アスマー大統領夫人はシリアを訪問中のオマーン国立記録文書庁の使節団と会談(2023年5月13日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、シリアを訪問中のオマーン国立記録文書庁の使節団と会談した。

使節団の訪問はシリアとオマーンの協力関係の構築が目的で、会談では、歴史の記述やその保存において文書が担う本質的な役割について、それが現代だけでなく未来も創り出すための不可欠な手段でである点に議論が集中した。

アスマー夫人は、国家と社会のさまざまなレベルにおいて文書によって記録することがきわめて重要であるとしたうえで、文書記録が事件や出来事についての見解を代表し、知識を運用する可能性を与え、記録された出来事に対する共同集団思考を創り出し、出来事が記録されなければ、学びや教訓として活かすことができないまま、多くの世代が語るだけのものになってしまうと述べた。

アスマー夫人はまた、文書記録がアイデンティティを守り、帰属意識を維持するための思想的よりどころになると指摘、とりわけシリアが12年にわたって経験してきた戦争が、無形文化遺産のなかで生き、行動する人間にも、物的な文化遺産への被害が大きな影響を与えたがゆえに、こうした文化遺産を文書として記録し、消滅から守り、世代から世代へと受け継いでいかねばならないと強調した。

会談では、ハマド・ビン・ムハンマド・ドゥワイヤーニー代表がオマーン国立記録文書庁の活動状況などについて説明した。

会談には、ブサイナ・シャアバーン大統領府特別顧問も同席した。

SANA(5月13日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid027bVeScTkXef8pZoo1sZVXJysRXxA2dzz78UMsjKgNLGnUi8rqa6ENpzjJEdD9ycfl

AFP, May 13, 2023、ANHA, May 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2023、Reuters, May 13, 2023、SANA, May 13, 2023、SOHR, May 13, 2023などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがヒムス県東部でシリア軍士官1人を要撃し、殺害(2023年5月13日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが県東部のスフナ市近郊の砂漠地帯でシリア軍士官(中尉)1人を要撃し、殺害した。

AFP, May 13, 2023、ANHA, May 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2023、Reuters, May 13, 2023、SANA, May 13, 2023、SOHR, May 13, 2023などをもとに作成。

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イラク・クルディスタン自治政府による国境通行所閉鎖決定にもかかわらず、兵站物資や燃料などを積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約20輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年5月13日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、兵站物資や燃料などを積んだ米主導の有志連合の貨物車輌など約20輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(イラク側はスワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

イラク・クルディスタン地域は12日、フィーシュ・ハーブール国境通行所(シリア側はスィーマルカー国境通行所)とスワイディーヤ国境通行所の人道部門、通商部門を閉鎖、外国とイラクの滞在許可証の保有者の通行と、「ロジャヴァ」(北・東シリア)居住者のシリアへの帰国のみ、土曜日と日曜日に限って認める旨、北・東シリア自治局側に通達している。

なお、ANHA(5月13日付)によると、北・東シリア自治局は13日に声明を出し、イラク・クルディスタン自治政府による国境通行所の閉鎖決定について、「正しくない」と非難した。

AFP, May 13, 2023、ANHA, May 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2023、Reuters, May 13, 2023、SANA, May 13, 2023、SOHR, May 13, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県ナワー市で若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡(2023年5月13日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で若い男性1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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シリア軍がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の中心都市のアレッポ県北部を砲撃し子供1人が負傷(2023年5月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の中心都市の一つバーブ市に面するターディフ市を砲撃、同地一帯でシリア国民軍と交戦した。

シリア軍の砲撃で子供1人が負傷した。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町で、住民らが生活状況の改善、断続的な停電に抗議して3日連続のデモ(2023年5月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町で、住民らが生活状況の改善、断続的な停電に抗議してデモを行った。

デモが行われるのは3日連続。

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【トルコ・シリア大地震】北・東シリア自治局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区で地震の被害を受けた建物が倒壊し、男性1人死亡(2023年5月13日)

北・東シリア自治局のアレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の人民庁舎は声明を出し、2月6日のトルコ・シリア大地震と2月20日の余震によって被害を受けていた住宅の倒壊によって5月12日に住民1人が死亡したと発表、当局の対応が遅れている原因がシリア政府による両地区への封鎖にあると非難、政治的決定をもって封鎖を解除するよう求めた。

声明によると、両地区の建物439棟が地震の被害を受け、うち12棟の被害が深刻だという。

ANHA(5月13日付)が伝えた。

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【トルコ・シリア大地震】シリアの被災地で稼働している病院・医療センターは354ヵ所(2023年5月13日)

保健省のウィアーム・ハイダル計画局長は『ティシュリーン』(5月13日付)の取材に応じ、2月6日のトルコ・シリア大地震によってハマー県、アレッポ県、タルトゥース県、ラタキア県、イドリブ県での医療施設の被害状況について明らかにした。

ハイダル計画局長によると、ハマー県で稼働している医療センターは177ヵ所のうち150ヵ所、タルトゥース県は149ヵ所(すべて)、アレッポ県は226ヵ所のうち47ヵ所、ラタキア県は116ヵ所のうち108ヵ所、イドリブ県は116ヵ所のうち5ヵ所、合計で325ヵ所。

また、病院はハマー県が6施設のうち5施設、タルトゥース県は7施設(全施設)、アレッポ県は11施設のうち6施設、ラタキア県は7施設(全施設)、イドリブ県は4施設(全施設)、合計で29施設。

AFP, May 13, 2023、ANHA, May 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2023、Reuters, May 13, 2023、SANA, May 13, 2023、SOHR, May 13, 2023、Tishrin, May 13, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】サッバーグ国連シリア代表は地震の被害に対応するために国連などに与えたバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所の使用許可を3ヵ月延長すると発表(2023年5月13日)

バッサーム・サッバーグ国連シリア代表は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/AmbSYUN/)を通じて、シリア政府がトルコ・シリア大地震の被害に対応するために、2月13日に国連および関連機関に与えたアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所の使用許可が8月13日に失効するのを受け、同許可を11月13日までの3ヵ月延長することを決定したと発表した。

サッバーグ国連代表によると、この決定は、安定強化と、すべてのシリア人の生活と人道状況の改善したいというシリアの熱意に基づくもので、すべてのシリア人への人道支援の提供を促す取り組みの一環として行わるもの。

両通行所は、トルコと同国の占領下にある「ユーフラテスの盾」地域を結んでいる。

AFP, May 13, 2023、ANHA, May 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, May 13, 2023、Reuters, May 13, 2023、SANA, May 13, 2023、SOHR, May 13, 2023などをもとに作成。

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