レバノンの動き:ヒズブッラーがイスラエル軍偵察部隊を攻撃(2014年10月7日)

ヒズブッラーは、シャブアー農場(ナバティーヤ県ハースバイヤー郡、イスラエル占領下)でイスラエル軍の偵察部隊を狙って爆弾を爆破、イスラエル兵2人を負傷させた。

ヒズブッラーによると、作戦は午前2時22分、「殉教者ハサン・アリー・ハイダル隊」によって実行されたという。

作戦は、シャブアー農場入り口のサッダーナ地区の軍道で行われたという。

これを受け、イスラエル軍はレバノン領内(シャブアー農場・カフルシューバー一帯)のヒズブッラーの陣地2カ所に対して報復の砲撃を行った。

だがマナール・チャンネル(10月7日付)によると、このうちの一カ所はUNIFILの拠点だったという。

なお、10月5日には、イスラエル軍がシャブアー農場に近いサッダーナ地区のレバノン軍拠点に発砲し、レバノン軍兵士1人が負傷しており(https://syriaarabspring.info/wp/?p=15052)、ヒズブッラーの攻撃はこの報復だと思われる。

AFP, October 7, 2014、AP, October 7, 2014、ARA News, October 7, 2014、Champress, October 7, 2014、al-Hayat, October 8, 2014、Kull-na Shuraka’, October 7, 2014、al-Mada Press, October 7, 2014、Naharnet, October 7, 2014、NNA, October 7, 2014、Qanat al-Manar, October 7, 2014、Reuters, October 7, 2014、SANA, October 7, 2014、UPI, October 7, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヘルメル市に迫撃砲着弾(2014年10月6日)

NNA(10月6日付)によると、ベカーア県ヘルメル市に、東レバノン山地(対シリア国境地帯)から迫撃砲弾複数発が打ち込まれた。

AFP, October 6, 2014、AP, October 6, 2014、ARA News, October 6, 2014、Champress, October 6, 2014、al-Hayat, October 7, 2014、Kull-na Shuraka’, October 6, 2014、al-Mada Press, October 6, 2014、Naharnet, October 6, 2014、NNA, October 6, 2014、Reuters, October 6, 2014、SANA, October 6, 2014、UPI, October 6, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヒズブッラーとヌスラが交戦(2014年10月5日)

ナハールネット(10月5日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がシリア領(ダマスカス郊外県アッサール・ワルド町郊外)からベカーア県バアルベック郡ブリータール村郊外(ナビー・シート村郊外)の無人地帯に潜入し、ヒズブッラー戦闘員の哨所を襲撃した。

ヒズブッラー戦闘員はヌスラ戦線を撃退し、ヌスラ戦線戦闘員数十人を殲滅したが、戦闘でヒズブッラー戦闘員5人が死亡した。

Naharnet, October 5, 2014
Naharnet, October 5, 2014

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NNA(10月5日付)によると、北部県アッカール郡のカビール川流域のドゥバービーヤ村郊外に、シリア領から発射された迫撃砲弾複数発が着弾した。

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レバノン軍は声明を出し、イスラエル軍がシャブアー農場に近いサッダーナ地区のレバノン軍拠点に発砲し、レバノン軍兵士1人が負傷した。

AFP, October 5, 2014、AP, October 5, 2014、ARA News, October 5, 2014、Champress, October 5, 2014、al-Hayat, October 6, 2014、Kull-na Shuraka’, October 5, 2014、al-Mada Press, October 5, 2014、Naharnet, October 5, 2014、NNA, October 5, 2014、Reuters, October 5, 2014、SANA, October 5, 2014、UPI, October 5, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:アルサールでレバノン軍が発砲(2014年10月4日)

LBCI(10月4日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外でレバノン軍が武装集団に対して発砲した。

AFP, October 4, 2014、AP, October 4, 2014、ARA News, October 4, 2014、Champress, October 4, 2014、al-Hayat, October 5, 2014、Kull-na Shuraka’, October 4, 2014、LBCI, October 4, 2014、al-Mada Press, October 4, 2014、Naharnet, October 4, 2014、NNA, October 4, 2014、Reuters, October 4, 2014、SANA, October 4, 2014、UPI, October 4, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:レバノン軍兵士解放(2014年10月1日)

ナハールネット(10月1日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で9月半ばにジハード主義武装集団に拉致されていたレバノン軍兵士1人が解放された。

AFP, October 1, 2014、AP, October 1, 2014、ARA News, October 1, 2014、Champress, October 1, 2014、al-Hayat, October 2, 2014、Kull-na Shuraka’, October 1, 2014、al-Mada Press, October 1, 2014、Naharnet, October 1, 2014、NNA, October 1, 2014、Reuters, October 1, 2014、SANA, October 1, 2014、UPI, October 1, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ハリーリー元首相がシリア国民連合を批判(2014年9月28日)

ムスタクバル潮流代表のサアド・ハリーリー元首相は、レバノン軍によるシリア人避難民への処遇を批判する書簡を国連安保理宛に提出したシリア革命反体制勢力国民連立の対応に関して、「連立は避難民の人権を擁護する権利があるかもしれないが、避難民や反乱軍に関心を示すなら…、8月にイスラーム主義者に拉致されたレバノン軍兵士や治安部隊隊員の釈放を求めるべきだ」と批判した。

