アフリーン解放軍団が声明を出しトルコ軍兵士3人とシリア国民軍戦闘員8人を殺害したと発表(2021年5月20日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、5月19日にトルコ占領下のアフリーン市近郊のバースーファーン村にある「傭兵」(シリア国民軍)の基地を攻撃、同地一帯でトルコ軍と交戦し、トルコ軍兵士3人とシリア国民軍戦闘員8人を殺害したと発表した。

ANHA(5月20日付)が伝えた。

AFP, May 20, 2021、ANHA, May 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2021、Reuters, May 20, 2021、SANA, May 20, 2021、SOHR, May 20, 2021などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県、ハマー県を砲撃(2021年5月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、カンスフラ村、バイニーン村、バーラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約8輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市で、シリア政府との和解に応じたハーリド・ブン・ワリード軍(ダーイシュ(イスラーム国))の元メンバーが、正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

またダルアー市でも、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバーが正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市で、数日前に地元の若者らと口論の末に1人を殴打し殺害したシリア軍第4師団のガイス・ダラー大佐の部隊(ガイス部隊)に所属する兵士1人が、復讐を受けて殺害された。

 

また、シリア政府の支配下にあるカナーキル村で、住民が逮捕者の釈放を求めるデモを行った。

さらに、ザーキヤ町では、壁に「アサド、そして彼の選挙に正統性はない」と書かれた落書きが発見された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を50件(イドリブ県31件、ラタキア県12件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を25件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 20, 2021、ANHA, May 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 20, 2021、Reuters, May 20, 2021、SANA, May 20, 2021、SOHR, May 20, 2021、May 21, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部を砲撃しシリア軍兵士4人が負傷(2021年5月19日)

アレッポ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、マルアナーズ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦、スーガーニカ村、バイナ村、クーリート村、マイヤーサ村を砲撃した。

この砲撃により、マルアナーズ村では、シリア軍兵士4人が負傷した。

シリア人権監視団によると、砲撃は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がバースーファーン村一帯に潜入し、シリア国民軍所属のシャーム軍団の拠点を襲撃、戦闘員5人を殺害したことへの報復で、マルアマーズ村にあるシリア軍の拠点も狙われた。

AFP, May 19, 2021、ANHA, May 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2021、Reuters, May 19, 2021、SANA, May 19, 2021、SOHR, May 19, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県で「決戦」作戦司令室とシリア軍が砲撃戦(2021年5月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、ファッティーラ村、カンスフラ村を砲撃した。

一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るジスル・シュグール市で、同機構の治安部隊が、フッラース・ディーン機構のメンバー1人を逮捕した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町とアイン・ズィクル村を結ぶ街道で、シリア軍第4師団の兵士1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県17件、ラタキア県14件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 19, 2021、ANHA, May 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 19, 2021、Reuters, May 19, 2021、SANA, May 19, 2021、SOHR, May 19, 2021、May 20, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市東を砲撃(2021年5月18日)

アレッポ県では、ANHA(5月18日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市東のフーシャリーヤ村、ジャート村を砲撃した。

AFP, May 18, 2021、ANHA, May 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2021、Reuters, May 18, 2021、SANA, May 18, 2021、SOHR, May 18, 2021などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県でシリア軍と「イランの民兵」を襲撃(2021年5月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるマスカナ市近郊のマトヤーハ村南でシリア軍第25師団と「イランの民兵」の四輪駆動車5台からなる車列を襲撃し、8人を殺害した。

AFP, May 18, 2021、ANHA, May 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2021、Reuters, May 18, 2021、SANA, May 18, 2021、SOHR, May 18, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局による燃料値上げに抗議するデモが各地で発生、アサーイシュの弾圧で多数が死傷(2021年5月18日)

北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)総司令部は声明を出し、自治局支配地の各所で、燃料価格を定めた司法決定第119号に抗議する平和的なデモが発生、「デモに乗じた一部のストーカー」が、住民と軍・治安機関を対立させ、住民に軍・民政機関の拠点や施設を襲撃させ、騒乱を発生させようとして、デモ参加者に発砲、住民と内務治安部隊隊員多数を負傷させたと発表した。

アサーイシュはまた、平和的デモに乗じた者たちに実弾を用いて対応したことを明らかにするとともに、住民に対してこうした争いに巻き込まれないよう注意を促した。

デモ発生を受けて、北・東シリア自治局執行評議会のビーリーファーン・ハーリド共同議長は声明を出し、5月19日に評議会の緊急会合を開催し、司法決定第119号の見直しを行うと発表、住民に対して、自治局支配地域に混乱と内乱をもたらそうとする勢力に荷担しないよう呼びかけた。

