イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県で少なくとも6件の違反行為を行う

スィジッル・センターによると、イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県で少なくとも6件の違反行為を行った。

違反行為の内訳は以下の通り。
・家宅捜索:1件
・検問所の設置:1件
・侵入作戦:2件
・航空機の飛行:1件
・その他の違反行為:1件

県別の内訳は以下の通り。

クナイトラ県
・家宅捜索:1件
・検問所の設置:1件
・侵入作戦:2件
・航空機の飛行:1件

ダルアー県
・その他の違反行為:1件

**

クナイトラ県では、SANAによると、軍用車両3台からなるイスラエル軍部隊が県南部のハイラーン村とラフィード町を結ぶ街道に侵入し、通行人および通行車両を検査する検問所を設置した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は県中部で照明弾を発射した。

シリア人権監視団によると、軍用車両6台からなるイスラエル軍部隊が県北部のジュバーター・ハシャブ村に侵入し、村の中心にある広場に展開した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャイバーニー外務在外居住者大臣は首都ダマスカスで、日本の岩本桂一中東アフリカ局長と会談

外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は首都ダマスカスで、日本の岩本桂一中東アフリカ局長と会談した。

会談では、両国間の二国間関係とその発展の方途について検討したほか、復興および投資に関する諸問題について協議し、シリアの統一と安定に対する支持を確認した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領は人民議会議長および同議会議員らとの会合を開く

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスの人民宮殿で、人民議会議長および同議会議員らとの会合を開いた。

会合には、アブドゥッラフマーン・バドルッディーン・アアマー大統領府事務総長、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣、マズハル・ワイス司法大臣、宗教問題およびメディア問題担当の大統領府顧問が同席し、政府活動の現状と複数の公共問題について話し合われた。

また、人民議会議員らは、取り上げられた議題に関して一連の意見を述べ、質問を行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハダス:シリアはイラクに対し、「イラク領内から発せられるいかなる攻撃も、報復なしには済まされない」と通告

ハダスはフェイスブックを通じて、イラクの政治筋が以下の通り述べたと伝えた。

• シリアはイラクに対し、「イラク領内から発せられるいかなる攻撃も、報復なしには済まされない」と通告した。
• シリアは、この警告を直接伝えるため、イラク政府関係者と連絡を取った。
• シリアはイラクに対し、国境付近で民兵組織の動きを確認していることを伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・アラブ戦線は発足声明を発表し、テロリストによる統治、外国の占領を拒否、国連安保理決議第2254号に沿った移行期の実施を主唱

シリア・アラブ戦線は、アサド政権崩壊以前のシリア・アラブ軍創設記念日にあたる8月1日に合わせて、フェイスブックを通じて発足を宣言する映像を公開した。

映像ではまず、ファーティマ・ジャイルーディーヤ氏がまず、シリア・アラブ軍創設記念日に寄せて、過去14年にわたるシリアに対する戦いを「世界が経験した最も苛烈で強大な戦争」と位置づけたうえで、軍の犠牲は「一時の敗北によって消し去られるものではない」と断じ、「アッラーの戦士たちは、この大地から消え去ることはない」としたうえでシリア・アラブ戦線の名の下に、「祖国の復活」を宣言すると表明した。

続いて、ジャイルーディーヤ氏は発足声明(声明第1号)を読み上げた。

声明の内容は以下の通り:

標語・スローガン:祖国、名誉、忠誠

原則と目標

第1 国土の解放と国家主権の回復
1. 複数の占領勢力に占領されているシリア・アラブの国土を、いかなる例外もなく解放する。なかでも、ゴラン高原に対するイスラエルの占領と、国家崩壊後にイスラエルが拡張したシリア領土のすべてを解放する。これは、シリア・アラブ共和国の全領土に対する主権を回復し、シオニスト、トルコ、米国によるものを含め、あらゆる形態の占領、介入、支配、および外国勢力によるシリア支配を終わらせるためである。また、外国勢力のさまざまな利益と野心に従って、シリアを外国勢力間の影響力争いや紛争の舞台に変えることを拒否する。
2. シリアを分断して弱体化させ、その国民を服従させ、資源を略奪し、シオニスト・米国・NATOの計画の野心に従属する脆弱な断片へと変えることを目的とした、分割、分離、恒久的勢力圏の計画を拒否する。また、シリア国民の利益、自由、主権に反する、いかなる外国勢力の野心も拒否する。
3. シリア国民だけが正統性の源泉であり、憲法上の手段と自由で公正な選挙を通じて、自らの指導部を選び、将来を形作る権利と決定権を有することを確認する。ゆえに、「革命」と呼ばれるものすべてを含む、外国に従属する革命政権は、権力を強奪し、主権を放棄し、国土とそのすべての能力を、祖国の自由と国民の尊厳を犠牲にして、占領者とその野心に引き渡すという祖国の敵の計画を実行する道具にすぎない。
4. 関連する国際的な準拠枠、とりわけ国連安保理決議第2254号に即して、公正かつ包括的な移行を実現する国民的政治プロセスに従って活動する。同決議は、恣意的な解釈を許さない法的枠組みであり、安保理自体が同決議を廃止する決定を行わない限り、誰も無視することのできない国連の準拠枠である。同決議は、すべての構成主体が参加する18ヵ月間の移行期政権が依拠する有効な統治の枠組みとなる。この期間に新憲法を制定し、1年半以内に国民投票に付す。軍と治安機関を再編し、18ヵ月の期間が終了した時点で議会選挙と大統領選挙を実施する。同決議は国家崩壊後に出されたものではなく、爆発的事態を回避するとの名目で、存続していた政権に履行を迫るために採択された。これは今日の状況にも当てはまる。権力の強奪はシリアの問題を解決せず、国内の爆発的事態を防ぐこともない。テロ組織の指導者たちが自らの首領を大統領として忠誠を誓う行為に、正統性を与えるものでもない。したがって、このプロセス全体は、外国に従属する、テロリストによる非合法な革命政権が消滅した後に始まる。我々が提案する新憲法には、本戦線の構想に示された条項が盛り込まれる。

第2 国家と市民権
1. シリアのアラブ人としての奥行きは、シリアの力を構成する最も重要な基盤の一つであり、歴史の深部に根差し、広がりを持つアイデンティティへの帰属であることを確認する。ただし、これはシリア国民を構成するいかなる民族または集団も、帰属、固有性、あらゆる権利と義務における平等から排除することを意味しない。
2. 正当かつ公正なアラブの諸問題、とりわけパレスチナ問題を擁護するうえで、シリアが歴史的、戦略的に果たしてきた役割を再び確立する。
3. 平等な市民権、法の支配、司法の独立、公共の自由ならびに意見・表現の自由の保護に基づく、近代的な民主主義シリア国家を建設する。宗派主義、人種差別、憎悪言説を排し、すべてのシリア人の間で平等と機会均等を確立する。宗教、宗派、民族、政治的帰属を理由とするいかなる差別も認めない。ただし、政治的帰属については、それが主権と尊厳の本質、および敵に対する明確な立場に反しないことを条件とする。
4. 自由な市民権の基準に即して、シリアのすべての人々の文化的、社会的、政治的、宗教的、民族的多様性を等しく尊重する。シリア社会のあらゆる集団と多様な特色が織り成す、多様性と調和の姿を豊かにするものを尊重し、市民権と国民統合の枠内で、シリア社会を構成するすべての集団を尊重して、その完全な権利を保障する。
5. 行政と地域開発の効率を高めると同時に、シリア国家の統一と主権を維持する行政的地方分権を採用する。