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「オメガ・チーム」を名乗る若者グループが、ベイルート県内にあるジャズィーラ・チャンネルの支局で、座り込みのデモを行い、ツイッターを通じてレバノン軍を侮辱した同チャンネルの名物アナウンサーのファイサル・カースィム氏の解任を求めた。

AFP, September 28, 2014、AP, September 28, 2014、ARA News, September 28, 2014、Champress, September 28, 2014、al-Hayat, September 29, 2014、Kull-na Shuraka’, September 28, 2014、al-Mada Press, September 28, 2014、Naharnet, September 28, 2014、NNA, September 28, 2014、Reuters, September 28, 2014、SANA, September 28, 2014、UPI, September 28, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:「自由シリア軍」が人質解放の仲介を準備(2014年9月27日)

ムスタクバル潮流のジャマール・ジャッラーフ議員は、ムスタクバル・テレビ(9月27日付)で、「自由シリア軍」が、拘束中のレバノン軍兵士・内務治安軍総局隊員の解放のため、シャームの民のヌスラ戦線との交渉を仲介しようとしていると述べた。

ただし、実際の交渉はまだ行われていないという。

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ナハールネット(9月27日付)は、シャームの民のヌスラ戦線が、拘束中のレバノン軍兵士・内務治安軍総局隊員の解放をめぐる交渉に関して、「ヒズブッラーが交渉を妨害することをレバノン当局が黙認している」と非難するビデオ声明を出した、と伝えた。

AFP, September 27, 2014、AP, September 27, 2014、ARA News, September 27, 2014、Champress, September 27, 2014、al-Hayat, September 28, 2014、Kull-na Shuraka’, September 27, 2014、al-Mada Press, September 27, 2014、al-Mustaqbal TV, September 27, 2014、Naharnet, September 27, 2014、NNA, September 27, 2014、Reuters, September 27, 2014、SANA, September 27, 2014、UPI, September 27, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:人質釈放に向けてシリア人が仲介(2014年9月26日)

LBCI(9月26日付)は、シャームの民のヌスラ戦線が拘束中のレバノン軍・内務治安軍総局の解放をめぐって、「シリア人どうしの交渉」が行われていると報じ、ヌスラ戦線以外の武装集団が仲介にあたっていることを明らかにした。

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NNA(9月26日付)によると、レバノン山地県ジュベイル市で内務治安軍総局がレバノン人2人とシリア人1人をテロ未遂容疑で逮捕した。

AFP, September 26, 2014、AP, September 26, 2014、ARA News, September 26, 2014、Champress, September 26, 2014、al-Hayat, September 27, 2014、Kull-na Shuraka’, September 26, 2014、LBCI, September 26, 2014、al-Mada Press, September 26, 2014、Naharnet, September 26, 2014、NNA, September 26, 2014、Reuters, September 26, 2014、SANA, September 26, 2014、UPI, September 26, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線メンバーら80人が逮捕(2014年9月25日)

NNA(9月25日付)によると、レバノン軍はベカーア県バアルベック郡アルサール村および北部県トリポリ市で強制捜査・摘発を行い、シリア人、レバノン人を約80人(アルサール村で約60人、トリポリ市で約20人)を逮捕した。

逮捕者の容疑は、シャームの民のヌスラ戦への所属、公文書偽造などだという。

なお逮捕に際して、レバノン軍の発砲で1人が死亡、数人が負傷した。

Naharnet, September 25, 2014
Naharnet, September 25, 2014

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シリア革命反体制勢力国民連立は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村一帯のシリア人避難民キャンプへのレバノン軍の突入と、シリア人数百人の拘束を「蛮行」と非難した。

AFP, September 25, 2014、AP, September 25, 2014、ARA News, September 25, 2014、Champress, September 25, 2014、al-Hayat, September 26, 2014、Kull-na Shuraka’, September 25, 2014、al-Mada Press, September 25, 2014、Naharnet, September 25, 2014、NNA, September 25, 2014、Reuters, September 25, 2014、SANA, September 25, 2014、UPI, September 25, 2014などをもとに作成。

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米軍によるシリア爆撃:ダーイシュ、ヌスラ、ホラサンの拠点を攻撃(2014年9月23日)

米中央軍は23日未明から早朝にかけて、サウジアラビアなどアラブ諸国5カ国の軍とともに、シリア北部および東部のダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ホラサン拠点などに対して空爆を行った。

米国防総省が発表した。

空爆が行われたのは、ラッカ県、アレッポ県、ハサカ県、ダイル・ザウル県、イドリブ県郊外のダーイシュ、ヌスラ戦線、ホラサンの司令部、指揮系統・保管・資金・関連施設、車輌などで、複数の戦闘員が死傷したという。

BBC(9月23日付)によると、空爆はF-15Es、F-16s、FA-18s戦闘機、B-1爆撃機、F-22ステルス戦闘機、RQ-1無人戦闘機などが14回にわたって実施、また紅海、アラビア湾に展開する米軍艦艇からトマホーク・ミサイル47発が発射された。

『ハヤート』(9月24日付)によると、ダーイシュ拠点への空爆が14回、ホラサン拠点への空爆が8回行われ、160発以上のミサイルが使用され、またトマホーク巡航ミサイルによる攻撃も47回行われたという。