自治局ジャズィーラ地域の執行評議会も、シャッダーディー市でデモでの負傷者の一刻も早い回復を願うとする声明を出すとともに、自治局の法のもとで平和的且つ民主的な方法で表現の自由が保障されていると強調、混乱と内乱を誘発しようとする動きに注意するよう住民に呼びかけた。

ANHA(5月18日付)が伝えた

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一方、SANA(5月18日付)は、シリア政府と北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ市のヌシューワ地区(北・東シリア自治局支配地)のシャリーア交差点と、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市、アッターラ村で、住民が路上でタイヤを燃やすなどして、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の活動や犯罪・略奪行為に抗議するデモを実施したが、シリア民主軍が強制排除を試み、住民5人が死亡、女性1人と女児1人を含む多数が負傷したと伝えた。


シリア人権監視団の発表によると、アサーイシュの発砲での被害者は、シャッダーディー市で死者1人、負傷者5人、ハサカ市ヌシューワ地区では負傷者3人。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(5月18日付)が複数の地元メディア筋の話として伝えたところによると、サブア・ワ・アルバイーン町で1人、ハサカ市で1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、デモはまた、ハサカ市ムフティー地区、サーリヒーヤ地区、マルシュー交差点一帯、カーミシュリー市、サブア・ワ・アルバイーン町、マーリキーヤ(ダイリーク)市、アームーダー市、マアバダ(カルキールキー)町、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市でも発生、カーミシュリー市、アームーダー市、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、マアバダ町、タッル・ハミース市などでは多くの商店が店を閉めて、ストライキを実施した。

デモはこれ以外の都市・町・村(ダルバースィーヤ市など)でも呼びかけられたが、住民は厳戒態勢を敷くアサーイシュを怖れて街頭に出ることを控えたという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月18日付)によると、シリア民主軍がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるサアワ村にある民家1棟を急襲し、中にいた住民らと交戦、2人を殺害した。

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ラッカ県では、アイン・フラート(5月18日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市北のタルワーズィーヤ村で17日深夜から18日未明にかけて、シリア民主軍がシリア軍を拠点から排除しようとして戦闘が発生し、シリア軍兵士5人とシリア民主軍兵士2人が負傷した。

戦闘はロシア軍が介入して収束した。

AFP, May 18, 2021、ANHA, May 18, 2021、‘Ayn al-Furat, May 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2021、Reuters, May 18, 2021、SANA, May 18, 2021、SOHR, May 18, 2021などをもとに作成。

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ダルアー県ヒルバト・ガザーラ町でヒズブッラーに協力する男性1人が殺害される(2021年5月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるヒルバト・ガザーラ町で、レバノンのヒズブッラーに協力している男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を37件(イドリブ県16件、ラタキア県15件、アレッポ県4件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 18, 2021、ANHA, May 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 18, 2021、Reuters, May 18, 2021、SANA, May 18, 2021、SOHR, May 18, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市でダーイシュの宗教警察元司令官が刑務所内で拷問を受けて死亡(2021年5月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるタッル・アブヤド市で、ダーイシュ(イスラーム国)の宗教警察(ヒスバ)の元司令官が、拘束先のシリア国民軍憲兵隊刑務所で拷問を受けて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラージュー町でシリア国民軍所属のサマルカンド旅団の本部で何者かによって仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー2人が死亡した。

AFP, May 17, 2021、ANHA, May 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2021、Reuters, May 17, 2021、SANA, May 17, 2021、SOHR, May 17, 2021などをもとに作成。

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アル=カーイダ支配下のイドリブ県でトルコの侵攻作戦に参加した経験のあるシリア国民軍メンバーの遺体が発見される(2021年5月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、トルコの支援を受けるシリア国民軍所属の東部自由人連合のメンバー1人が遺体で発見された。

