シャーム解放機構がイドリブ県ザーウィヤ山地方のカウカバー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2023年6月4日)

イドリブ県ではシリア人権監視団によると、シャーム解放機構がザーウィヤ山地方のカウカバー村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバイニーン村、フライフィル村、スフーフン村、ハルーバ、カフル・ウワイド村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がクルド山地方のカッバーナ村一帯で砲撃戦を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

AFP, June 4, 2023、ANHA, June 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2023、Reuters, June 4, 2023、SANA, June 4, 2023、SOHR, June 4, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がイラクを公式訪問、フサイン外務大臣、スーダーニー首相、ラシード大統領と会談(2023年6月4日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がイラクを公式訪問し、フアード・フサイン外務大臣と会談、二国間関係深化の方途について協議した。

ミクダード外務在外居住者大臣はフサイン外務大臣との共同記者会見で、「テロとの戦い」、麻薬の撲滅、西側諸国による一方的制裁の影響の克服などにおいて共同で取り組む必要を強調した。

トルコについては、シリア領内への侵略、攻撃を非難、ヌスラ戦線(現シャーム解放機構)、ダーイシュ(イスラーム国)などのテロ組織への支援を止めるよう訴えた。

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ミクダード外務在外居住者大臣はまた、ムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相と会談し、二国間関係の発展の方途について意見を交わした。

ミクダード外務在外居住者大臣は会談で、危機(シリア内戦)やトルコ・シリア大地震に対するイラクの姿勢に対するアサド大統領の謝意を伝えた。

また、スーダーニー首相をシリアに公式に招待するとする大統領のメッセージを伝えた。

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ミクダード外務在外居住者大臣はさらに、アブドゥッラティーフ・ジャマール・ラシード大統領と会談し、二国間の協議、連携、関係発展の重要性を確認した。

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SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2023、ANHA, June 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2023、Reuters, June 4, 2023、SANA, June 4, 2023、SOHR, June 4, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=8,200シリア・ポンド、1ユーロ=8,780.15シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年6月4日)

シリア中央銀行は、4日付の送金為替速報で、1米ドル=8,200シリア・ポンド、1ユーロ=8,780.15シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2023、ANHA, June 4, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 4, 2023、Reuters, June 4, 2023、SANA, June 4, 2023、SOHR, June 4, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣がイラクを公式訪問、フサイン外務大臣、スーダーニー首相、ラシード大統領と

シリア交渉委員会を構成するすべての勢力が一堂に会した初の会合が国連の招きによりスイスで開催(2023年6月3日)

シリア交渉委員会を構成するすべての勢力、すなわちシリア革命反体制勢力国民連立(シリア国民連合)、カイロ・プラットフォーム、モスクワ・プラットフォーム、(民主的変革諸勢力)国民調整委員会が一堂に会した初の会合が、国連の招きによりスイスのジュネーブで開催された。

会合は、反体制派の統合とコンセンサスを目的とし、国民調整委員会のハサン・アブドゥルアズィーズ代表、モスクワ・プラットのカドリー・ジャミール代表、カイロ・プラットフォームのジャマール・スライマーン代表(オンライン参加)、シリア国民連合のサーリム・ムスラト代表らが参加した。

モクスワ・プラットフォームは2019年に、シリア政府に制憲委員会の議事を伝えるよう呼びかけ、他の勢力と対立して移行、シリア交渉委員会への参加を見合わせていた。

また、2021年にスライマーン派とたもとを分かったフィラース・ハーリディーが指導するカイロ・プラットフォームのメンバーは1日に今回の会合への参加をボイコットすると発表していた。

諸派の代表は2日にジュネーブ入りし、3日にはゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と会談した。

イナブ・バラディー(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、‘Inab Baladi, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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アナトリア通信:米軍がタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍と、アラブ系部族の民兵組織でシリア民主軍に所属するサーナーディード軍の会合を主催(2023年6月3日)

アナトリア通信(6月3日付)は、シリア北東部および南東部に違法に部隊を駐留させている米軍が2日、ヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動するシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)と、アラブ系部族の民兵組織で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するサーナーディード軍の会合を主催したと伝えた。

会合は、北・東シリア自治局の支配下にある北・東シリア自治局の支配下にあるヤアルビーヤ(タッル・クージャル)町近郊で開催され、米軍の使節団も参加、1時間半以上にわたって意見交換が行われた。