第3 正義と国民和解
1. シリア・アラブ戦線は、アラウィー派、ドゥルーズ派、クルド人、キリスト教徒、スンナ派を含むシリアの各構成主体が被った犯罪と重大な人権侵害の案件を、あらゆる能力を用いて国際的な司法機関と法廷に提出する。その一部、とりわけアラウィー派とドゥルーズ派に対するものは、ジェノサイド犯罪の水準に達した。これらには、女性の奴隷化、包囲、拉致など、人類にとって恥ずべき犯罪が伴った。あらゆる神聖なものを侵し、あらゆる一線を越えたテロリストに公正な処罰を科す。シリアを構成するすべての集団の保護は、最も重要な国民的義務だからである。
2. 拉致された者、行方不明者、強制失踪者全員の消息を明らかにし、テロリストの刑務所に恣意的に拘束されている人々の釈放に取り組む。家族が自らの子らの消息と、彼らに何が起きたのかという真実を知る権利を保障し、その責任者の責任を追及する。
3. 教会や聖廟を含む礼拝所と宗教的聖地に対して行われた攻撃を記録し、公正な司法手続きを通じて、その責任者の責任を追及する。
4. 被害者とその家族の権利を保障し、略奪された財産を取り戻し、不当な解雇を受けた人々の問題に対処する。また、シリアを支配するテロ勢力が所有者から略奪し、または領土拡張や占領の野心を抱く外国勢力の利益のために担保とした土地、不動産、財産について、所有者の権利を保護する公正な法的制度を設ける。
5. いわゆる「キャンプ」の現状への対処に取り組む。そこでは、シリア国民が悲惨な状況下で苦しんでいる。彼らは利用され、国家に対する非難と攻撃を引き起こす道具へと変えられた。その後、外国に従属するテロリストの革命政権とその支援者によって利用価値を失うと、困窮、飢餓、貧困の爪の間に放り出された。
6. あらゆる能力を用い、信頼性と真剣さを備えたすべての関係当事者と協力し、シリアから避難した人々の安全で公正な帰還に取り組む。帰還者の安全と権利を保障し、虚偽と欺瞞が明らかになった偽りの人道的主張を掲げる外国の計画のために、避難民とその苦痛が利用されることを防ぐ。
7. 真実、正義、責任追及、被害回復に基づく包括的な国民和解を実現し、信頼を再構築して、国家と社会の統一を維持する。

第4 軍、治安、主権
1. シリア軍はシリアのすべての人々から構成される統一された国民軍であり、宗教的、民族的な性格に左右されない。シリアを包摂するアイデンティティを反映し、祖国、その主権、領土の一体性を守るという重い誓いを担う。軍は国土を囲む防壁であり、名誉を担い、国家を守る砦であり、主権の誇りであり、存在の威厳である。
2. 国民を保護し、その権利を守ることを保証するため、専門的かつ法的な原則に基づいて国の治安機関を再建する。

第5 経済、開発、国家資源
1. 経済を再生し、すべてのシリア人に尊厳ある生活のための必要条件を確保する包括的な国家計画を開始する。国の富と資源を保護し、国益に反する形での浪費や処分を防止する。
2. 汚職と闘い、戦争で破壊されたものを復興し、シリア全土を対象とする均衡ある開発の基盤を構築する。
3. シリアの遺跡と文明遺産を保護し、略奪された文化財の回収に取り組み、その違法取引を防止する。

第6 政治と対外関係
国家の意思決定の独立とシリアの主権を完全に堅持しつつ、相互尊重と共通利益に基づく、各国との均衡ある政治関係を構築する。

続いて、アドナーン・アッザーム氏(フランス)、アラー・ハッザーニー氏(オランダ)、ワスィーム・ハラスターニー氏、ラマー・ムーサー氏(カナダ)、サラーフ・サラーマ氏(エジプト)が戦線の正式な発足に合わせて演説を行った。

そのうえで、ジャイルーディーヤ氏が、自身が書記長に、シリアの夜明け運動の総監であるアキール・ハナーヌー氏が副書記長に、アドナーン・アッザーム氏が事務局長に任命されたと発表、また戦線の各評議会と活動体系における名称、役職、任務については、数日中に順次明らかにすると付言した。

