トルコのソイル内務大臣がアレッポ県北西部に違法入国し、IDPsキャンプ、入植地を視察(2022年2月5日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月5日付)などが複数の地元筋の話として伝えたところによると、トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣が、アレッポ県北西部に違法に入国、20人以上からなる記者団を引き連れてバータブー村、スィヤーラ村の国内避難民(IDPs)キャンプや入植地を視察した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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反体制活動家アクサム・ナイーサ氏が死去(2022年2月5日)

反体制活動家の1人アクサム・ナイーサ氏の兄弟はSNSを通じて同氏が死亡したと発表した。

ナイーサ氏は1951年、ラタキア県ラタキア市生まれ。

1989年にシリア民主的諸自由人権擁護諸委員会を結成するなど、反体制活動を続けていた。

ANHA(2月5日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県マンビジュ市近郊をドローンで爆撃(2022年2月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下のマーリア市近郊でシリア国民軍に所属する革命家運動の軍用車を地対地ミサイルで攻撃した。

この攻撃で、革命家運動の司令官1人とメンバー3人が負傷した。

ANHA(2月5日付)によると、これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村、ヒルバト・シャッアーラ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のウンム・アダサ村一帯を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

一方、バイルーニーヤ村近郊で、シリア国民軍が使用している小型の武装ドローンが墜落した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はラッカ県アイン・イーサー市で、トルコ国籍のダーイシュの司令官とメンバー10人を拘束(2022年2月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市で、トルコ国籍のダーイシュ(イスラーム国)の司令官とメンバー10人を拘束した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がハマー県、ラッカ県の砂漠地帯でダーイシュに対して32回の爆撃を実施(2022年2月5日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がハマー県イスリヤー村一帯の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して32回の爆撃を実施した。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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石油鉱物資源省は、2011年3月以降、現在に至るまでの石油部門の直接・間接の被害総額が約1005億米ドルに達すると発表(2022年2月5日)

石油鉱物資源省は、2011年3月の「アラブの春」波及に伴う「戦争」勃発以降、現在に至るまでの石油部門の直接・間接の被害総額が約1005億米ドルに達すると発表した。

同省が会合で明らかにしたところによると、シリア国内での2021年の原油生産量は約3140万バレル、1日平均で8万5900バレルが生産された。

うち、1日平均で1万6000バレルが政府支配地域で精製される一方、1日平均7万バレルが東部地域を占領する米国とその「傭兵」(クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)が主導する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍、北・東シリア自治局など)によって盗奪された。

天然ガスの生産量は約45億立方メートル、1日平均で1250万立方メートルが生産された。

うち79%が電力省に、6%が工業省に、15%が石油鉱物省に引き渡された。

電力省は1日平均900万立方メートルの天然ガスをハサカ県北東部のスワイディーヤ発電所(スワイディーヤ村)での発電のために使用した。

家庭用ガスの生産量は11万8000トン、1日平均323トンが生産された。

ヒムス石油精製所(ヒムス県)、バーニヤース石油精製所(タルトゥース県)での石油派生物から再生産された石油は570万トン、ハイオク・ガソリンの生産量は94万4000トン、レギュラー・ガソリンの生産量は1万1000トン、灯油の生産量は151万9000トン、燃料の生産量は273万4000トン、アスファルトの生産量は7万7000トン、リン酸塩の生産量は110万トン、岩塩の生産量は11万3000トンだった。

「戦争」勃発以降の被害は、職員235人が死亡、46人が負傷し、112人が誘拐・拉致の被害に遭い、人的被害を総額は1005億米ドルに達した。

SANA(2月5日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/mopmr.gov.sy/posts/318193087024933

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月5日)

ダマスカス郊外県では、SANA(2月5日付)によると、1月29日にキスワ市とザーキヤ町に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月5日付)によると、1月19日にダイル・ザウル市スポーツ・サロンで開設された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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ラッカ県では、SANA(2月5日付)によると、1月12日にサブハ町に設置された和解センターで指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

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アレッポ県では、SANA(2月5日付)によると、1月31日にマスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア国防省は「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表、トルコ側は5件の停戦違反を確認(2022年2月5日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を確認しなかったと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3152741358301932

AFP, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で85人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で1人(2022年2月5日)

保健省は政府支配地域で新たに85人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者325人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月5日現在のシリア国内での感染者数は計51,826人、うち死亡したのは3,004人、回復したのは40,243人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/243322864642364

AFP, February 5, 2022、ACU, February 5, 2022、ANHA, February 5, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 5, 2022、Reuters, February 5, 2022、SANA, February 5, 2022、SOHR, February 5, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民330人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は748,557人に(2022年2月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月4日に難民330人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民314人(うち女性94人、子供160人)、ヨルダンから帰国したのは16人(うち女性5人、子供8人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は748,557人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,068人(うち女性105,501人、子ども178,750人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,489人(うち女性119,299人、子ども202,731人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は977,837人(うち女性293,458人、子供498,403人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,838人(うち女性41,468人、子供34,109人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,434人(うち女性424,027人、子供677,875人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3152738788302189

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 5, 2022をもとに作成。

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