブ旅団の戦闘員3人を捕捉した。

一方、ハマーム・トゥルクマーン村での戦闘では、ハッターブ旅団の戦闘員7人が負傷した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジャウラカーン村(ジューラーカー村)で11月8日に続いて、シリア国民軍に所属するハムザ師団(サイフ・アブー・バクル氏が指導)とガーブ旅団(アラー・ジュナイド氏指揮)の戦闘員が交戦した。

AFP, November 11, 2021、ANHA, November 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2021、Reuters, November 11, 2021、SANA, November 11, 2021、SOHR, November 11, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合所属と見られる戦闘機がトルコ占領下のアレッポ県北部を爆撃(2021年11月11日)

アレッポ県では、ANHA(11月11日付)によると、所属不明の戦闘機1機がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市上空に飛来し、同市とトルコ占領下のジャラーブルス市の間に位置するマジュルーバ村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、戦闘機は米主導の有志連合所属と思われ、標的となった村に近いハムラーン村の通行所(トルコ占領地とシリア政府・北・東シリア自治局共同支配地を隔てる通行所)は、シリア国民軍に所属するシャーム戦線が支配している。

AFP, November 11, 2021、ANHA, November 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2021、Reuters, November 11, 2021、SANA, November 11, 2021、SOHR, November 11, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍はイドリブ県マアッラトミスリーン市近郊の養鶏所を爆撃、なかで避難生活を送っていた5人が死亡、6人負傷(2021年11月11日)

イドリブ県では、MMC(11月11日付)やシリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッラトミスリーン市近郊の養鶏所を爆撃し、民家1棟が被弾し、なかにいた一家4人(夫妻とその子供2人)と子供1人(この一家の親戚)の合わせて5人が死亡、6人が負傷した。

養鶏場は国内避難民(IDPs)が身を寄せており、死亡した5人もアレッポ県南部のバルクーム村からのIDPsだった。

https://www.facebook.com/watch/?v=4496568077088468
https://www.facebook.com/watch/?v=4597035197024333
https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1253451055121516
https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1253442278455727

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・サアド村で正体不明の武装集団が、元反体制武装集団メンバーの男性1人を殺害した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県4件、ラタキア県0件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3087739144802154

AFP, November 11, 2021、ANHA, November 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 11, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 11, 2021、MMC, November 11, 2021、Reuters, November 11, 2021、SANA, November 11, 2021、SOHR, November 11, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県マーリア市で、シリア国民軍憲兵隊がトルコ人看護師に疑いをかけて批判していたシリア人医師を逮捕(2021年11月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のマーリア市で、シリア国民軍憲兵隊が、トルコ人看護師の男性1人に対して病院内で寝泊まりしているとの疑いをかけて批判していたシリア人医師を逮捕した。

AFP, November 10, 2021、ANHA, November 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2021、Reuters, November 10, 2021、SANA, November 10, 2021、SOHR, November 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

所属不明のドローンがダイル・ザウル県ブーカマール市の「イランの民兵」の拠点・武器弾薬庫を攻撃、7人死亡(2021年11月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が9日深夜から10日未明にかけて、シリア政府の支配下にあるブーカマール市にある「イランの民兵」の拠点複数カ所と武器弾薬庫複数棟を爆撃、複数の消息筋によると、シリア人3人と国籍不明の4人が死亡した。

**

これに関して、タイムズ・オブ・イスラエル(11月10日付)は、ドローンが米主導の有志連合所属かイスラエル軍所属かは不明と伝えた。

AFP, November 10, 2021、ANHA, November 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2021、Reuters, November 10, 2021、SANA, November 10, 2021、SOHR, November 10, 2021、The Times of Israel, November 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県とラッカ県で「人民諸派」がシリア民主軍を襲撃、兵士複数負傷(2021年11月10日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月10日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市の入口の第2交差点近くで、「人民諸派」が駐車していたオートバイに爆弾を仕掛けて爆破、近くにいた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士多数が負傷した。

シリア人権監視団は、ハジーン市での爆発で北・東シリア自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員2人が重傷を負い、その後死亡したとしたうえで、犯行はダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・シェルによる可能性が高いとの見方を示した。

**

ラッカ県では、SANA(11月10日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ市のバースィル交差点近くで「人民諸派」がシリア民主軍の車輌に爆弾を仕掛けて爆破させ、車輌を大破させた。

AFP, November 10, 2021、ANHA, November 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2021、Reuters, November 10, 2021、SANA, November 10, 2021、SOHR, November 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

