ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア民主軍傘下の自衛部隊拠点を襲撃し、4人を殺害(2022年2月9日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルが、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジャズラト・ブーシャムス村に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下の自衛部隊の拠点に潜入し、4人を銃で撃ち殺害した。

AFP, February 10, 2022、ANHA, February 10, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 10, 2022、Reuters, February 10, 2022、SANA, February 10, 2022、SOHR, February 10, 2022などをもとに作成。

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スーダンのブルハーン主権評議会議長兼国軍司令官がシリア大使と会談し、シリア政府との関係強化への意向を伝える(2022年2月9日)

スーダンのアブドゥルファッターフ・ブルハーン主権評議会議長兼国軍司令官はハビーブ・アリー・アッバース在スーダン・シリア大使と首都ハルツームで会談した。

アナトリア通信(2月9日付)が複数のメディア筋の話として伝えたところによると、ブルハーン議長は会談で、シリア政府との関係を強化したいとの意思を伝えるとともに、両国関係発展のために努力を行っていると述べたという。

AFP, February 9, 2022、Anadolu Ajansı, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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シリア軍がトルコ占領下のアレッポ県を砲撃する一方、トルコ軍はドローンでハサカ県を爆撃し子供らを殺傷(2022年2月9日)

アレッポ県では、ANHA(2月9日付)によると、シリア軍が政府支配地とトルコ占領地を隔てるアブー・ザンディーン村通行所(トルコ占領下)を狙って砲撃を行った。


この砲撃で、シリア国民軍の戦闘員4人が負傷した(シリア人権監視団によると、1人が死亡)。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北西のサイヤーダ村、アラブ・ハサン村、トルコ占領下のバーブ市の東に位置するシャイフ・ナースィル(クルト・ワイラーン)村、カーウカリー村、ブーガーズ村を砲撃した。

これの砲撃で、アラブ・ハサン村で女性2人が負傷した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーキーヤ村、シャフバー・ダム、ナーイフ山を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(2月9日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町北のタッル・ズィヤーブ村を砲撃した。

トルコ軍はまた、無人航空機(ドローン)でアームーダー市とダルバースィーヤ市を結ぶ街道沿線のバヒーラ村で車1台を爆撃した。

この爆撃で車に乗っていた、11歳の子供1人が死亡、3人が負傷した(シリア人権監視団によると、子供2人が死亡、子供3人が負傷)。

また、この爆撃で送電線が破壊され、アームーダー市一帯の40カ村への電力供給が停止した。

トルコ軍はさらに、ダルバースィーヤ市からアームーダー市に向かっていた車1台に対してハルザ村近くで機銃掃射した。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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イスラエル軍は首都ダマスカス一帯に空対地ミサイル、地対地ミサイルで攻撃し兵士1人が死亡、住宅などに被害、ロシア軍は電子戦システムを作動させイスラエル軍を妨害(2022年2月9日)

SANA(2月9日付)は、シリア軍筋の話として、イスラエル軍が2月9日午前0時56分頃にレバノンの首都ベイルート南東の上空を領空侵犯、首都ダマスカス一帯の複数カ所に空対地ミサイル多数を発射、また同時10分には占領下のゴラン高原から同じく首都ダマスカス一帯の複数カ所に向けて地対地ミサイル多数を発射と伝えた。

これに対して、シリア軍防空部隊が迎撃、ミサイルの一部を撃破したが、攻撃によってシリア軍兵士1人が死亡、5人が負傷、ダマスカス郊外県クドスィーヤー市の住宅や車などが被害を受けた。


https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/698027184913695

 

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外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍のミサイル攻撃に関して、ゴラン高原における停戦監視と兵力引き離しを定めた1974年の国連安保理決議第350号など一連の国連決議、国際法への違反だと非難した。

https://www.facebook.com/Mofaexsy/posts/3194837417470030

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一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はツイッターのアカウント(https://twitter.com/AvichayAdraee/)を通じて以下の通り、表明した。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1491264297938583552

昨夜、シリアから地対空ミサイル1発が発射されたことを受け、イスラエル国防軍はシリア領内の以下の標的への攻撃を実施した。レーダー、戦闘機複数機に対してミサイル複数発を発射した対空ミサイル発射台複数基。
国防軍はイスラエル国家の領空と安全保障を防衛し続ける。

https://twitter.com/AvichayAdraee/status/1491265870378958849

シリア砲台複数基から発射されたシリアの対空ミサイル1発は空中で爆発し、迎撃するまでもなかった。これにより、ウムアルファム市、サマリア地区で夜間警報が鳴り響いた。

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シリア人権監視団によると、攻撃は、「イランの民兵」の拠点や武器弾薬庫などがあるとされるダマスカス郊外県の旧ダマスカス・ベイルート街道沿線の複数カ所、バラダー渓谷のジュダイダト・シャイバーニー村など。

死亡したのは、シリア軍防空部隊の中尉で、同地のミサイル発射台の一つに配属されていた。

クドスィーヤー市への被害は、シリア軍防空部隊が撃破したミサイルの破片によるものだという。

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ドゥラル・シャーミーヤ(2月9日付)が複数の地元メディアの話として伝えたところによると、標的となったのは、共和国護衛隊大104旅団、空軍情報部第13旅団の拠点複数カ所、ディーマース町近郊のグライダー用飛行場など。

