シリア軍、ロシア軍がアレッポ市各所、イドリブ県各所を爆撃(2016年7月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがアレッポ市カーティルジー地区を空爆し、2人が死亡した。

また戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市ジスル・ハッジ地区、ハイダリーヤ地区、シャイフ・ハドル地区、アイン・タッル地区、マイサル地区、アンジャーラ村、カブターン・ジャバル村、ムジャイビナ村、バシュカーティーン村を空爆、複数人が死傷した。

一方、SANA(7月23日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市ハーリディーヤ地区、シャイフ・マクスード地区を砲撃し、子供2人が死亡、7人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ジスル・シュグール市、ハザーヌー町、タマーニア町を空爆し。子供と女性を含む10人が死亡した。

このうち、ジスル・シュグール市に対する空爆はロシア軍によるもので、住民7人が死亡、30人が負傷したという、

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍ヘリコプターがキンサッバー町一帯を「樽爆弾」で空爆、また同地ではシリア軍と「ヤルムークの戦い」作戦司令室が交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がスーハー村各所を空爆し、6人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団はズラーキーヤート村のシリア軍検問所を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がラスタン市を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がミスラーバー市一帯を空爆し、子供3人を含む6人が死亡した。

またマダーヤー町に対する空爆でも男性1人が死亡した。

このほかハーン・シャイフ・キャンプ近郊のサラーム交差点一帯、フーシュ・ナスリー村、フーシュ・ファーラ村一帯が空爆を受け、シリア軍とジハード主義武装集団がマイダアー町一帯で交戦した。

一方、SANA(7月23日付)によると、シリア軍が制圧し、治安と安全を回復したバラダー警告のフライラ村に住民が帰還を開始した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市、インヒル市でシリア軍がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(7月23日付)によると、シリア軍がダルアー市カラク地区、キヒール村、ブスラー・シャーム市一帯でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うワリード・ブン・ワリード軍が仕掛けたと思われる爆弾がダルアー市・ダム街道地区間で爆発し、ジハード主義武装集団戦闘員2人が死亡した。

ARA News(7月23日付)によると死亡したのはヒムス・ワリード旅団の司令官ら。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハムーディーヤ村・アラム交差点一帯を砲撃した。

一方、SANA(7月23日付)によると、シリア軍がクナイトラ市中心広場一帯、西サムダーニーヤ村一帯、ハムル丘一帯、カフル・フール村・バイト・ジン村(ダマスカス郊外県)街道でシャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

また反体制武装集団がバアス市を砲撃し、3人が死亡、2人が負傷した。

AFP, July 23, 2016、AP, July 23, 2016、ARA News, July 23, 2016、Champress, July 23, 2016、al-Hayat, July 24, 2016、Iraqi News, July 23, 2016、Kull-na Shuraka’, July 23, 2016、al-Mada Press, July 23, 2016、Naharnet, July 23, 2016、NNA, July 23, 2016、Reuters, July 23, 2016、SANA, July 23, 2016、UPI, July 23, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍がダーイシュが籠城を続けるマンビジュ市内での攻撃を再開し、米主導の有志連合が同地を爆撃、民間人10人が新たに死亡(2016年7月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマンビジュ市内のダッラ交差点一帯、治安厳戒地区一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を再開し、米軍主導の有志連合が同地を空爆した。

これらの地区は依然としてダーイシュの支配下にある。

シリア民主軍は21日にダーイシュに対して48時間以内に退去するよう最後通告を出していた。

しかし、クッルナー・シュラカー(7月23日付)によると、マンビジュ市に対する有志連合の空爆で女性と子供を含む民間人10人が新たに死亡した。

一方、ARA News(7月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県北部の反体制武装集団の戦略拠点マーリア市を試み、反体制武装集団と交戦、子供1人を含む住民2人が死亡、ダーイシュ戦闘員1人も死亡した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がスフナ市一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、子供1人が負傷した。

またタドムル市・スフナ市間の街道一帯などで、シリア軍とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(7月23日付)によると、シリア軍がマズバル村でダーイシュ(イスラーム国)の車列を攻撃、破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がティブニー町一帯を空爆し、女性と子供を含む10人が死亡、多数が負傷した。

AFP, July 23, 2016、AP, July 23, 2016、ARA News, July 23, 2016、Champress, July 23, 2016、al-Hayat, July 24, 2016、Iraqi News, July 23, 2016、Kull-na Shuraka’, July 23, 2016、al-Mada Press, July 23, 2016、Naharnet, July 23, 2016、NNA, July 23, 2016、Reuters, July 23, 2016、SANA, July 23, 2016、UPI, July 23, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:2014年9月以降の米主導の有志連合のシリア爆撃での民間人死者数は594人に(2016年7月23日)

シリア人権監視団は、2014年9月23日に開始された米軍主導の有志連合によるシリア領内での空爆で、民間人594人が巻き添えとなって死亡していると発表した。

同監視団によると、2016年7月23日までの22ヶ月間で、有志連合の空爆によって、民間人594人が死亡、うち163人が子供、89人が女性だったという。

なお、有志連合の空爆では、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員5,107人、シャームの民のヌスラ戦線戦闘員136人、スンナ軍戦闘員10人が殺害されている。

AFP, July 23, 2016、AP, July 23, 2016、ARA News, July 23, 2016、Champress, July 23, 2016、al-Hayat, July 24, 2016、Iraqi News, July 23, 2016、Kull-na Shuraka’, July 23, 2016、al-Mada Press, July 23, 2016、Naharnet, July 23, 2016、NNA, July 23, 2016、Reuters, July 23, 2016、SANA, July 23, 2016、UPI, July 23, 2016などをもとに作成。

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