殺害されたメンバーは、トルコ軍による「オリーブの枝」作戦、「平和の泉」作戦に参加した戦闘員だという。

一方、シャーム解放機構の治安部隊はフーア市でフッラース・ディーン機構のメンバー2人を死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町で、シリア政府との和解に応じたシャーム自由人イスラーム運動の元メンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を53件(イドリブ県27件、ラタキア県15件、アレッポ県2件、ハマー県9件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は49件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を24件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 17, 2021、ANHA, May 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 17, 2021、Reuters, May 17, 2021、SANA, May 17, 2021、SOHR, May 17, 2021などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団がトルコ軍兵士1人とMiT隊員2人を殺害したと発表(2021年5月16日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、5月10日にトルコ占領下のジールバリー村近郊とバラーディー村近郊でトルコ軍の基地や拠点を襲撃し、トルコ軍兵士1人、国家情報機関(MiT)の隊員2人を殺害したと発表した。

ANHA(5月16日付)が伝えた。

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ハサカ県では、ANHA(5月16日付)によると、トルコの支援を受けるシリア国民軍の戦闘員どうしがタッル・タムル町西に位置するラシーディーヤ村、カースィミーヤ村で交戦した。

AFP, May 16, 2021、ANHA, May 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2021、Reuters, May 16, 2021、SANA, May 16, 2021、SOHR, May 16, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が「決戦」作戦司令室とイドリブ県とラタキア県を10回以上にわたり爆撃(2021年5月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバルナース村およびその周辺を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にカッバーナ村の丘陵地帯を爆撃した。

イドリブ県とラタキア県に対するロシア軍の爆撃は10回以上に及んだ。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナワー市で男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、革命青年連合のアフィーフ・ダッラー総裁がタルトゥース市とヒムス県ヒムス市を結ぶ街道を移動中に交通事故に遭い、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県20件、ラタキア県8件、アレッポ県5件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 16, 2021、ANHA, May 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 16, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 16, 2021、Reuters, May 16, 2021、SANA, May 16, 2021、SOHR, May 16, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、ダイル・ザウル県、ハマー県、ラッカ県で、ダーイシュを狙って180回以上の爆撃を実施(2021年5月15日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ダイル・ザウル県のビシュリー山一帯、ハマー県イスリヤー村一帯、ラッカ県とダイル・ザウル県の県境に位置する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って180回以上の爆撃を実施した。

AFP, May 15, 2021、ANHA, May 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2021、Reuters, May 15, 2021、SANA, May 15, 2021、SOHR, May 15, 2021などをもとに作成。

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クナイトラ県ウンム・バーディナ村の名士らは5月1日のシリア軍襲撃事件実行犯のシリア北部への追放を原則合意(2021年5月15日)

カーミシュリー県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局とウンム・バーティナ村の地元名士らが、同村に潜伏を続けていた指名手配者とその家族30世帯(150人)をシリア北部に追放することで原則合意した。

合意に先だって、シリア軍は同地に増援部隊を派遣し、圧力をかけていた。

クナイトラ県では5月1日、シリア政府の支配下にあるジャッバー村近郊にあるシリア軍の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

事件を受けて、シリア軍は襲撃に関与した住民10人が居住するウンム・バーティナ村の名士と協議、10人の身柄引き渡しを要求するとともに、同村を包囲していた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯、フライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアイン・ズィクル村で正体不明の武装集団が、シリア軍第112旅団の車輌1輌を襲撃し、兵士3人が死亡、2人が負傷した。

また、ジャムラ村近郊の街道で、男性1人とその妻が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, May 15, 2021、ANHA, May 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2021、Reuters, May 15, 2021、SANA, May 15, 2021、SOHR, May 15, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県で住民44人を拘束、連行(2021年5月14日)

ダイル・ザウル県では、SANA(5月14日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるシュハイル村、ザッル村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が13日晩から民家数十棟を急襲し、住民44人を拘束、連行した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷が爆発し、シリア軍兵士2人が死亡、4人が負傷した。

AFP, May 14, 2021、ANHA, May 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2021、Reuters, May 14, 2021、SANA, May 14, 2021、SOHR, May 14, 2021などをもとに作成。

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シリア軍は「決戦」作戦司令室支配下のハマー県、イドリブ県を砲撃(2021年5月14日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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シリア人権監視団によると、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下のナワー市で正体不明の武装集団がシリア軍兵士に銃を発砲、2人が死亡した。

また、フラーク市でも住民1人が何者かに銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を39件(イドリブ県23件、ラタキア県9件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 14, 2021、ANHA, May 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 14, 2021、Reuters, May 14, 2021、SANA, May 14, 2021、SOHR, May 14, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県とラッカ県の砂漠地帯でダーイシュを狙って爆撃を実施(2021年5月13日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県とラッカ県の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施した。