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イスラエル公共放送協会(KAN、2月9日付)は、イスラエル軍戦闘機によるミサイル攻撃時、ラタキア県のフマイミーム航空基地に駐留するロシア軍が、電子戦システムを作動させたと伝えた。

ロシア軍による電子戦システムは、イスラエル軍戦闘機の着陸を妨害するためで、これによって、GPSに誤動作が生じたという。

KANによると、イスラエル軍はロシア軍に対してイスラエル国内の空港に対するレーダー妨害を停止するよう要請したが、ロシア軍は、シリア国内の自国部隊を防衛するために行っているとして、これを拒否したという。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、KAN, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県、ダイル・ザウル県、ラッカ県、アレッポ県で指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続く(2022年2月9日)

SANA(2月9日付)によると、ダマスカス郊外県のキスワ市、ザーキヤ町、ムウダミーヤト・シャーム市、ダイル・ザウル県のダイル・ザウル市スポーツ・サロン、ラッカ県のサブハ町、アレッポ県のマスカナ市、サフィーラ市に設置された和解センターで、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の大規模社会復帰手続きが続けられた。

また、アレッポ県マスカナ市一帯地域の部族長らが「祖国のテント」を設営し、住民らに社会復帰手続きを行うよう呼び掛けた。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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ハサカ市で大学の教員や学生がデモを行い、米国とシリア民主軍による大学施設破壊に抗議(2022年2月9日)

ハサカ県では、SANA(2月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市中心街の大統領広場(政府支配下)で、ユーフラテス大学ハサカ分校の教員や学生、シリア学生国民連合、バアス党関係者や支持者らが、米軍による土木工学部、経済学部、技術監督者工学技術研究所に対する爆撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による農業工学部での略奪や教育禁止措置に抗議するデモを行った。

米軍は1月20日にハサカ市のグワイラーン刑務所でダーイシュ(イスラーム国)による襲撃・脱獄事件が発生した際、これを制圧するとして、ダーイシュのメンバーらが立て籠もったユーフラテス大学ハサカ分校の施設などに対して爆撃を行い、これを破壊していた。


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また、ハサカ県シリア部族長名士評議会は声明を出し、米軍とその支援を受けるシリア民主軍がダーイシュによるグワイラーン刑務所襲撃・脱獄事件を鎮圧する際に、ユーフラテス大学ハサカ分校(経済学部、土木工学部、技術監督者工学テクノロジー研究所)の施設を爆撃などで破壊し、備品を強奪、農学部が学期末試験の中止を余儀なくされたことを非難した。

SANA(2月9日付)が伝えた。

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一方、ANHA(2月9日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市のグワイラーン地区にある墓地で、ダーイシのメンバー1人が内務治安部隊(アサーイシュ)の追跡の末に包囲され、自爆した。

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このほか、ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市でシリア民主軍が、米主導の有志連合ヘリコプターの支援を受けて、シリア政府支配地への密輸に利用されている水上通行所で働いている男性を拘束しようとしたが、この男性の父親が身柄引き渡しを拒否、戦闘となり、男性の弟の1人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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スワイダー県のマジャーディル村、ナムラ村で反政府デモ続く(2022年2月9日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市近郊のマジャーディル村、ナムラ村で、2月6、7、8日に続いて、政府がスマートカードを使用して食料品を入手している約50万世帯への支援を打ち切ったことにデモが行われ、参加者らは道路を封鎖するなどして抗議の意思を示した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ヤードゥーダ村に居住し、元反体制武装集団の司令官だったヒムス県出身者が何者かの襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反2件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県1件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3155555058020562

AFP, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で124人、北・東シリア自治局支配地域で132人(2022年2月9日)

保健省は政府支配地域で新たに124人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者340人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、2月9日現在のシリア国内での感染者数は計52,243人、うち死亡したのは3,017人、回復したのは41,577人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/245744607733523

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに132人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、2月9日現在のシリア国内での感染者数は計37,870人、うち死亡したのは1,530人、回復したのは2,529人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性66人、女性66人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市33人、カーミシュリー市33人、マーリキーヤ(ダイリーク)市32人、ルマイラーン町7人、アームーダー市3人、マアバダ(カルキールキー)町3人、アブー・ハシャブ・キャンプ1人、ダルバースィーヤ市2人、ラッカ県のラッカ市17人、ダイル・ザウル県1人。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1785870201602909

AFP, February 9, 2022、ACU, February 9, 2022、ANHA, February 9, 2022、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2022、Reuters, February 9, 2022、SANA, February 9, 2022、SOHR, February 9, 2022などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:難民328人と国内避難民(IDPs)14人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は749,831人、2019年以降帰還したIDPsは105,859人に(2022年2月9日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、2月8日に難民328人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは17人(うち女性5人、子供9人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は749,831人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者351,301人(うち女性105,870人、子ども179,377人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者397,530人(うち女性119,311人、子ども202,753人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,824,282人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は979,111人(うち女性293,839人、子供499,052人)となった。

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一方、国内避難民14人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは14人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は14人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は105,859人(うち女性41,472人、子供34,121人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,374,455人(うち女性424,031人、子供677,887人)となった。

https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3155548691354532

Ministry of Defence of the Russian Federation, February 9, 2022をもとに作成。

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