空爆には、米軍のほか、サウジアラビア、ヨルダン、カタール、UAE、バーレーンの5カ国が参加した。

シリア人権監視団によると、米軍によるシリア空爆で、ダーイシュ戦闘員70人以上(外国人を含む)が死亡、約300人が負傷した。

負傷したダーイシュ戦闘員のうち100人以上が重態で、その一部はイラク領内に搬送されたという。

また米軍の空爆では、ヌスラ戦線の戦闘員50人以上も殺害された。

死亡したヌスラ戦線戦闘員のほとんどは外国人なのだという。

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空爆の数時間前に、米国のサマンサ・パワー国連代表大使が、国連総会に出席するためにニューヨークを訪問しているイラクのイブラーヒーム・ジャアファリー外務大臣を通じて、シリアのバッシャール・ジャアファリー国連代表に、書簡で空爆を行う旨、通告した、という。

これに関して、ジェニファー・サキ米国務省報道官は、「空爆実施について軍事レベルでシリア政府には通告しなかった…。(9月10日のオバマ大統領の)演説以降、我々はシリア政府に直接、そしてパワー国連大使経由でシリアの国連代表に、行動する意思を知らせてきた」と述べた。

また、シリア外務在外居住者省は声明を出し、「米国とその同盟国が攻撃の数時間前に、シリア国内の複数地域でダーイシュに対する攻撃を行う報告がシリア国連代表に対して昨日(22日)なされた」と発表した。

そのうえで声明は「シリアは、主権を完全に尊重したかたちでテロとの戦いに協力すると折に触れ、表明してきた。また国連憲章を尊重する必要があるとする多くの国を支持してきた」と述べ、空爆への批判を明言することを避けた。

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ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(9月23日付)によると、米軍の空爆は20回以上(ラッカ市が18回、タブカ航空基地一帯が5回、タッル・アブヤド市が3回、アイン・イーサー市が3回)にわたって行われた。

標的となったのは以下の通り:

1. ラッカ市県庁

2. ラッカ市フルースィーヤ検問所・施設(市西部)

3. ラッカ市前哨基地(市南部)

4. ラッカ市総合情報部ラッカ支部(国立病院横)

5. タブカ航空基地

6. タブカ市東部

7. タッル・アブヤド市

8. 第93旅団基地(アイン・イーサー市)

一方、ラッカ報道センター(9月23日付)は、米軍の偵察機がラッカ市内の通信塔に衝突し、墜落したと報じ、倒壊した通信塔の写真を公開した。

RMC, September 23, 2014
RMC, September 23, 2014

他方、SANA(9月23日付)によると、ダーイシュによって制圧されているマアダーン町に対しても米軍は空爆を行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍は、ダイル・ザウル市西方のダーイシュの軍事教練キャンプ、司令部、ブーカマール市などを9回にわたって空爆したという。

一方、SANA(9月23日付)によると、米軍は、ダーイシュが占拠するブーカマール市の農業高等学校、穀物サイロ、スワイイーア村、ティブニー町を空爆し、ダーイシュ戦闘員を殺傷、車輌などを破壊した。

また、ダイル・ザウル市ミウバーラ地区、スィヤーサ橋一帯、ハウィーカ地区で、シリア軍がダーイシュへの攻撃を続け、複数の戦闘員を殺傷した。

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イドリブ県では、ハラブ・ニュース(9月23日付)によると、米軍がカフルダルヤーン村にあるシャームの民のヌスラ戦線拠点を空爆し、ヌスラ戦線戦闘員15人のほか、子供4人を含む住民11人が死亡した。

また、Orient Net(9月23日付)によると、カフルダルヤーン村にあるヌスラ戦線戦闘員の住居や武器弾薬庫などを標的とした米軍によるこの空爆(2度にわたって行われたという)、「世界6強の狙撃手」の異名をとっていたクウェート人ヌスラ戦線戦闘員のアブー・ユースフ・クワイティー氏が死亡した。

Orient Net, September 23, 2014
Orient Net, September 23, 2014

一方、ARA News(9月23日付)によると、米軍はカフルダルヤーン村のほか、サルマダー市にあるヌスラ戦線の武器弾薬庫を空爆した。

また『ハヤート』(9月25日付)によると、米軍の空爆により、ヌスラ戦線の狙撃手アブー・ユースフ・トゥルキー市(アブー・バッラー)が死亡した。

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アレッポ県では、『ハヤート』(9月24日付)によると、米軍はアレッポ県郊外のホラサン拠点複数カ所に対して空爆を行った。

ARA News(9月23日付)によると、米軍はアウラム・スグラー村、アレッポ市郊外のムハディスィーン地区にあるヌスラ戦線、ムハーリジーン軍の拠点2カ所をミサイル3発で攻撃した。

また米軍はダーイシュが包囲するアイン・アラブ市西方のタアラク村一帯に対しても空爆を行った。

ARA News(9月25日付)が、複数の地元筋の情報として報じたところによると、米軍主導の有志連合は23時30分頃に、アイン・アラブ市周辺のダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数カ所に対して空爆を行ったという。

この空爆は、同市東部のカラフ・ムーグ村一帯、南部のルーフィー村一帯、西部のスィフティク村一帯に及んだという。

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ハサカ県では、ARA News(9月23日付)によると、米軍は、イラク国境に近いフール村西方のハーヌーティーヤ湖畔にあるダーイシュの基地を空爆したが、ダーイシュは戦闘員を(ハサカ市方面へ)避難させており、死傷者はほとんどでなかった。

