コルドバ会議派が新たな反体制組織結成で合意(2015年1月1日)

2014年1月8~9日にスペインのコルドバに介した国内外の反体制活動家は、1月1日付で声明を出し、12月27~28日にオーストリアのウィーンでワークショップを開催し、体制転換と民主的多元的市民政体実現に向けた組織を結成することを確認したと発表した。

Kull-na Shuraka', January 2, 2015
Kull-na Shuraka’, January 2, 2015

AFP, January 2, 2015、AP, January 2, 2015、ARA News, January 2, 2015、Champress, January 2, 2015、Iraqi News, January 2, 2015、Kull-na Shuraka’, January 2, 2015、al-Mada Press, January 2, 2015、Naharnet, January 2, 2015、NNA, January 2, 2015、Reuters, January 2, 2015、SANA, January 2, 2015、UPI, January 2, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノンの動き(2015年1月1日)

NNA(1月1日付)によると、ベカーア県バアルベック郡アルサール村郊外で、レバノン軍が武装集団拠点複数カ所を砲撃した。

AFP, January 1, 2015、AP, January 1, 2015、ARA News, January 1, 2015、Champress, January 1, 2015、Iraqi News, January 1, 2015、Kull-na Shuraka’, January 1, 2015、al-Mada Press, January 1, 2015、Naharnet, January 1, 2015、NNA, January 1, 2015、Reuters, January 1, 2015、SANA, January 1, 2015、UPI, January 1, 2015などをもとに作成。

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イスラーム国をめぐる動き:対レバノン国境でダーイシュと自由シリア軍が共闘(2015年1月1日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)と「自由シリア軍」を名のる武装集団が、フライタ村無人地帯のヒズブッラー拠点、国防隊検問所など複数カ所を襲撃した。

ダーイシュと自由シリア軍による合同作戦はこれが初めてだという。

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ワタンFM(1月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハマー県北部のヒワール・ナフル村を制圧し、同村出身のムスタファー・ムハンマド・アリー・ハッジー准将を殺害した。

ハッジー准将は、ハマー県警察特別救助隊隊長などを歴任していたが、2013年初めに政権を離反し、「自由シリア軍」を主導していたという。

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アレッポ県では、ARA News(1月1日付)によると、米国など有志連合が深夜、アイン・アラブ市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して12回にわたって空爆を行った。

また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊は、同市内のムハッダサ学校に突入、ダーイシュとの交戦の末、同学校を制圧した。

一方、ARA News(1月1日付)は、アイン・アラブ市での戦闘に参加していたダーイシュの「ムフティー」のウスマーン・アール・ナーズィフ・アスィーリー氏が戦死したと報じた。

アスィーリー氏はシャーム自由人イスラーム運動の指導者の一人だったが2014年初めに、ダーイシュのアブー・バクル・バグダーディー氏に忠誠を誓っていた。

ARA News, January 1, 2015
ARA News, January 1, 2015

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ヒムス県では、SANA(1月1日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(1月1日付)によると、ミールビーヤ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(1月2日付)によると、フール町でダーイシュ(イスラーム国)が密輸業者3人をむち打ち刑に処した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、マヤーディーン市で、ダーイシュ(イスラーム国)の宗教警察(ヒスバ)が、男性1人を「半ズボンをはいている」との理由で逮捕した。

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ラッカ県では、ARA News(1月2日付)によると、シリア軍ヘリコプターがラッカ市南部各所を空爆、これにより市内全域が断水となった。

AFP, January 1, 2015、AP, January 1, 2015、ARA News, January 1, 2015、January 2, 2015、Champress, January 1, 2015、al-Hayat, January 2, 2015、Iraqi News, January 1, 2015、Kull-na Shuraka’, January 1, 2015、al-Mada Press, January 1, 2015、Naharnet, January 1, 2015、NNA, January 1, 2015、Reuters, January 1, 2015、SANA, January 1, 2015、UPI, January 1, 2015、Watan FM, January 1, 2015などをもとに作成。

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シリア国内の暴力:ヌスラ戦線が「自由シリア軍」司令官を逮捕(2015年1月1日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月1日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線が、「自由シリア軍」第13師団司令官のアフマド・サウード中佐を含む3人をマアッラト・ヌウマーン市で逮捕した。