AFP, May 13, 2021、ANHA, May 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2021、Reuters, May 13, 2021、SANA, May 13, 2021、SOHR, May 13, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年5月13日)

アレッポ県では、ANHA(5月13日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマイヤーサ村、カールーティーヤ村、ブルジュ・カース村を砲撃した。

AFP, May 13, 2021、ANHA, May 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2021、Reuters, May 13, 2021、SANA, May 13, 2021、SOHR, May 13, 2021などをもとに作成。

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トルコのソイル内務大臣はイドリブ県に不法入国し、建設中のIDPsキャンプを視察(2021年5月13日)

トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣は、イドリブ県に不法入国し、避難民(IDPs)キャンプ3カ所を建設に携わるAFAD(内務省災害緊急事態対策庁)などの関係者とともに、視察し、住民にレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領のメッセージを伝えるとともに、子供たちにプレゼントを配った。

イェニ・シャファク(5月13日付)が伝えた。

一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市で、クファイル村出身の戦闘員1人が、バズィート村出身の戦闘員複数人と撃ち合いとなり、バズィート村の戦闘員1人が死亡、1人が負傷した。

これを受け、両村の戦闘員どうしの緊張が高まったが、シャーム解放機構が介入し、事態を収束させた。

他方、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山各所を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムザイリーブ町で、5月26日に投票が予定されている大統領選挙のボイコットを訴える張り紙が発見された。

張り紙には、「占領国イランの手先を選出するな」、「シリアの人口の半分を強制移住させた者を選出するな」などと書かれていたという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を66件(イドリブ県39件、ラタキア県17件、アレッポ県3件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は58件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を46件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 13, 2021、ANHA, May 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 13, 2021、Reuters, May 13, 2021、SANA, May 13, 2021、SOHR, May 13, 2021、Yeni Safak, May 13, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュを狙って25回以上の爆撃を実施(2021年5月12日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、5月9日にダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のアジージュ渓谷で開始したダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を完了したと発表した。

作戦では、ダーイシュ・メンバーの潜伏地複12カ所を突き止め、これを破壊したという。

ANHA(5月12日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯、とりわけビシュリー山一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って25回以上の爆撃を実施した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、イラク人難民1人の遺体が銃で撃たれて死亡した。

ダーイシュ(イスラーム国)メンバーの犯行と見られる。

AFP, May 12, 2021、ANHA, May 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2021、Reuters, May 12, 2021、SANA, May 12, 2021、SOHR, May 12, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2021年5月12日)

アレッポ県では、ANHA(5月12日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

AFP, May 12, 2021、ANHA, May 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2021、Reuters, May 12, 2021、SANA, May 12, 2021、SOHR, May 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機1機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県カッバーナ村の丘陵地帯を燃料気化爆弾で攻撃(2021年5月12日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機1機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村の丘陵地帯を燃料気化爆弾で攻撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

またシリア軍もハッダーダ村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、ファッティーラ村、サーン村、カドゥーラ村、カンダ村を砲撃した。

一方、アブザムー町にあるシャーム解放機構の本部内で爆発が発生し、メンバー1人が死亡、2人が負傷した。

死傷したのは爆発性戦争残存物(ERW)の処理を担当するメンバーだという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、マンスーラ村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナーフィア村とジャムラ村を結ぶ街道で住民が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を41件(イドリブ県21件、ラタキア県14件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を20件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 12, 2021、ANHA, May 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 12, 2021、Reuters, May 12, 2021、SANA, May 12, 2021、SOHR, May 12, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯でダーイシュを狙って45回以上の爆撃を実施(2021年5月11日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ハマー県、ラッカ県、ダイル・ザウル県の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)を狙って45回以上の爆撃を実施した。

一方、ダーイシュは、県西部の砂漠地帯にあるシリア軍と親民兵の拠点複数カ所を攻撃、パレスチナ人民兵のクドス旅団の戦闘員複数が死傷した。

AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。

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アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊を名乗る組織がイドリブ県でトルコ軍の車列を報復として襲撃したと発表(2021年5月11日)

シリア人権監視団によると、イドリブ県のカフルルースィーン村とバーブ・ハワー国境通行所で5月10日に発生したトルコ軍車列襲撃事件に関して、アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊を名乗る組織が声明を出し、ナイラブ村でトルコ軍車輌によって子供をひき殺されたたことへの報復だと発表し、犯行を認めた。