なお米軍による空爆に先だって、ハサカ県南部一帯で国籍不明の航空機が偵察活動を行い、また空爆の直後には、スホーイ戦闘機(シリア軍と思われる)による空爆が継続されたという。

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バラク・オバマ米大統領は、シリア領内での空爆開始に関して、「我々は米国民を脅かすテロリストに「聖域」を与えない」と強調した。

また米統合参謀本部のウィリアム・メイビル作戦部長は、シリアへの空爆が「始まりに過ぎない」と述べ、作戦が長期化する見通しを示した。

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ヨルダンのムハンマド・ムーマニー情報通信担当国務大臣(内閣報道官)は「シリア国内のダーイシュ拠点に対する米国の空爆にほかのアラブ諸国4カ国とともに参加した」ことを明らかにした。

これに関して、ヨルダン軍は声明を出し、戦闘機複数が作戦に参加し無事帰還したと発表した。

またヨルダン軍は声明を出し、「北部国境近く」(シリア南部)で、「テロ集団がヨルダン領内での作戦実施の拠点としていた複数カ所」を空爆したと発表した。

空爆がシリア領内、ヨルダン領内のいずれにおいて行われたかは不明。

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UAE外務省は声明を出し、同国空軍がダーイシュに対する空爆に参加したことを明らかにした。

さらに、バーレーン国営通信(9月23日付)は、バーレーン軍総司令部からの情報として、同国軍がダーイシュ拠点への空爆に参加した、と報じた。

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ロシア外務省は声明を出し、米軍によるシリア領内への空爆に関して「国際法に合致するかたちでのみ行うことができるが、一方の当事者からの正式の通知だけでなく、シリア政府との明確な合意、ないしは国連安保理決議での合意が必要」との見解を示し、異議を唱えた。

そのうえで「地域諸国の主権を侵害するような地政学的な目的を実現しようとする試みは、緊張と不安定を助長するだけだ」と批判した。

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イランのハサン・ロウハーニー大統領は、米軍によるシリア空爆に関して「主権国家に対するいかなる空爆も、国連安保理決議の枠内か、空爆対象国首脳からの正式要請のもとになされねばならない」と述べ、批判的な姿勢を示した。

IRNA(9月23日付)が伝えた。

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ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長はテレビ演説を行い、米軍によるシリア空爆に関して、「米国こそがテロの生みの親、元凶であり、シオニスト・テロ国家の絶対的な支援者だ…。我々は、ダーイシュを標的としようとしまいと、米国の軍事介入、国際的な同盟に反対する」と述べた。

またレバノン情勢をめぐっては、シリアとイラクでの軍事行動に参加している「国際的な同盟が、レバノン支援を望んでいるのなら、まずテロ組織への資金供与と教練を停止し…、レバノン軍に武器を供与し…、シリア人避難民の問題を解決すべきだ」と強調した。

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PKK元指導者で現在、終身刑を受けてトルコ国内で服役中のアブドゥッラ・オジャラン氏は弁護士を通じて声明を出し、「すべてのクルド人民に、広範にわたるこの戦争のなかで包括的な抵抗を開始することを呼びかける」と発表した。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、米国によるシリア領内への空爆に関して「バッシャール・アサド大統領に対する戦いに資するだろう」と歓迎の意を示した。

またシリア革命反体制勢力国民連立ハーディー・バフラ議長は、米軍によるシリア空爆に関して「シリア政府が民間人を攻撃しないよう飛行禁止空域を設置すべき」と述べる一方、「我々のパートナーの支援のもと、我々は早急に武装部隊を教練するための計画を実施し、現地での戦闘を担う」との希望を述べた。

『ハヤート』(9月24日付)が伝えた。

AFP, September 23, 2014、AP, September 23, 2014、ARA News, September 23, 2014、September 25, 2014、BNA、September 23, 2014、Champress, September 23, 2014、al-Hayat, September 24, 2014、September 25, 2014、HNN, September 23, 2014、IRNA, September 23, 2014、Kull-na Shuraka’, September 23, 2014、al-Mada Press, September 23, 2014、Naharnet, September 23, 2014、NNA, September 23, 2014、Orient Net, September 23, 2014、Reuters, September 23, 2014、RMC, September 23, 2014、SANA, September 23, 2014、UPI, September 23, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:フライティー家子息2人が釈放(2014年9月21日)

NNA(9月21日付)によると、19日にベカーア県バアルベック郡で、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拉致されているレバノン軍、内務治安軍総局の家族が拉致していた5人のうち2人(フライティー家の子息)が釈放された。

AFP, September 21, 2014、AP, September 21, 2014、ARA News, September 21, 2014、Champress, September 21, 2014、al-Hayat, September 22, 2014、Kull-na Shuraka’, September 21, 2014、al-Mada Press, September 21, 2014、Naharnet, September 21, 2014、NNA, September 21, 2014、Reuters, September 21, 2014、SANA, September 21, 2014、UPI, September 21, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヒズブッラー検問所への自爆攻撃で3人死亡(2014年9月20日)

NNA(9月20日付)によると、ベカーア県バアルベック郡フライバ村郊外にあるヒズブッラーの検問所に対して、武装集団が爆弾を積んだ車で自爆攻撃を行い、3人が死亡した。