**

シリア・アラブ戦線はフェイスブックを通じて、シリアの暁運動が戦線に参加したことを宣言した声明を発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務治安局はダイル・ザウル県で総合情報機関と協力して特殊治安作戦を実施し、イスラーム国のテロ細胞を解体

内務治安局はフェイスブックを通じて、総合情報機関と協力して特殊治安作戦を実施し、ダイル・ザウル県で活動していたイスラーム国のテロ細胞を解体するとともに、その指導者および構成員数人を逮捕したと発表した。

作戦では、テロ細胞の構成員らが立てこもっていた複数の拠点を急襲、戦闘となり、手榴弾を投げて抵抗しようとしたアブドゥルファッターフを名乗る指導者を逮捕、アターッラーと呼ばれる暗殺作戦の責任者が所持していた自爆ベルトを起爆する前に無力化されたほか、ハイダル・ジャドアーン・ジャースィムと呼ばれる人物が逮捕され、所持していた武器、弾薬、爆発物ベルトが押収された

戦闘では、子ども1人が巻き添えとなって負傷し、治療を受けるため病院へ搬送された。

初期捜査の結果、同細胞がバーグーズ村およびシャアファ村一帯で複数のテロ犯罪を実行していたことが明らかになったという。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県タッル・ハミース町で、過去にシリア民主軍と関係があったことを理由に地元住民が排除されているとして抗議デモ

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・ハミース町で、住民が抗議デモを行い、地方行政機関における汚職、縁故主義的な人事運営に異議を唱え、移行期政権に同地域の行政責任者の更迭を求めた。

参加者らは、過去にシリア民主軍と関係があったことを理由に地元住民が排除されていると非難している。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、石油タンクローリー運転手らがキバル村、ハルムーシーヤ村で5日連続となるデモを行い、輸送運賃の低さ、積荷を降ろすまでの長時間の遅延、さらに仕事の配分を担当する「代理人」や仲介者によって、運転手らが受け取るべき金額の大部分が差し引かれていることに抗議した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県において、少なくとも10件の違反行為を行う

スィジッル・センターによると、イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県において、少なくとも10件の違反行為を行った。

内訳は以下の通り。
• 家宅捜索:1件
• 検問所設置:1件
• 越境侵入:5件
• 航空機の飛行:1件
• その他の違反:2件

県別内訳

クナイトラ県
• 検問所設置:1件
• 越境侵入:4件
• 航空機の飛行:1件
• その他の違反:2件

ダルアー県
• 家宅捜索:1件
• 越境侵入:1件

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、軍用車両6台からなるイスラエル軍部隊が県西部のラッカード渓谷方面に侵入、うち3台はラッカード渓谷橋に臨時の軍事検問所を設置、残る3台は地域の安全を確保するため橋の前方に展開、6台はその後撤退した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は県西部のマアリーヤ村と向かい合うラッカード渓谷地区に大型掘削機を搬入した。

掘削機の搬入は同軍が数日前から行っている未舗装道路の補修に伴うもの。

シリア人権監視団によると、戦車2両と軍用車両1台からなるイスラエル軍部隊がアブー・ギーサール丘の検問所から県西部のラッカード渓谷に侵入、街道方面に向けて発砲した。人的被害が生じたとの情報はなく、部隊はその後、占領地内へ再び撤退した。

**

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車両5台からなるイスラエル軍部隊が県中部のアジュラフ村へ侵入し、村内に臨時検問所を設置した。

兵士らはまた、アジュラフ村とウンム・バーティナ村を結ぶ街道に監視カメラを設置したほか、西サムダーニーヤ村内にもカメラ1台を設置した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は県中部農村地帯のマンタラ・ダム周辺で照明弾を発射した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県フーア市で、ウズベク人女性が夫に向けて発砲し殺害

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市で高齢のクルド人男性が、正体不明の武装グループによって至近距離から銃撃を受けて死亡した。

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、フーア市で、ウズベク人女性が夫に向けて発砲し、夫はその場で死亡した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスはイスラエル軍を脅迫

シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスはテレグラムを通じて、以下の通り発表した。

占領軍第210師団の兵士たちへ
自らの死を急ぐな。
お前たちが南部で日々行っている攻撃や慎重な越境侵入は、力の誇示ではなく、むしろ直接対決を恐れ、無力であることの決定的な証拠である。
お前たちの幻想は、戦場によって打ち砕かれることを確信せよ。
その時は、もう間もなく訪れる。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アンサール・アッラー(フーシー派)はサウジアラビアの石油タンカー8隻は航路を喜望峰経由に変更させたと発表

イエメン戦争広報局(アンサール・アッラー、フーシー派)はXを通じて、「封鎖には封鎖を」の方針に沿って、サウジアラビアの石油タンカー8隻は航路を喜望峰経由に変更させたと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はユネスコ世界遺産に登録されているレバノン南部のシャキーフ城一帯で大規模爆破を実施

AFP(ナハールネットが転載)によると、イスラエル軍はユネスコ世界遺産に登録されているレバノン南部のシャキーフ城一帯で深夜頃、大規模爆破を実施、周辺の村では窓ガラスが割れるなどの被害が発生した。

これに関して、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防相は共同声明で、イスラエル軍が約700トンの爆薬を使用し、同地にある「テロ用トンネル」を破壊したと発表した。

**

イスラエル軍はXを通じてシャキーフ城がある丘陵地帯の地下に広がるヒズブッラーのトンネル網の主要部分を破壊したと発表した。

**

ヒズブッラーはテレグラムを通じて声明を発表、レバノン政府がイスラエルによるテロ・犯罪行為の継続に「加担的」で阻止するための責任を果たしていないと非難した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県タッル市とアイン・マニーン町の間で飲料水用井戸と水資源の配分をめぐる対立が激化:後者の住民の抗議デモに内務治安局が介入し、暴行を加え、20人を逮捕

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タッル市とアイン・マニーン町の間で、飲料水用井戸と水資源の配分をめぐる対立が激化し、後者の住民が、自分たちの土地で許可なく井戸の掘削が続いていることに抗議してデモを行い、道路を封鎖するなどした。

これに対して、内務治安局が介入し、装甲車両と2,000人以上の治安要員を投入、約20人を逮捕する一方、住民らに暴行を加え、住民の反発と緊張がさらに高まった。

**

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、石油輸送タンクローリー運転手らが移行期政権当局に対し、仲介業者を介さずに輸送料金を直接支払う仕組みを保証するよう求めて抗議デモを行った。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、医学部学生らが高等教育科学研究省前で抗議集会を行い、専門研修医選抜に口頭面接の点数を組み込む制度に反対し、最終合計点から面接点を除外し、従来の制度へ戻すよう求めた。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タブカ市で住民らが公共サービスと生活状況の改善を要求する抗議デモを行った。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県で少なくとも10件の違反行為を行う

スィジッル・センターによると、イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県で少なくとも10件の違反行為を行った。

その内訳は以下の通り:

• 砲撃:1件
• 検問所設置:2件
• 越境侵入:5件
• 航空機飛行:2件

県別内訳

クナイトラ県
• 砲撃:1件
• 検問所設置:1件
• 越境侵入:4件
• 航空機飛行:1件

ダルアー県
• 検問所設置:1件
• 越境侵入:1件
• 航空機飛行:1件

**

クナイトラ県では、SANAによると、軍用車両3両からなるイスラエル軍部隊が県南部のブライカ村に展開し、軍事検問所を設置した。

また、ダルアー県では、イスラエル軍部隊が県西部のラッカード渓谷北方の未舗装道路を拡幅するため、工兵車両を投入した。

一方、シリア人権監視団によると、軍用車5両からなる部隊が県南部のラスム・サンド農場に侵入した。

また、シリア人権監視団が8月1日に発表したところによると、複数の軍用車両からなるイスラエル軍部隊が7月31日夕方に県中部のルワイヒーナ・ダム一帯に侵入し、ブライカ村に臨時検問所を設置した。