「決戦」作戦司令室がイドリブ県サラーキブ市近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2021年11月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊で「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、ダール・カビーラ村一帯、トゥライハ村を砲撃した。

また、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、サラーキブ市周辺では、シリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるブルカーン丘を砲撃した。

対するシリア軍はカッバーナ村一帯を砲撃した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるシャイフ・アキール山一帯、アウラム・スグラー村を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村一帯を砲撃した。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3087005648208837

AFP, November 10, 2021、ANHA, November 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 10, 2021、Reuters, November 10, 2021、SANA, November 10, 2021、SOHR, November 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ユーフラテス川西岸のシリア政府支配地上空に所属不明のドローンが飛来し、爆撃を実施(2021年11月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるバーグーズ村に面するユーフラテス川西岸のシリア政府支配地上空に所属不明の無人航空機(ドローン)が飛来し、爆撃を実施した。

AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県シュハイル村に設置されているシリア民主軍の検問所がダーイシュと思われる武装集団の襲撃を受ける(2021年11月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村内に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所(ハディーカ検問所)がダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の襲撃を受けた。

またダマーン村でもオートバイに乗った正体不明の武装集団がシリア民主軍の車輌に向かってRPG弾を発射した。

AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍のドローンがハサカ県カーミシュリー市西のハラーリーヤ地区でピックアップ・トラック1台を爆撃し、住民3人を殺害、ロシア軍は同地近くで軍事演習実施(2021年11月9日)

ハサカ県では、ANHA(11月9日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市西のハラーリーヤ地区で民生用のピックアップ・トラック1台を爆撃し、乗っていた住民3人が死亡、車が大破した。

死亡したのは、ユースフ・カッルー氏、マズルーム・カッルー氏、ムハンマド・マフムード・カッルー氏。

シリア人権監視団によると、攻撃は人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍司令部の顧問を狙ったものだったが、車には乗っておらず、祖父、兄弟、そして親族の3人が犠牲となったという。

**

一方、シリア人権監視団によると、ロシア軍がシリア政府の支配下にあるカーミシュリー国際空港に駐留するロシア軍が、政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊で軍事演習を行った。

AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県のズィーバーン町とシュハイル村で「人民諸派」がシリア民主軍の本部を襲撃し、複数兵士負傷(2021年11月9日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月9日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町とシュハイル村で「人民諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本部を襲撃し、シリア民主軍兵士複数人が負傷した。

**

ハサカ県では、SANA(11月9日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市で、シリア民主軍が地下に建設しているトンネルが崩壊し、掘削作業を行っていた住民2人が死亡した。

AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のラッカ県タッル・ファンダル村近郊でシリア国民軍に所属するマジド軍団とシリア国民軍憲兵隊が交戦(2021年11月9日)

ラッカ県では、SANA(11月9日付)やシリア人権監視団によると、トルコ占領下のタッル・ファンダル村近郊でシリア国民軍に所属するマジド軍団がシリア国民軍憲兵隊の車輌を攻撃、これに憲兵隊が応戦し、双方に死傷者が出て、車輌複数輌が大破した。

AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がイドリブ県アーフィス村近郊で土嚢を積んでいたトルコ軍の工兵部隊に対して機関銃を掃射し、威嚇(2021年11月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村近郊で土嚢を積んでいたトルコ軍の工兵部隊に対して機関銃を掃射し、威嚇した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

銃撃を受けたトルコ軍部隊は撤退した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方では、フライフィル村一帯でシリア軍と「決戦」作戦司令室が砲撃戦を行った。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルタアール村、カフル・アンマ村を砲撃した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県3件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3086363388273063

AFP, November 9, 2021、ANHA, November 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 9, 2021、Reuters, November 9, 2021、SANA, November 9, 2021、SOHR, November 9, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍がレバノン北部を領空侵犯、シリア沿岸部、中部をミサイル攻撃、兵士2人負傷(2021年11月8日)

SANA(11月8日付)は、軍筋の話として、イスラエル軍が午後7時16分、レバノンの首都ベイルート北の領空を侵犯し、同上空から、シリア沿岸部および中部に対してミサイル攻撃を発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、そのほとんどを撃破するも、兵士2人が負傷、若干の物的被害が出たと伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/639254097457671

**

シリア人権監視団によると、このミサイル攻撃によると思われる爆発が、タルトゥース県内のシリア軍基地で発生し、シリア軍兵士多数が負傷、またヒムス県、タルトゥース県の複数カ所で火災が発生した。

**

一方、ナシュラ(11月9日付)によると、レバノンのベカーア県ヘルメル郡のサフラート・マー町にシリア軍が発射したミサイルの残骸が落下し、民家複数棟が被害を受け、女性1人が負傷した。