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シャームの民のヌスラ戦線は、拘束していたレバノン軍兵士のムハンマド・ハミーヤ氏の処刑映像を公開した。

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NNA(9月20日付)によると、ベカーア県アルサール郡アルサール村郊外にある武装集団拠点をレバノン軍が砲撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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レバノンの声(9月20日付)によると、ベカーア県バアルベック郡で、武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拉致されているレバノン軍、内務治安軍総局の家族が、武装集団に協力的だとされるフジャイリー家、フライティー家の子息5人を拉致した。

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ナハールネット(9月20日付)によると、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡サルダー村にイスラエル軍の無人偵察機が侵犯、レバノン軍が撃墜した。

AFP, September 20, 2014、AP, September 20, 2014、ARA News, September 20, 2014、Champress, September 20, 2014、al-Hayat, September 21, 2014、Kull-na Shuraka’, September 20, 2014、al-Mada Press, September 20, 2014、Naharnet, September 20, 2014、NNA, September 20, 2014、Reuters, September 20, 2014、SANA, September 20, 2014、UPI, September 20, 2014、Voice of Lebanon, September 20, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線がレバノン軍兵士を処刑(2014年9月19日)

アナトリア通信(9月19日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線は、拘束していたレバノン軍兵士のムハンマド・ハミーヤ氏を銃殺した、と発表した。

ハミーヤ氏はベカーア県バアルベック郡アルサール村への武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)の襲撃で拘束されていた兵士の一人。

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レバノン軍は声明を出し、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外の対シリア国境地帯で、軍車輌が道路に仕掛けられていた爆弾の標的となり、兵士2人が戦死したと発表した。

NNA(9月19日付)によると、これを受け、レバノン軍は報復としてアルサール村郊外に対して砲撃を行い、シリア人1人が死亡、1人が負傷した。

またラブワ村でも武装集団が撃ったロケット弾が3発着弾した。

うち1発はラブワ村の中学校、もう1発はアマル運動の事務所近くに着弾したという。

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NNA(9月19日付)によると、北部県トリポリ市のシリア街道沿いのウマリー地区にある軍検問所に向かって手榴弾が投げられ、検問所の30メートル付近で爆発した。

AFP, September 19, 2014、Anadolu Ajansı, September 19, 2014、AP, September 19, 2014、ARA News, September 19, 2014、Champress, September 19, 2014、al-Hayat, September 20, 2014、Kull-na Shuraka’, September 19, 2014、al-Mada Press, September 19, 2014、Naharnet, September 19, 2014、NNA, September 19, 2014、Reuters, September 19, 2014、SANA, September 19, 2014、UPI, September 19, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ダーイシュがレバノン軍兵士斬首の脅迫(2014年9月17日)

ダーイシュ(イスラーム国)カラムーン支部を名乗るグループがツイッターを通じて声明を出し、武装集団が拉致しているレバノン軍兵士を斬首すると脅迫した。

Naharnet, September 17, 2014
Naharnet, September 17, 2014

al-Hayat, September 19, 2014、Naharnet, September 17, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人摘発続く(2014年9月16日)

NNA(9月16日付)によると、北部県アッカール郡のアクルーム村、マシュター・ハサン村、マシュター・ハンムード村のシリア人避難民の住居に対して、軍情報局が立ち入り調査を行い、シリア人複数を逮捕する一方、アッブーディーヤ村検問所でシリア人1人を逮捕した。

またベカーア県バアルベック郡のイーアート村を通る国際幹線道路の検問所で、軍情報局は「テロ組織」に属すシリア人3人を逮捕した。

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シャームの民のヌスラ戦線はツイッターを通じて、レバノン軍当局などによるシリア人避難民の逮捕などに抗議して、拘束中のレバノン軍兵士のムハンマド・マアルーフ・ハミーヤ氏を処刑すると脅迫した。

AFP, September 16, 2014、AP, September 16, 2014、ARA News, September 16, 2014、Champress, September 16, 2014、al-Hayat, September 17, 2014、Kull-na Shuraka’, September 16, 2014、al-Mada Press, September 16, 2014、Naharnet, September 16, 2014、NNA, September 16, 2014、Reuters, September 16, 2014、SANA, September 16, 2014、UPI, September 16, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人摘発(2014年9月15日追記)

NNA(9月15日付)によると、北部県クーラ郡のバトルーン市、ディッダ村、フィーア村、カルハート村で、軍情報局がシリア人避難民の住居に立ち入り調査を行い、シリア人25人を逮捕、オートバイなどを押収した。

AFP, September 15, 2014、AP, September 15, 2014、ARA News, September 15, 2014、Champress, September 15, 2014、al-Hayat, September 16, 2014、Kull-na Shuraka’, September 15, 2014、al-Mada Press, September 15, 2014、Naharnet, September 15, 2014、NNA, September 15, 2014、Reuters, September 15, 2014、SANA, September 15, 2014、UPI, September 15, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:イスラエルがヒズブッラーの戦闘能力向上を懸念(2014年9月15日)

『エルサレム・ポスト』(9月15日付)は、イスラエル軍高官の話として、ヒズブッラーがシリアでの紛争への関与を通じて戦闘能力を高めたと指摘したうえで、彼らがイスラエル領内に戦闘員を派遣する計画を立てていると警戒感を示した、と報じた。

