ダーイシュはクラシーの後任の新カリフにアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーなる人物を任命(2022年2月6日)

ダーイシュ(イスラーム国)は声明を出し、2月2日に米軍の特殊作戦によってイドリブ県アティマ村近郊で殺害されたアブー・イブラーヒーム・クラシー指導者に弔意を示すとともに、公認の指導者(カリフ)としてアブー・ハサン・ハーシミー・クラシーを任命したと発表した。

声明では、シリア国内で活動するダーイシュ(イスラーム国)のメンバーらに対して、クラシー指導者殺害に我慢と忍耐をもって臨むとともに、これまでに殺害された先達らと同じ道を歩むよう呼びかけた。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月6日付)など複数の反体制系メディアが伝えた。

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新たにカリフとなったアブー・ハサンなる人物に関して、シリア北部侵害記録センター(VDC-NSY)は、ダーイシュが新たなカリフの名前や素性を公表しないことは、その手法や政策において異例ではないとしたうえで、米国の標的とならないよう新指導者が誰であるかを隠し続けることだろうとの見方を示した。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022、VDC-NYS, February 6, 2022などをもとに作成。

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シリア人権監視団:グワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件でダーイシュ・メンバー数百人がトルコなどに逃亡(2022年2月6日)

シリア人権監視団は、複数の情報筋から得た情報をもとに、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー数百人が脱獄に成功し、トルコ領内、トルコの占領下にあるアレッポ県北部の「ユーフラテスの盾」地域、北・東シリア自治局(あるいはダイル・ザウル民政評議会)の支配下にあるハサカ県、ラッカ県、ダイル・ザウル県、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県マンビジュ市一帯などに逃亡したと発表した。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍がダーイシュ・メンバー2人を拘束する一方、検問所の襲撃で兵士2人死亡(2022年2月6日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ダイル・ザウル県ズィーバーン町で自爆用ベルトを装着し、自爆攻撃を試みようとしたと見られるダーイシュ(イスラーム国)のメンバー2人を拘束し、武器弾薬を押収したと発表、その写真を公開した。

https://www.facebook.com/QSDMEDIA/posts/1825690280956965

一方、シリア人権監視団によると、スブハ村に設置されているシリア民主軍の検問所がダーイシュ(イスラーム国)メンバーからなる武装グループの襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市で、米ドルが入った複数の袋を所持していたダーイシュ(イスラーム国)の両替担当者を拘束した。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022、February 7, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県マンビジュ市近郊をドローンで爆撃(2022年2月6日)

アレッポ県では、ANHA(2月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマンナグ村、アイン・ダクナ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、アラブ・ハサン村への攻撃はトルコ軍の無人航空機(ドローン)による爆撃だという。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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スワイダー市で政府による支援打ち切りに抗議するデモ(2022年2月6日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、ANHA(2月6日付)などによると、スワイダー市内の複数カ所で、政府がスマートカードを使用して食料品を入手している約60万世帯への支援を打ち切ったことに抗議するデモが行われた。

デモはスワイダー市および周辺の約20カ所で発生、デモ参加者の一部は体制打倒を求めるシュプレヒコールを連呼、市内に通じる街道を封鎖するなどして抗議の意思を示した。

この決定はシリア政府が2月1日に行ったもので、合わせて2008年以降に生産された1500ccの排気量の自動車1台以上を所有する住民や、スワイダー市内に複数の不動産物件を所有する住民などへの支援を打ち切ることも決定されていた。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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UNICEFはグワイラーン刑務所を視察、ダーイシュ・メンバーの子供らを迅速且つ迅速且つ体系的に釈放し、帰還させるよう呼び掛ける(2022年2月6日)

UNICEF(国際連合児童基金)シリア事務所のヴィクトル・ニランド代表は声明を出し、2月5日にハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所を視察したとしたうえで、同刑務所に収容されているダーイシュ(イスラーム国)メンバーの子供たちを釈放し、外国人メンバーの子供とシリア人メンバーの子供をそれぞれの出身国、出身地に迅速且つ体系的に帰還させるために取り組むよう加盟国に呼び掛けた。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、同軍がハサカ県ハサカ市のグワイラーン地区にあるグワイラーン刑務所へのUNICEF使節団の視察の安全を確保したと発表した。

視察は2月5日に行われ、UNICEF(国際連合児童基金)シリア事務所のヴィクトル・ニランド代表が使節団の代表を務め、ナターシャ・ストイコヴスカ(Natasha Stojkovska)同カーミシュリー事務所らが同行した。

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シリア民主軍は、ハサカ県ハサカ市のグワイラーン刑務所での襲撃・脱獄事件で犠牲となった隊員3人と、2月1日のトルコ軍の無人航空機(ドローン)によるタカル・バカル村近郊の発電所への爆撃で死亡した4人の氏名などを新たに発表した。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月6日)

SANA(2月6日付)によると、ダマスカス郊外県のキスワ市とザーキヤ町、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のマスカナ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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アラブ作家連合はムン・ジョンナム駐シリア大使ら北朝鮮関係者と会合を開き、アラビア語書籍とハングル語書籍の翻訳や両国文化交流の活性化の方途を検討(2022年2月6日)

ダマスカス県にあるアラブ作家連合の本部で、シリアと北朝鮮(朝鮮民主主義共和国)の文化交流を促進し、アラビア語書籍とハングル語書籍の翻訳や両国文化活動の活性化の方途を検討するための会合が開催された。

SANA(2月6日付)によると、会合には、ムハンマド・ハウラーニー連合代表、ムン・ジョンナム駐シリア・北朝鮮大使ら大使館関係者らが出席、テロリズムや外国の侵略に対抗するための有識者の思想的な役割などについても意見が交わされた。

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村を4回にわたって爆撃(2022年2月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフルシャラーヤー村を4回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、反体制派の支配下にあるイドリブ県に電力を供給しているトルコのグリーン・エネルギー社は家庭用の電気料金を1キロワットあたり1.98トルコ・リラから、2トルコ・リラに、事業用の電気料金を2.40トルコ・リラから2.61トルコ・リラに引き上げることを決定した。

このほか、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握る県北部のカッリー町で女性ら多数が、同機構をはじめとする反体制派によって拘束されている夫の釈放を求めて抗議デモを行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県0件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3153486624894072

AFP, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で89人(2022年2月6日)

保健省は政府支配地域で新たに89人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者330人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、2月6日現在のシリア国内での感染者数は計51,915人、うち死亡したのは3,008人、回復したのは40,573人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/243915111249806

AFP, February 6, 2022、ACU, February 6, 2022、ANHA, February 6, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 6, 2022、Reuters, February 6, 2022、SANA, February 6, 2022、SOHR, February 6, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民319人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は748,884人に(2022年2月6日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月5日に難民327人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民319人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは8人(うち女性2人、子供4人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は748,884人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,387人(うち女性105,596人、子ども178,912人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,497人(うち女性119,301人、子ども202,735人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は978,164人(うち女性293,555人、子供498,569人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,838人(うち女性41,468人、子供34,109人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,434人(うち女性424,027人、子供677,875人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3153486218227446

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 6, 2022をもとに作成。

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