これと前後して、イスラエル軍の無人航空機がダルアー県西部ヤルムーク盆地上空を飛行しているのが確認された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス市の帰還者キャンプで正体不明の武装した男の銃撃により民間人6人が重軽傷

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市の帰還者キャンプで正体不明の武装した男の銃撃により民間人6人が重軽傷を負った。

**

ラタキア県では、SANAによると、麻薬対策局が治安作戦を実施し、容疑者2人を逮捕するとともに、大麻100キログラム、カプタゴン10万錠、医薬品5,000錠を押収した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アシャーラ市で若い男性が何者かに拉致され、その後遺体で発見された。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務治安局が前政権の情報部門で特殊任務部隊の司令官を務め、カーティルジー・グループの民兵とつながりがあり、クドス旅団への資金提供に関与していたとされるイブラーヒーム・マクタビー容疑者を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

外務在外居住者省はエジプトのダミエッタ港において無人航空機によって2隻の船舶が標的とされたことを強く非難

外務在外居住者省はフェイスブックを通じて声明を発表し、エジプトのダミエッタ港において無人航空機によって2隻の船舶が標的とされたことを強く非難した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県で少なくとも5件の違反行為を行う

スィジッル・センターによると、イスラエル軍はクナイトラ県およびダルアー県で少なくとも5件の違反行為を行った。

内訳は以下の通り:

• 砲撃:1件
• 越境侵入:1件
• 航空機飛行:2件
• その他の違反:1件

県別内訳

クナイトラ県
• 砲撃:1件
• 越境侵入:1件
• 航空機飛行:1件
• その他の違反:1件

ダルアー県
• 航空機飛行:1件

**

クナイトラ県では、SANAによると、イスラエル軍は県南部の東アフマル丘周辺を3発の砲弾で砲撃した。

**

イスラエル軍はXを通じて、レバノン南部のマジュダル・ズーン村で、カラシニコフ銃、弾倉、弾薬、手榴弾、爆薬、爆発装置、対戦車ミサイル、迫撃砲弾が発見され、同軍部隊がヒズブッラーによって使用されていた施設を破壊したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ドゥルーズ派宗教指導者の1人ファーディー・バドリーヤ師が治安局幹部の脅迫を受け、「尊厳の男たち」運動の構成員がスワイダー市にある同師の自宅周辺などに展開

スワイダー県では、スワイダー24によると、「尊厳の男たち」運動の構成員が、スワイダー市にあるドゥルーズ派宗教指導者の1人ファーディー・バドリーヤ師(アブー・サルマーン)の自宅周辺や市の出入口に展開した。

これは、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長であるヒクマト・ヒジュリー師の息子のサルマーン・ヒジュリー氏が統括する治安局の幹部であるアブドゥッラー・ラシード氏がバドリーヤ師を脅迫したのを受けたもの。

スワイダー24によると、これと並行して、「尊厳の男たち」運動の最高司令官であるマズィード・フダージュ氏(アブー・ズィヤーブ)は自宅でスワイダー県出身者の一団と会談、宗教的権威であるアミーン・サーイグ師の指針に基づき、ドゥルーズ派のアラブ・ムスリムとしてのアイデンティティを強調した。

**

シリア人権監視団によると、シャフバー町でサバーヤー・サナドが抗議集会を開催し、移行期政権の刑務所に収容されている拘束者および行方不明者の釈放を求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アレッポ大学は学生3人に対し前政権を支持するなどの規律違反を犯したとして、退学および学位資格の剝奪を含む懲戒処分

シリア人権監視団によると、アレッポ大学執行部は、文学部と人文科学部の学生3人に対し、前政権を支持するなどの規律違反を犯したとして、退学および学位資格の剝奪を含む懲戒処分を科した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県、ラッカ県、ハサカ県で新通貨への交換を求める住民が殺到、各地で抗議デモ:最高ファトワー評議会は、旧通貨の額面と異なる価値での交換を認めないと判断

シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市で、新通貨への交換期限が終了する前に貯蓄を新通貨へ交換しようと、県内各所から多数の住民が市内の中央銀行庁舎を訪れた。

しかし、新通貨が確保できていないことを理由に職員が業務を停止したため、住民らの間に強い怒りが広がった。

ラッカ県では、ラッカ市でも同様の住民らが郵便局に殺到した。

ハサカ県でも、ハサカ市で同様の混乱が確認されている。

シリア人権監視団によると、こうしたなか、ダイル・ザウル県東部のズィーバーン町で、住民が抗議デモを行い、タイヤを燃やすなどして、主要道路を封鎖した。

シリア人権監視団によると、クーリーヤ市では、旧通貨の受け取りを一部の両替商、商店などが拒否したことを受け、住民による抗議活動が行われ、幹線道路が封鎖された。

**

一方、SANAによると、最高ファトワー評議会は、旧シリア通貨を額面と異なる価値で売買・交換することは認められず、こうした売買・交換がリバー(利子・高利貸し)に該当するとの判断を下した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハマー市、イドリブ県ジスル・シュグール市で「神への冒瀆行為」に抗議するデモ

シリア人権監視団によると、ハマー県のハマー市では、「神への冒瀆行為」が広がっているとして、一部住民が市内各所で抗議デモを行った。

イドリブ県のジスル・シュグール市でも神への冒瀆を戒める警告文を記した横断幕が掲げられた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハサカ県、ラッカ県、アレッポ県、ラタキア県で生活環境の改善、契約職員への給与支払いなどを求めるデモ

ハサカ県では、ANHAによると、ハサカ市の教育局前で契約教員数十人が未払いとなっている給与の支給と教育省の正規職員としての採用を求めて座り込みデモを行った。

ANHAによると、タッル・タムル町で、周辺村落の住民が、生活環境の改善、燃料価格や生活必需品価格の引き下げを求める抗議デモを行い、M4高速道路、同町とハサカ市およびカーミシュリー市を結ぶ主要道路を封鎖した。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市の住民は、市内や周辺農地に依然として地雷や戦争残存爆発物が散在していることに抗議し、タイヤを燃やして市の入口を封鎖した。

シリア人権監視団によると、ラッカ市では、一部住民が約4ヵ月前に当局によって押収されたオートバイを返還するよう求めた。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、スィッリーン町で、教員数十人が未払い給与の速やかな支給を求めて抗議デモを行った。

シリア人権監視団によると、アレッポ市では、契約教員らが県庁舎前で雇用環境の改善を求めて座り込みデモを行った。

**

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市の教育局前で教員が抗議デモを行い、勤務先の固定と、契約時の勤務地への異動決定の撤回を求めた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャルア暫定大統領はUAEのムハンマド大統領と電話会談

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領はアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン大統領と電話会談を行い、二国間関係・協力強化の方策、地域情勢について意見を交わした。

(C)青山弘之 All rights reserved.

在シリア日本大使館の辻臨時代理大使とUN-Habitatのカナガシンガム地域プログラム部長が「ヒムス市における統合型都市再建および持続可能な固形廃棄物管理強化事業」に関する協定に署名

SANAによると、在シリア日本大使館の辻昭弘臨時代理大使と、国連人間居住計画(UN-Habitat)のパトリック・カナガシンガム地域プログラム部長が、外務在外居住者省国際協力局の後援、地方行政環境省のユースフ・シャラフ環境担当次官の立ち会いのもと、首都ダマスカスの地方行政環境省で「ヒムス市における統合型都市再建および持続可能な固形廃棄物管理強化事業」に関する協定に署名した。

総額950万ドルの予算による同事業は、ヒムス市における総合的な都市復興を支援することを目的としており、旧時計広場周辺市場の再編・改修、市当局の住民対応および行政サービス管理能力の強化、日本の福岡方式を用いた主要廃棄物処分場の改修、ごみ収集・運搬・維持管理用車両・機材を市当局への供与が行われる。

