フール・キャンプでダーイシュのスリーパーセルと思われる武装グループがアサーイシュに発砲し、隊員1人負傷(2022年2月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと思われる武装したグループが内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員に発砲、1人が負傷した。

AFP, March 1, 2022、ANHA, March 1, 2022、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2022、Reuters, March 1, 2022、SANA, March 1, 2022、SOHR, March 1, 2022などをもとに作成。

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反体制派の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県の住民がウクライナでのロシアの敗北を期待するなか、ウクライナでの戦闘参加を「名誉ある戦い」とみなす気運が高まる(2022年2月28日)

レバノンのインターネット・サイトのムドン(2月28日付)は、アレッポ県の反体制派軍事筋の話として、反体制派の支配下にあるイドリブ県中北部やアレッポ県西部・北部の住民が、ウクライナでの戦況に並々ならぬ関心を示し、あたかもそれが自分たちの戦いであるかのように感じ、ロシア軍が敗北し、ウクライナ上空でシリア軍戦闘機が撃墜され、戦車や兵員輸送車が街道や市内で焼かれるさまを目にすることを心待ちにしていると伝えた。

同筋によると、シリアの反体制派の多くは、リビアやアゼルバイジャンにシリア国民軍の戦闘員が傭兵として派遣された時のように、シリア国外での戦争に参加することを拒んできたが、ロシア軍がウクライナに侵攻したことで、反体制派の支配地域における気運に変化が見られ、多くの人々がウクライナ側に立って戦闘に参加することが、名誉ある戦いで、シリア革命に利益をもたらすと考えるようになっているという。

同筋によると、国際社会がウクライナを支援することに合意し、その意思を明確に示せば、多くの反体制派戦闘員が率先して、支援に参加することが予想されるという。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、al-Mudun, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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シリア国民連合が占拠する在カタール・シリア大使館の代表らは、在カタール・ウクライナ大使館を訪問し、連帯の意思を表明(2022年2月28日)

トルコのイスタンブールで活動するシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)によって占拠されている在カタール・シリア大使館(ドーハ)の代表らは、在カタール・ウクライナ大使館を訪問し、連帯の意思を示した。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、al-Mudun, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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シブル大統領府特別顧問「我々はロシアが制裁を克服するため支援する。我々には過激な武装勢力が中東からウクライナに向かったとの情報がある」(2022年2月28日)

ルーナー・シブル大統領府特別顧問(政治報道局長)はロシアのスプートニク・ニュース(アラビア語版、2月28日付)のインタビューに応じ、そのなかでロシアのウクライナでの軍事作戦への支持を表明、これに先立って行われた政治・外交活動に目を向けずに語るべきではないと述べた。

シブル特別顧問の主な発言は以下の通り。

我々はこの軍事作戦を支持する。軍事行動に至る道のりについては、それに先立って行われたあらゆる政治・外交活動を見ずに語ることはできない。

ロシアは、あらゆる機会が尽き、ロシアへの軍事的脅威と危険が致命的なまでに達して初めてこの軍事作戦に踏み切った。

ナチズムに対して西側が語ってきた敵意は大嘘だ。

西側はロシアに対して科した制裁によって、モスクワ以上に苦しむことになるだろう。

我々はロシアがシリアでしてくれたように、ロシアが制裁を克服するため支援する。我々には過激な武装勢力が中東からウクライナやカザフスタンに向かったとの情報がある。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022,
Sputnik News, February 28, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)支配下のダイル・ザウル県で生活困窮、地元の自治当局の汚職、燃料配給の中止に抗議するデモ(2022年2月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるムハイミーダ村、ハワーイジュ・ブーマスア村で、生活困窮、地元の自治当局の汚職、燃料配給の中止に抗議するデモが行われ、参加者らは路上でタイヤを燃やすなどして抗議の意思を示した。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘がラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して爆撃を実施(2022年2月28日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数がラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属の武装したドローン4機がシリア政府の支配下にあるイドリブ県南部上空に飛来(2022年2月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属の武装した無人航空機(ドローン)4機が、シリア政府の支配下にある県南部の上空に飛来し、旋回を繰り返した。

ドローンが飛来・旋回した理由は不明。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナーフィア村内の学校近くで爆発が発生し、シリア政府との和解に応じた後に軍事情報局に配属されていた反体制武装集団の元メンバーが死亡した。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ県北部、アレッポ県北部を砲撃(2022年2月28日)

ラッカ県では、ANHA(2月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村、サファーウィーヤ村、M4高速道路沿線、ナヒール・レストランを砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(2月28日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が占領下のバーブ市東に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下のカウカリー村および同農場地帯、ライラニー村、カッラート村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のトゥーハール村を砲撃し、住民1人が負傷した。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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イランのハージー外務大臣補を代表とするイランの使節団がシリアを訪問し、ミクダード外務在外居住者大臣と会談(2022年2月28日)

イランのアリー・アスガル・ハージー外務大臣補を代表とするイランの使節団がシリアを訪問し、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談し、両国関係の現状、シリア情勢、中東地域情勢、国際情勢への対応における連携と協議の継続の方途について意見を交わした。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3209411652679273

SANA(2月28日付)が伝えた。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月28日)

SANA(2月28日付)によると、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県ダイル・ハーフィル市、マスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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人民議会シリア・インドネシア友好協会が駐シリア・インドネシア大使と会談し、両国議会の関係強化の方途について協議(2022年2月28日)

人民議会のシリア・インドネシア友好協会がワジド・ファウズィー駐シリア・インドネシア大使と会談し、両国議会の関係強化の方途について意見を交わした。

ファウズィー大使は会談のなかで、インドネシアが国家の独立と主権を尊重し、インドネシア大使館が、シリア人ビジネスマンとの面談を通じて両国通商関係を強化するために取り組んでいると述べるとともに、コロナ禍で減退した貿易規模増大を阻害している渉外を解消する策を検討していることを明らかにした。

また、インドネシアで3月20~24日に開催が予定されている列国議会同盟(IPU)への招待状を手渡し、ハンムーダ・サッバーグ人民議会議長の招待を正式に求めた。

SANA(2月28日付)が伝えた。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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クナイトラ通行所前でシリア内政に干渉しようとするイスラエルの挑発的な措置を拒否するデモ(2022年2月28日)

クナイトラ県では、SANA(2月28日付)によると、イスラエル占領下のゴラン高原に面するクナイトラ市の通行所前で、バアス党クナイトラ支部指導部とクナイトラ県の呼びかけで抗議デモが行われ、参加者はシリア内政に干渉しようとするイスラエルの挑発的な措置を拒否すると訴えた。

参加者は、イスラエルからシリア領内に人道支援を行おうとしていることを拒否し、シリアが欧米諸国の経済制裁に直面し、「テロとの戦い」を続けていることを無視し、イスラエルが人道主義を弄ぼうしていると非難した。

AFP, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で95人(2022年2月28日)

保健省は政府支配地域で新たに95人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者200人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、2月28日現在のシリア国内での感染者数は計54,575人、うち死亡したのは3,075人、回復したのは47,133人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/258130983161552

AFP, February 28, 2022、ACU, February 28, 2022、ANHA, February 28, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2022、Reuters, February 28, 2022、SANA, February 28, 2022、SOHR, February 28, 2022などをもとに作成。

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