AFP, November 8, 2021、ANHA, November 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2021、Elnashra, November 9, 2021、Reuters, November 8, 2021、SANA, November 8, 2021、SOHR, November 8, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市などで、シリア国民軍ハムザ師団の戦闘員どうしが交戦し、発端はトルコ軍装甲車密売と麻薬密造の容疑がかかる司令官どうしの対立(2021年11月8日)

アレッポ県では、SANA(11月8日付)、ANHA(11月8日付)によると、トルコの占領下にあるジンディールス町近郊のジャウラカーン村、アフリーン市で、シリア国民軍に所属するハムザ師団の戦闘員どうしが交戦し、戦闘員多数が死傷した。

シリア人権監視団によると、アブー・ジャービルを名乗る司令官が、ガーブ旅団のアラー・ジュナイド司令官の兄弟をジャウラカーン村で拘束したのが発端。

拘束された兄弟を奪還するため、ガーラ旅団がジャウラカーン村、カフルシール村、さらにはアフリーン市のハムザ師団の拠点に攻撃を加えたことを受けて、激しい戦闘になった。

ガーブ旅団の攻撃は、ハスナキー・バリール司令官の司令部にも及んだという。

ジュナイド司令官は、リビアでトルコ軍の装甲車1輌をロシアのワグネル・グループ社の傭兵に転売した容疑をかけられている。一方、アブー・ジャービル司令官、バリール司令官は麻薬密造を疑われている。

AFP, November 8, 2021、ANHA, November 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2021、Reuters, November 8, 2021、SANA, November 8, 2021、SOHR, November 8, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県では「人民諸派」がシリア民主軍を襲撃し兵士1人を殺害する一方、ダーイシュもシリア民主軍を襲撃(2021年11月8日)

ダイル・ザウル県では、SANA(11月8日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある県西部のジーア村とジャラーミダ村を結ぶ街道で「人民諸派」が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士を機関銃で襲撃し、1人を殺害した。

**

一方、シリア民主軍は、米主導の有志連合のヘリコプター支援を受けてスブハ村とフナイジーン村に突入し、住民2人を殺害、女性1人を含む多数を連行した。

シリア人権監視団によると、殺害されたのはダーイシュ(イスラーム国)に協力していたとされる男性。

また、連行されたのは元武器商人とその妻ら。

**

他方、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市で、シリア民主軍第1旅団の司令部に向けてダーイシュ(イスラーム国)がRPG弾を発射し、戦闘となった。

さらに、フナイジーン村では、民家複数棟と葬儀用テント1張を襲撃し、アダス部族の男性1人を殺害した。

ダーイシュが襲撃したのは、シリア民主評議会の農業委員会の委員長を務めるM.A氏、ダイル・ザウル民政評議会総合渉外局の議長を務めるN.A.氏、人民議会議員のM.A.氏の自宅などで、いずれもウバイダート部族に属しているという。

AFP, November 8, 2021、ANHA, November 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2021、Reuters, November 8, 2021、SANA, November 8, 2021、SOHR, November 8, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー県で地元民兵司令官、住民らが襲撃を受け死亡(2021年11月8日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町とウンム・ワラド村を結ぶ街道で、正体不明の武装集団がシリア軍に協力する地元民兵の司令官が乗った車を襲撃、司令官を含む2人を殺害した。

また、タスィール町でも住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

**

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を3件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3085556485020420

AFP, November 8, 2021、ANHA, November 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 8, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2021、Reuters, November 8, 2021、SANA, November 8, 2021、SOHR, November 8, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルキスタン・イスラーム党の仲介のもと、トルコ人、アゼルバイジャン人からなるジュンドッラーの完全武装解除と、指名手配者のシャーム解放機構側への身柄引き渡しを行うことで合意(2021年11月7日)

シリア人権監視団によると、トルキスタン・イスラーム党の仲介のもと、シャーム解放機構と、トルコ人、アゼルバイジャン人からなるジュンドッラー、東欧出身者からなる武装グループが会合を開き、ジュンドッラーらの完全武装解除と、指名手配者のシャーム解放機構側への身柄引き渡しを行うことで合意した。

武装解除されたジュンドッラーのメンバーらはラタキア県トルコマン山地方への残留を許されるが、シャーム解放機構はこの合意を拒否した者に対しては、退去されるか、攻撃を加えるとの姿勢を示している。

AFP, November 7, 2021、ANHA, November 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, November 7, 2021、Reuters, November 7, 2021、SANA, November 7, 2021、SOHR, November 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.