**

在日本シリア大使館(フェイスブック)によると、調印に際して、辻臨時代理大使は以下の通り述べた。

本事業を通じて、日本はヒムス市における都市インフラの復旧、固形廃棄物管理システムの強化、市当局の能力向上を支援します。また、本事業では、持続可能な固形廃棄物管理に関する日本の長年にわたる知見を活用します。
本事業は、単なるインフラへの投資ではありません。人々への投資であり、地域社会への投資であり、そしてシリアの未来を支えるレジリエンス(回復力)への投資です。

**

在日本シリア大使館はフェイスブックを通じて、辻臨時代理大使が(先週)、UNDPシリア事務所とともにアレッポ城を訪問し、アレッポ県のヌール・ハッバーク城塞管理局長と会談したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イエメン戦争広報局(アンサール・アッラー、フーシー派)はサアダ県上空で敵サウジアラビア軍のカリヤール型偵察機を迎撃

イエメン戦争広報局(アンサール・アッラー、フーシー派)はXを通じて、サアダ県上空で敵サウジアラビア軍のカリヤール型偵察機を迎撃したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍の攻撃でイラク人民動員隊のメンバー多数が死傷

AP(ナハールネット転載)によると、ヨルダン軍は29日未明、イランから発射されたミサイル5発を迎撃したと発表した。

その数時間前には、米中央軍(CENTCOM)がサウジアラビア軍と共同で、中東に展開する米軍部隊に向けて発射されたイランのミサイルによる一斉攻撃を阻止したと発表した。

**

これに関して、イラク・イスラーム抵抗テレグラムを通じて、人民動員隊がサウジアラビアへの攻撃にも関与していないにもかかわらず、米軍の攻撃を受け、多数の死者と負傷者が出たと発表した。

**

シリア・イスラーム抵抗戦線ウーリー・バアスはテレグラムを通じて、人民動員隊に対する米軍の攻撃を非難し、犠牲者に哀悼の意を示した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン南部でイスラエル軍とヒズブッラーが交戦

イスラエル軍はXを通じて、レバノン南部のラアス・バイヤーダ村地域内でカラシニコフ銃、RPG、爆発物、手榴弾、弾倉、その他の軍事装備を発見、また同地で兵士らに脅威を及ぼそうとして不審者が接近してきたため、この不審者に向けて発砲したと発表した。

イスラエル軍はXを通じて、レバノン南部にある国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の建物から約300メートル離れた建設資材を製造する工場の地下に作られていたヒズブッラーの地下トンネル網を解体したと発表した。

イスラエル軍はXを通じて、ヒズブッラーがレバノン南部のアリー・ターヒル丘一帯にいたイスラエル軍の工兵車両に向けて、爆発物を搭載した無人航空機を発射したと発表、停戦違反だと非難した。

**

ナハールネットによると、イスラエル軍はカフルシューバー村で道路や建物をブルドーザーで破壊、カンタラ村やタッルーサ村の住宅に放火・爆破した。

また、イスラエル軍砲兵部隊が「イエロー・ライン」上の戦略的高地であるアリー・ター丘を砲撃した。

さらに、軍用車両がアイター・ジャバル村郊外に侵入したほか、夜間にはナバティーヤ・ファウカー村、東ザウタル村、カフル・ティブニート村、マンスーリー村、マジュダル・ズーン村で砲撃と激しい爆発が発生した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

CNNは昨年7月に移行期政権の軍部隊がスワイダー市の病院内でボランティアの青年を殺害する様子を撮影した映像を公開、医療スタッフらの証言をもとに病院を掌握した軍部隊を特定したと伝える

CNN(アラビア語版)は、昨年7月の「黒い7月」事件を検証するレポートを放映し、移行期政権の軍部隊がスワイダー市の病院内でボランティアの青年を殺害する様子を撮影した映像を公開、医療スタッフらの証言をもとに病院を掌握した軍部隊を特定したと伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.