AFP, September 15, 2014、AP, September 15, 2014、ARA News, September 15, 2014、Champress, September 15, 2014、al-Hayat, September 16, 2014、The Jerusalem Post, September 15, 2014、Kull-na Shuraka’, September 15, 2014、al-Mada Press, September 15, 2014、Naharnet, September 15, 2014、NNA, September 15, 2014、Reuters, September 15, 2014、SANA, September 15, 2014、UPI, September 15, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人避難民逮捕(2014年9月12日)

NNA(9月12日付)によると、レバノン山地県マトン郡ディクワーナ町、南部県スール市などのシリア人避難民キャンプを内務治安軍総局および地元警察が立ち入り捜査を行い、ディクワーナ町ではシリア人13人が拘束され、携帯電話などを押収された。

スール市でも内務治安軍総局はバースィル・アサド文化センターに対して立ち入り捜査を行ったが、逮捕摘発は行わなかった。

AFP, September 12, 2014、AP, September 12, 2014、ARA News, September 12, 2014、Champress, September 12, 2014、al-Hayat, September 13, 2014、Kull-na Shuraka’, September 12, 2014、al-Mada Press, September 12, 2014、Naharnet, September 12, 2014、NNA, September 12, 2014、Reuters, September 12, 2014、SANA, September 12, 2014、UPI, September 12, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人避難民キャンプ設営の動き(2014年9月11日)

ラシード・ディルバース社会問題大臣はAFP(9月11日付)に、レバノン政府が対シリア国境地帯の2カ所にシリア人避難民キャンプに設置することを決定し、その準備を進めていると語った。

ディルバース社会問題大臣によると、シリア人避難民キャンプは、ベカーア県ザフラ郡マスナア国境通行所近く、北部県に設営予定は、各キャンプの収容人数は1万人を見込んでいるという。

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NNA(9月11日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で8月に武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拘束された内務治安軍総局隊員らのうち2人が解放され、ヒズブッラーのムハンマド・ヤズバク司法会議議長によって身柄を保護された。

AFP, September 11, 2014、AP, September 11, 2014、ARA News, September 11, 2014、Champress, September 11, 2014、al-Hayat, September 12, 2014、Kull-na Shuraka’, September 11, 2014、al-Mada Press, September 11, 2014、Naharnet, September 11, 2014、NNA, September 11, 2014、Reuters, September 11, 2014、SANA, September 11, 2014、UPI, September 11, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人避難民退去をめぐって(2014年9月10日)

南部県スール郡のブジュル・シャマーリー村のアリー・ディーブ村長はNNA(9月10日付)に対して、シリア人避難民に対して48時間以内の退去を求めたとする報道に関して、「不正確」だと反論、退去がシリア人避難民との合意に基づいたものだと強調した。

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NNA(9月10日付)によると、ベカーア県バアルベック郡カーア村のシリア人避難民キャンプが武装集団の襲撃を受け、シリア人2人が負傷した。

AFP, September 10, 2014、AP, September 10, 2014、ARA News, September 10, 2014、Champress, September 10, 2014、al-Hayat, September 11, 2014、Kull-na Shuraka’, September 10, 2014、al-Mada Press, September 10, 2014、Naharnet, September 10, 2014、NNA, September 10, 2014、Reuters, September 10, 2014、SANA, September 10, 2014、UPI, September 10, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヒズブッラーとヌスラ戦線が捕虜交換のため間接交渉(2014年9月9日)

『ハヤート』(9月9日付)は、シリアのダマスカス郊外県カラムーン地方での戦闘で捕捉・殺害された戦闘員の捕虜・遺体の交換に向け、ヒズブッラーとシャームの民のヌスラ戦線が仲介者と通して交渉を行っている、と報じた。

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NNA(9月9日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、ラブワ村郊外に迫撃砲弾2発が着弾した。

レバノンの声(9月9日付)によると、ハウルタアラー村・ブリータール村間の農地にロケット弾が着弾した。

AFP, September 9, 2014、AP, September 9, 2014、ARA News, September 9, 2014、Champress, September 9, 2014、al-Hayat, September 9, 2014、September 10, 2014、Kull-na Shuraka’, September 9, 2014、al-Mada Press, September 9, 2014、Naharnet, September 9, 2014、NNA, September 9, 2014、Reuters, September 9, 2014、SANA, September 9, 2014、UPI, September 9, 2014、Voice of Lebanon, September 9, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人避難民に退去命令(2014年9月8日)

NNA(9月8日付)によると、南部県スール郡のブジュル・シャマーリー村が、シリア人避難民に対して48時間以内にテントの解体と村からの退去を求める決定を下した。

ブルジュ・シャマーリー村には、約200張のテントにシリア人避難民が身を寄せている。

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ジャディード・テレビ(9月8日付)は、ベカーア県バアルベック郡アルサール村での武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)による内務治安軍総局隊員らの拘束(8月)に対抗し、ミスリー家の民兵が武装集団メンバー2人を拘束、ミスリー家の子息で武装集団が拘束中のアリー・ザイド・ミスリー兵卒との「捕虜交換」を試みようとしている、と報じた。

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『アフバール』(9月8日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で戦死した「アミール」がアブー・ハサン・フィラスティーニー氏だったことを明らかにしたと報じた。

