ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ラッカ県、ハマー県の砂漠地帯でダーイシュに対して20回以上の爆撃を実施(2022年2月12日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県ラサーファ砂漠、ハマー県のイスリヤー村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して20回以上の爆撃を実施した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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シリア国民軍に所属するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団がトルコ占領下のアレッポ県北西部で交戦(2022年2月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジンディールス町近郊のジャウラカーン(ジューラーカー)村・ファキーラーン村間で、でシリア国民軍に所属するアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団のメンバーどうしが交戦し、1人が死亡複数が負傷した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市西のパン製造所近くをドローンで爆撃し、住民1人負傷(2022年2月12日)

ハサカ県では、ANHA(2月12日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアームーダー市西のパン製造所近くを無人航空機(ドローン)で爆撃し、住民1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(2月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊にあるアイン・イーサー・キャンプ、M4構想道路沿線を砲撃した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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昨年11月2日にイブタア町で誘拐された8歳児が3カ月10日ぶりに無事解放される(2022年2月12日)

ダルアー県では、SANA(2月12日付)によると、昨年11月2日にイブタア町で誘拐されたファウワーズ・クタイファーンくん(8歳)が3カ月10日ぶりに無事解放された。

ダルアー県警察のダッラール・ダンダル所長によると、ファウワーズくんの救出は、県刑事治安局、インターポールとの連携のもとに行われ、誘拐犯グループがファウワーズくんの家族との連絡に使用していた国際電話回線と使用者を特定し、警察部隊が4日前の2月8日にヒルバト・ガザーラ町近郊のカティーバ村を強襲し、犯行グループと電話で連絡を取り合っていた男性1人を含む4人を逮捕した。

これを受け犯行グループからの連絡は途絶えたが、2月9日、11日、12日に身代金とファウワーズくんの身柄引き渡し場所、時間の指定があった。

2月12日、ファウワーズくんの両親が身代金を支払うために赴いたナワー市の穀物サイロ近くでファウワーズくんを発見し、保護した。

ファウワーズくんが保護された際、警察はファウワーズくんの身の安全を考慮して同行していなかった。

犯行グループは現在も逃走中。

一方、シリア人権監視団は複数筋の話として、両親が犯行グループに身代金5億シリア・ポンド(15万米ドル)を支払った後、ファウワーズくんはナワー市内の薬局で発見されたと発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団のメンバー2人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

また、ジッリーン村でも、住民1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月12日)

SANA(2月12日付)によると、ダマスカス郊外県のダーライヤー市、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のマスカナ市、サフィーラ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県に対するシリア軍の砲撃で7人死亡(2022年2月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村を砲撃し、1家6人(男性2人、女性2人、子供2人)が死亡した。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1311222176011070

https://www.facebook.com/SYRMMC/videos/633952151204186/

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1311117826021505

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタカード村に対しても砲撃を行い、1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反1件確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3157783091131092

AFP, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で122人(2022年2月12日)

保健省は政府支配地域で新たに122人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者360人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月12日現在のシリア国内での感染者数は計52,626人、うち死亡したのは3,026人、回復したのは42,642人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/247558727552111

AFP, February 12, 2022、ACU, February 12, 2022、ANHA, February 12, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 12, 2022、Reuters, February 12, 2022、SANA, February 12, 2022、SOHR, February 12, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民327人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は750,813人に(2022年2月12日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月11日に難民327人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民323人(うち女性97人、子供165人)、ヨルダンから帰国したのは4人(うち女性1人、子供2人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は750,813人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者353,266人(うち女性106,160人、子ども179,869人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,547人(うち女性119,316人、子ども202,762人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,825,142人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は980,093人(うち女性294,134人、子供499,553人)となった。

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一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,861人(うち女性41,472人、子供34,121人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,457人(うち女性424,031人、子供677,887人)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3157788224463912

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 12, 2022をもとに作成。

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