一方、SANA(1月1日付)によると、下カスタン村、ハッラージュ・ナージヤ村、アイン・バーリダ村、マズラアト・カトルーン村、バシーリーヤ村、ザーウィヤ山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(1月1日付)によると、シャイフ・マスキーン市、イブタア町、スーラ村、アルマー村、ブスル・ハリール市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(1月1日付)によると、ハラスター市、ミスラーバー市、アッブ農場、リーハーン農場、フーシュ・アシュアリー農場、ハムーラ農場、ジャルバー村、ザマーニーヤ村、カースィミーヤ町、ビラーリーヤ村、ザブディーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月1日付)によると、ヒムス市ワアル地区、ウンク・ハワー村、マスアダ村、ウンム・サフリージュ村、ハラーリーヤ村、アイン・フサイン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 1, 2015、AP, January 1, 2015、ARA News, January 1, 2015、Champress, January 1, 2015、Iraqi News, January 1, 2015、Kull-na Shuraka’, January 1, 2015、al-Mada Press, January 1, 2015、Naharnet, January 1, 2015、NNA, January 1, 2015、Reuters, January 1, 2015、SANA, January 1, 2015、UPI, January 1, 2015などをもとに作成。

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2014年の死者は7万6,021人、うち民間人は約3万3,300人、イスラーム国など反体制派戦闘員は約2万人、シリア軍将兵らは約2万3,000人(2,015年1月1日)

シリア人権監視団は、2014年1年間のシリアでの紛争による死者数が7万6,021人に上ったと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

ジハード主義者など反体制武装集団戦闘員1万5,488人
離反兵259人
ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、ジュンド・アクサー、ジュンド・シャーム機構、ハドラー大隊などの外国人戦闘員1万6,979人

シリア軍将兵1万2,861人
国防隊、バアス大隊、シリア人族主義社会党民兵、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線、「シャッビーハ」、政権側の密告者9,766人
ヒズブッラー戦闘員366人
イラン人・アフガン人戦闘員、クドス旅団など2,167人

民間人3万3,278人(うち子供3,501人、18歳以上の女性1,987人、18歳以上の男性1万2,302人)
身元不明345人

ロンドンに拠点を置く反体制組織のシリア人権監視団による統計は、メディアなどがもっとも多く引用するデータで、その数値(内訳)を見ると、「…アサド政権19万人の虐殺」といった見出しが不正確であることが確認できる。

Syriahr.com, January 1, 2015をもとに作成。

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政権支持者が殉教部隊結成を宣言(2015年1月1日)

アサド政権を支持する武装集団は、ユーチューブ(1月31日付)を通じて声明(https://www.youtube.com/watch?v=H4zyW364Pls)を出し、「体制を支援し、シリアをテロから護るための殉教部隊」を結成したと発表した。

この殉教部隊は「北部特殊部隊」を名のり、ラタキア県ナビー・ユーヌス地方で活動を開始すると宣言している。

AFP, January 1, 2015、AP, January 1, 2015、ARA News, January 1, 2015、Champress, January 1, 2015、Iraqi News, January 1, 2015、Kull-na Shuraka’, January 1, 2015、al-Mada Press, January 1, 2015、Naharnet, January 1, 2015、NNA, January 1, 2015、Reuters, January 1, 2015、SANA, January 1, 2015、UPI, January 1, 2015などをもとに作成。

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シリア国民連合元議長、「モスクワ1参加は流血と破壊を停止させるための手段」(2015年1月1日)

無所属活動家のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏(シリア革命反体制勢力国民連立元議長)は声明を出し、「モスクワ1」に関して、流血と破壊を停止させる手段の一つと位置づけ、アサド政権が退陣しない限り、紛争解決はないとの立場を改めて主張した。

AFP, January 1, 2015、AP, January 1, 2015、ARA News, January 1, 2015、Champress, January 1, 2015、Iraqi News, January 1, 2015、Kull-na Shuraka’, January 1, 2015、al-Mada Press, January 1, 2015、Naharnet, January 1, 2015、NNA, January 1, 2015、Reuters, January 1, 2015、SANA, January 1, 2015、UPI, January 1, 2015などをもとに作成。

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ダルアーの武装集団が新たな武装連合組織をまた結成(2015年1月1日)

クッルナー・シュラカー(1月1日付)によると、ダルアー県で活動する「穏健な反体制派」のハムザ師団、シリア革命家戦線、第一砲兵連隊が統合し、「第一軍」を結成すると発表した。

「第一軍」は、歩兵旅団、戦車旅団など27個旅団などからなるという。

Kull-na Shuraka', January 1, 2015
Kull-na Shuraka’, January 1, 2015

 

AFP, January 1, 2015、AP, January 1, 2015、ARA News, January 1, 2015、Champress, January 1, 2015、Iraqi News, January 1, 2015、Kull-na Shuraka’, January 1, 2015、al-Mada Press, January 1, 2015、Naharnet, January 1, 2015、NNA, January 1, 2015、Reuters, January 1, 2015、SANA, January 1, 2015、UPI, January 1, 2015などをもとに作成。

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