シリア人権監視団によると、アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊は「ジハード主義組織」だという。

「NATOトルコ」軍所属の軍用車列がイドリブ県北部のバーブ・ハワー国境通行所を通過するのを狙う」と題された声明の内容は以下の通り:

アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊の分隊が月曜日(5月10日)晩、カフルルースィーン村・バーブ・ハワー国境通行所間の街道に仕掛けた爆弾で、NATOトルコ軍の車列を狙った。これは、ナイラブ村で彼らが女児を殺害したことへの報復であり、装甲車1輌が破壊され、乗っていた兵士多数が死傷した。

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襲撃事件に関して、トルコ国防省はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、兵士1人が死亡、4人が負傷したと発表した。

春の盾作戦地域(イドリブ県)の補給部隊が2021年5月10日にロケット攻撃を受け、兵士1人が殉教し、4人が負傷し直ちに病院に移送された。

 

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一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍兵士1人が死亡、8人以上が負傷した。

AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍はダイル・ザウル県アジージュ渓谷でダーイシュに対する掃討作戦を開始、3日間で潜伏地複数カ所を突き止めたと発表(2021年5月11日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のアジージュ渓谷で5月9日からダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を開始、3日間で潜伏地複数カ所を突き止めたと発表した。

シリア民主軍はまた、米主導の有志連合の航空支援を受けて、同地に対して砲撃を実施したという。

ANHA(5月11日付)が伝えた。

AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍の砲撃でアレッポ県ウンム・フーシュ村一帯の小麦・大麦畑数十ヘクタールが焼失(2021年5月11日)

アレッポ県では、SANA(5月11日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村を砲撃した。

ANHA(5月11日付)やシリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、ウンム・フーシュ村一帯を砲撃、これによって火災が発生し、小麦・大麦畑数十ヘクタールが焼失した。

一方、ANHA(5月11日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)、ワーキー家、ファーキー家の民兵が撃ち合いなり、住民1人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるバーブ・ハイル村、ダーウーディーヤ村、ウンム・ウシュバ村を砲撃した。

AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室のアレッポ県、イドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2021年5月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるカフルナブル市などを砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原一帯を砲撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタルフィーター村で共和国護衛隊の傘下にある自警団が住民2人(兄弟)と口論となり、殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマハッジャ町近郊で、シリア軍第38航空旅団の士官(中尉)1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を44件(イドリブ県19件、ラタキア県16件、アレッポ県6件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を34件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。

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イスラエル軍ヘリコプターがシリア領空を侵犯し、ヒズブッラーに協力する男性1人を殺害(2021年5月10日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍ヘリコプターがシリア領空を侵犯、ハドル村西のアイン・ティーナ村近くにある拠点を攻撃し、レバノンのヒズブッラーに協力する男性1人を殺害した。

殺害されたのは、イスラエル占領下のマジュダル・シャムス村出身で、ハドル村に在住、父親がイスラエルの刑務所に収監されており、兄弟2人をクナイトラ県北部での反体制派との戦闘で失っている男性だという。

AFP, May 10, 2021、ANHA, May 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2021、Reuters, May 10, 2021、SANA, May 10, 2021、SOHR, May 10, 2021などをもとに作成。

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ハマー県でダーイシュの襲撃により親政権民兵4人死亡、ダイル・ザウル県スワル町ではシリア民主軍兵士1人が殺害される(2021年5月10日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるラフジャーン村近郊一帯に展開するシリア軍および親政権民兵の部隊が、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃を受けて、民兵4人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるスワル町で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人がダーイシュ(イスラーム国)と見られる武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, May 10, 2021、ANHA, May 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 10, 2021、Reuters, May 10, 2021、SANA, May 10, 2021、SOHR, May 10, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県でトルコ軍の車列が正体不明の武装集団の襲撃を受けて兵士ら負傷、死者が出たとの情報も(2021年5月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるバーブ・ハワー国境通行所とカフルルースィーン村を結ぶ街道で、トルコ軍の車輌7輌からなる車列の通過に合わせて、仕掛けられていた爆弾が爆発、正体不明の武装集団からRPG弾の攻撃を受け、複数の兵士が負傷、車輌が被害を受けた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

周辺地域では、現場に向かう救急車輌複数輛のサイレン音が聞こえ、一部兵士が死亡したとの情報もある。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるナイラブ村近郊で、トルコ軍の装甲車が女児1人をはねて、死亡させた。

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