同紙によると、アブー・ハサン氏は、レバノンの司法当局から2013年のベイルート県郊外に対するロケット弾発射事件の容疑者として指名手配されていたアフマド・ターハー氏で、ベイルート県郊外のブウジュ・バラージナ・パレスチナ難民キャンプ出身のパレスチナ人だという。

アブー・ハサン氏(ターハー氏)は、アブドゥッラー・アッザーム旅団のナイーム・アッバースとも活動を共にしたことがあり、2014年8月にレバノン軍によるアルサール村攻撃で死亡した。

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ナハールネット(9月8日付)によると、ベカーア県バアルベック郡ラアス・バアルベック村で、レバノン軍が違法貨物を積んだピックアップ・トラックに乗っていたレバノン人3人、シリア人3人を拘束した。

AFP, September 8, 2014、al-Akhbar, September 8, 2014、AP, September 8, 2014、ARA News, September 8, 2014、Champress, September 8, 2014、al-Hayat, September 9, 2014、al-Jadid TV, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 8, 2014、al-Mada Press, September 8, 2014、Naharnet, September 8, 2014、NNA, September 8, 2014、Reuters, September 8, 2014、SANA, September 8, 2014、UPI, September 8, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人避難民キャンプ焼き討ち(2014年9月7日)

MTV(9月7日付)などによると、ベイルート県南部郊外のライラキー地区、サッルーム地区で、複数のレバノン人がシリア人避難民キャンプを焼き討った。

ダーイシュ(イスラーム国)によるアッバース・ムドリジュ軍曹斬首を受けた抗議行動だという。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、MTV, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ダーイシュがレバノン軍兵士を斬首(2014年9月6日)

アナトリア通信(9月6日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)が、拘束中のレバノン軍兵士のアッバース・ムドリジュ軍曹を斬首した。

ムドリジュ軍曹が脱走を試みたために処刑したのだという。

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NNA(9月6日付)によると、ベカーア県バアルベック郡カーア村で、レバノン軍偵察部隊がシリア人武装集団と遭遇し、交戦、1人を射殺した。

またアルサール村郊外のワーディー・ラアヤーンで、ヒズブッラー戦闘員が武装集団と交戦した。

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ベカーア県バアルベック郡アルサール村のアリー・フジャイリー村長は、『リワー』(9月6日付)に対し、同村で8月初めに武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拉致された内務治安軍総局隊員らの釈放をめぐる交渉について、仲介にあたっているのがカタールではなく、シリアだと語った。

AFP, September 6, 2014、Anadolu Ajansı, September 6, 2014、AP, September 6, 2014、ARA News, September 6, 2014、Champress, September 6, 2014、al-Hayat, September 7, 2014、Kull-na Shuraka’, September 6, 2014、al-Liwa’, September 6, 2014、al-Mada Press, September 6, 2014、Naharnet, September 6, 2014、NNA, September 6, 2014、Reuters, September 6, 2014、SANA, September 6, 2014、UPI, September 6, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ダーイシュがレバノン山地に潜入か(2014年9月5日)

『ディヤール』(9月5日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がベカーア県ザフレ郡の無人地帯やレバノン山地県のサニーン山地一帯に潜入しており、レバノン軍が同地一帯に展開し、サニーン山地にあるホテルで武装したシリア人2人を逮捕した、と報じた。

しかしこれに関して、ミシェル・ムッル国民議会議員は、ダーイシュの潜入に関する報道内容を否定した。

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シャームの民のヌスラ戦線はユーチューブに宣伝ビデオをアップし、シリアでの紛争とレバノンのベカーア県バアルベック郡アルサール村一帯でヒズブッラーが殺戮、暴行、強姦といった犯罪を犯していると主張、「遅きに失する」前にシリアから撤退するよう警告した。

宣伝ビデオには、8月初めにアルサール村で武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拘束された内務治安軍総局隊員のうち9人が登場し、ヒズブッラーの「蛮行」を批判した。

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マナール・チャンネル(9月5日付)によると、南部県サイダー郡アドルーン村でレバノン軍が発見したイスラエルのスパイ機器が、撤去作業中に爆発し、ヒズブッラーのフサイン・アリー・ハイダル氏(爆弾処理のエキスパート)が死亡した。

AFP, September 5, 2014、AP, September 5, 2014、ARA News, September 5, 2014、Champress, September 5, 2014、al-Diyar, September 5, 2014、al-Hayat, September 6, 2014、Kull-na Shuraka’, September 5, 2014、al-Mada Press, September 5, 2014、Qanat al-Manar, September 5, 2014、Naharnet, September 5, 2014、NNA, September 5, 2014、Reuters, September 5, 2014、SANA, September 5, 2014、UPI, September 5, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ダーイシュが住民を処刑(2014年9月4日)

NNA(9月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に属す武装集団が、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で拉致した住民カーイド・ガダーダ氏を処刑した。

ガダーダ氏は1週間前にこの武装集団によって拉致されていた。

AFP, September 4, 2014、AP, September 4, 2014、ARA News, September 4, 2014、Champress, September 4, 2014、al-Hayat, September 5, 2014、Kull-na Shuraka’, September 4, 2014、al-Mada Press, September 4, 2014、Naharnet, September 4, 2014、NNA, September 4, 2014、Reuters, September 4, 2014、SANA, September 4, 2014、UPI, September 4, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:アルサール村郊外でレバノン軍と武装集団が交戦(2014年9月3日)

