諸外国の動き:アラブ連盟外相級会合(2014年9月7日)

アラブ連盟定例(第142回)外相級会合がカイロで開催され、シリアとイラクで台頭するダーイシュ(イスラーム国)に対抗するための必要なあらゆる措置を講じ、国際社会、地域社会と協力を行うことを確認した。

『ハヤート』(9月8日付)が報じた。

なお、シリア革命反体制勢力国民連立は、外相級会合にシリアの代表として出席するため、ハーディー・バフラ議長、ナースィル・ハリーリー事務局長らからなる使節団を派遣したが、オブザーバー参加するにとどまった。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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イスラーム国(ダーイシュ)をめぐる動き(2014年9月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル航空基地周辺のダーイシュ(イスラーム国)拠点をシリア軍が2度にわたって空爆した。

またシリア軍はフサイニーヤ町、ダイル・ザウル市ジスル・スィヤーサ一帯を空爆・砲撃し、複数のダーイシュ戦闘員が死亡した。

このほかにも、シリア軍はスバイハーン市を空爆し、シュアイタート部族の子息ら7人が死亡、またマヤーディーン市への空爆でも5人が死亡した。

さらに、シリア軍はヒサーン村に対しても空爆を行った。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって制圧されたタブカ航空基地東部のマンスーラ村をシリア軍が空爆し、子供2人が死亡した。

また、ARA News(9月8日付)によると、タッル・アブヤド市の西部郊外で西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、人民防衛隊隊員2人が死亡した。

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ハサカ県では、ARA News(9月8日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がカーミシュリー空港を狙って迫撃砲を発射、3発がカーミシュリー市東部に着弾した。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、September 8, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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レバノンの動き:シリア人避難民キャンプ焼き討ち(2014年9月7日)

MTV(9月7日付)などによると、ベイルート県南部郊外のライラキー地区、サッルーム地区で、複数のレバノン人がシリア人避難民キャンプを焼き討った。

ダーイシュ(イスラーム国)によるアッバース・ムドリジュ軍曹斬首を受けた抗議行動だという。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、MTV, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:クナイトラでヌスラ戦線とシリア軍が交戦(2014年9月7日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シリア革命家戦線などからなるジハード主義武装集団は、シリア軍との戦闘の末、ナブア・サフル村を制圧した。

この戦闘で、シリア軍兵士26人、ヌスラ戦線側の戦闘員17人が死亡した。

一方、SANA(9月7日付)によると、マスハラ村、マスハラ丘、ナブア・サフル村、ハッジャ村、アイン・バーシャー村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がジャウバル区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦するなか、ヌスラ戦線側がアッバースィーイーン広場を砲撃した。

一方、SANA(9月7日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団がドゥッハーニーヤ町一帯をシリア軍との戦闘の末制圧した。

これに対し、シリア軍はドゥッハーニーヤ町一帯を空爆した。

一方、SANA(9月7日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ郊外、フサイニーヤ町郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、複数の活動家によると、シリア軍がサラミーヤ市に展開していた部隊をアレッポ県方面に転戦させた、と報じた。

またアルザ村近郊では、シリア軍ハマー航空基地守備隊がジハード主義武装集団と交戦し、武装集団戦闘員20人が死亡した。

このほかタイバト・イマーム市に対して、シリア軍は「樽爆弾」を投下した。

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ラタキア県では、SANA(9月7日付)によると、トゥワイルキー村、ダルーシャーン村、マジュダル・キーヒヤー村、タルティヤーフ村、ラビーア町、ラウダ村、ザーヒー山で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(9月7日付)によると、ヤードゥーダ村・アトマーン村街道、タファス市、ワルダート村、ダーイル町、ザアタル丘、ヤードゥーダ村、ダルアー市キルク地区、ラジャート高原、タッル・フドル北部、アトマーン村などで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(9月7日付)によると、バービース村、シャーミル村、アブティーン村、アターリブ市、カフル・カルミーン村、ウンム・クラー町、ターディフ市、アナダーン市、マンスーラ村、アレッポ市ジャンドゥール交差点近くなどで、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(9月7日付)によると、アスマド村、ウンム・ハラティーン村、ハッターブ村、ファルハーニーヤ村、ウンム・ハワーディード村、ウンム・サフリージュ村、ウンム・シャルシューフ村、クサイル市郊外で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(9月7日付)によると、バーブーリーン村、カルブ・ルーザ村、ダイル・サンバル村、カフルサジュナ村、バービーラー村、マアッラト・ヌウマーン市南部、ハーン・スブル村、サラーキブ市、ハントゥーティーン村、イフスィム村で、シリア軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌスラ戦線がUNDOF隊員を拘束(2014年9月7日)

シャームの民のヌスラ戦線の幹部はワタンFM(9月7日付)に対して、拘束中のUNDOFフィージー部隊隊員44人を48時間以内に無条件で解放するよう指示したと述べた。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014、Watan FM, September 7, 2014などをもとに作成。

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シリア政府の動き:ベラルーシ新大使就任(2014年9月7日)

アサド大統領は、ベラルーシのアレクサンドル・ポノマレヴ新大使と会談、信任状を受け取った。

SANA, September 7, 2014
SANA, September 7, 2014

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き:シリア革命家戦線がダーイシュに対する蜂起を呼びかける(2014年9月7日)

アレッポ県で活動するシリア革命家戦線のジャマール・マアルーフ司令官は声明を出し、同県住民に、ダーイシュ(イスラーム国)を放逐するためのインティファーダ(蜂起)を呼びかけ、ラッカ市に向け進軍、ダーイシュ支配地域の解放を呼びかけた。

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アレッポ県とイドリブ県で活動する反体制武装集団5組織は共同声明を出し、「第5軍団」として統合すると発表、アサド政権の打倒、「自由シリア国民」の安定・安全の実現を呼びかけた。

「第5軍団」への参加を表明したのは、第101歩兵師団、第13師団、第1旅団、フルサーン・ハック旅団、ザーウィヤ山の鷹旅団。

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シリア・イスラーム評議会は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)の台頭に関して、「テロとの戦い」を口実にシリア内政に干渉することを拒否すると表明する一方、「アサド政権によって日々行われているシリア人虐殺に…国際社会が沈黙」していると非難した。

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シリア革命反体制勢力国民連立政治委員会メンバーのハーリド・ナースィル氏は声明を出し、米国に対してダーイシュ(イスラーム国)掃討のための飛行禁止空域をシリア北部に設定すべきだと主張した。

AFP, September 7, 2014、AP, September 7, 2014、ARA News, September 7, 2014、Champress, September 7, 2014、al-Hayat, September 8, 2014、Kull-na Shuraka’, September 7, 2014、al-Mada Press, September 7, 2014、Naharnet, September 7, 2014、NNA, September 7, 2014、Reuters, September 7, 2014、SANA, September 7, 2014、UPI, September 7, 2014などをもとに作成。

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