NNA(9月2日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で未明、レバノン軍と武装集団が交戦した。

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ナハールネット(9月2日付)などによると、1日にウラマー委員会に引き渡されたアリー・サイイド軍曹だとされる斬首体が、DNA検査の結果、本人であることが確認された。

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NNA(9月2日付)によると、ナバティーヤ県ナバティーヤ郡ヌマイリーヤ村で、軍情報局が、ダーイシュ(イスラーム国)のカリフを名乗るアブー・バクル・バグダーディー氏のポスターなどを運んでいたシリア人2人を逮捕した。

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ナハールネット(9月3日付)によると、北部県トリポリ市ザフリーヤ地区で、軍がシリア人1人を逮捕、大量の武器弾薬を押収した。

AFP, September 3, 2014、AP, September 3, 2014、ARA News, September 3, 2014、Champress, September 3, 2014、al-Hayat, September 4, 2014、Kull-na Shuraka’, September 3, 2014、al-Mada Press, September 3, 2014、Naharnet, September 3, 2014、NNA, September 3, 2014、Reuters, September 3, 2014、SANA, September 3, 2014、UPI, September 3, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線がレバノン軍兵士を斬首(2014年9月2日)

ナハールネット(9月1日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)が拘束した内務治安軍総局隊員およびレバノン軍兵士の一人アリー・サイイド軍曹だとされる斬首体が、隊員・兵士の釈放のための交渉を行っているウラマー委員会に引き渡された。

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アブドゥッラー・アッザーム旅団(シャームの民のヌスラ戦線)のスィラージュッディーン・ズライカート報道官は、8月初めにベカーア県バアルベック郡アルサール村での武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)によえう内務治安軍総局隊員らの拘束に関して、ツイッターで「ヒズブッラーの馬鹿げた活動がなければ、お前達の息子(隊員ら)は捕虜にはなっていなかった」としたうえで、「レバノンで戦いはまだ始まってすらいない」と徹底抗戦の意思を示した。

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クウェート紙『ラアユ』(9月1日付)は、レバノンのヒズブッラーがシリアのダマスカス郊外県アルサール地方で、シャームの民のヌスラ戦線の幹部3人を拘束した、と報じた。

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NNA(9月1日付)によると、軍情報局は、北部県クーラ郡の複数カ所に対して立ち入り捜査を行い、シリア人避難民8人を拘束した。

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ナビーフ・ビッリー国民議会議長は、大統領選挙(第2回投票)のための臨時会(11回目)が定足数に達しなかったことを受け、会合を9月23日に再び延期すると決定した。

AFP, September 2, 2014、AP, September 2, 2014、ARA News, September 2, 2014、Champress, September 2, 2014、al-Hayat, September 3, 2014、Kull-na Shuraka’, September 2, 2014、al-Mada Press, September 2, 2014、Naharnet, September 2, 2014、NNA, September 2, 2014、al-Ra’y, September 2, 2014、Reuters, September 2, 2014、SANA, September 2, 2014、UPI, September 2, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:ヌスラ戦線がレバノン軍兵士ら5人を解放(2014年8月31日)

アナトリア通信(8月31日付)は、8月初めにベカーア県バアルベック郡アルサール村で武装集団(シャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)に拘束された内務治安軍総局隊員らのうち、軍兵士4人と内務治安軍総局隊員1人を釈放したとヌスラ戦線の司令官が発表したと報じた。

釈放したのはイスラーム教スンナ派の兵士・隊員で、キリスト教徒の捕虜については釈放しなかった。

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シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、「数日中」にダマスカス郊外県のカラムーン地方を「解放」するための作戦を開始すると発表、ヒズブッラーがこれに介入した場合、ベカーア県バアルベック郡アルサール村で武装集団(ヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)が拘束したレバノン内務治安軍総局隊員らを処刑すると脅迫した。

AFP, August 31, 2014、Anadolu Ajansı, August 31, 2014、AP, August 31, 2014、ARA News, August 31, 2014、Champress, August 31, 2014、al-Hayat, September 1, 2014、Kull-na Shuraka’, August 31, 2014、al-Mada Press, August 31, 2014、Naharnet, August 31, 2014、NNA, August 31, 2014、Reuters, August 31, 2014、SANA, August 31, 2014、UPI, August 31, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:対シリア国境でヒズブッラーとヌスラ戦線が交戦(2014年8月29日)

NNA(8月29日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外のワーディー・フマイイドで、レバノン軍が武装集団と交戦し、2人を逮捕した。

これに関して、『アフバール』(8月30日付)は、ベカーア県バアルベック郡トゥファイル村一帯の対シリア国境地帯(ダマスカス郊外県カラムーン地方無人地帯)で、シリア軍、ヒズブッラーが、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦した、と報じた。

AFP, August 29, 2014、al-Akhbar, August 29, 2014、AP, August 29, 2014、ARA News, August 29, 2014、Champress, August 29, 2014、al-Hayat, August 30, 2014、Kull-na Shuraka’, August 29, 2014、al-Mada Press, August 29, 2014、Naharnet, August 29, 2014、NNA, August 29, 2014、Reuters, August 29, 2014、SANA, August 29, 2014、UPI, August 29, 2014などをもとに作成。

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