米軍の使節団は会合で、サナーディード軍に対してシリア自由軍と55キロ地帯で連携し、「イランの民兵」の攻撃に対処するよう求めたという。

AFP, June 3, 2023、Anadolu Ajansı, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、アレッポ県、ハマー県で交戦(2023年6月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がザーウィヤ山地方のカウカバー村一帯に展開するシリア軍の拠点を砲撃した。

これに対して、シリア軍はザーウィヤ山地方のフライフィル村、ハルーバ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がアターリブ市一帯に展開するシリア軍の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、カーヒラ村を砲撃した。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内の刑務所に収監されていたダーイシュのイラク人メンバー約50人の身柄がシリア民主軍によってイラク政府に引き渡される(2023年6月3日)

シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にある刑務所に収監されていたダーイシュ(イスラーム国)のイラク人メンバー約50人の身柄が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によってイラク政府に引き渡された。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県アズバ村で、ダーイシュのスリーパーセルのメンバーと見られる武装集団がシリア民主軍の元兵士を銃で殺害(2023年6月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある県北部のアズバ村の市場で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバーと見られるオートバイに乗った武装集団が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の元兵士を銃で撃ち殺害した。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで、シリア自由軍から3日にわたって拷問を受けていた66歳の男性が死亡(2023年6月3日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで、5月末に「警察」に拘束され、収容所でシリア自由軍(旧革命特殊任務軍)から3日にわたって拷問を受けた後に1日に釈放されていた66歳の男性が死亡した。

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また、同キャンプで避難生活を続ける国内避難民(IDPs)が生活状況、人道支援の受給を求めて抗議デモを行った。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるスィーマルカー国境通行所が通商および人道部門での通関業務を再開したと発表(2023年6月3日)

ハサカ県では、北・東シリア自治局の管理下にあるティグリス川河畔のスィーマルカー国境通行所が声明を出し、通商、および人道部門での通関業務を再開したと発表した。

ANHA(6月3日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/semalka.2017/posts/pfbid02MU4EsnE3f2H7h9uMESLkrfbCK5zwJfe6bbQB5uB92jzrYhGBVey4NmZJu6DjnwhUl

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード1.8~3.0の地震が8回発生したと発表(2023年6月3日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にラタキア県北部沖の地中海、ダマスカス県東、アレキサンドレッタ地方(ハタイ県)、トルコを震源とするマグニチュード1.8~3.0の地震が8回発生したと発表した。

SANA(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】パキスタン政府とロシア共産党が被災者への支援物資を提供(2023年6月3日)

駐シリア・パキスタン大使館のサフダル・アリー・ハーン副大使は報道声明を出し、1日と2日にパキスタン政府からの人道救援物資約1,300トンをラタキア港に海路で移送したと発表した。

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ロシア共産党はトルコ・シリア大地震の被災者をのための人道支援物資をロシア国防省の貨物機でシリアに移送すると発表した。

SANA(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣はアレッポ市内で建設中の被災者収容住宅を視察(2023年6月3日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、アレッポ県アレッポ市を訪れ、マアスラーニーヤ青年住宅郊外地区、ハイダリーヤ地区を訪れ、トルコ・シリア大地震の被災者を収容するために建設中の住宅を視察した。


マアスラーニーヤ青年住宅郊外地区の建設現場は総面積が68ヘクタールで、120棟の住居が、ハイダリーヤ地区の建設現場は66ヘクタールで、10階建て、80世帯を収容可能なマンション4棟が建設中。

SANA(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー45輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2023年6月3日)

ハサカ県では、SANA(1月4日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー45輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など25輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配地から政府支配への初等・中等教育修了試験と高等教育進学試験の受験を希望する生徒の移動なし(2023年6月3日)

イドリブ県では、シリア政府の支配地とシャーム解放機構の支配地を隔てるM4高速道路沿線のサラーキブ市西の通行所(シャーム解放機構の支配地側にはタルナブ村の通行所がある)が、政府支配地で実施される初等・中等教育修了試験と高等教育進学試験の受験を希望するシャーム解放機構の支配地在住の初等・中等教育修了予定者を受け入れを開始した。


だが、SANA(6月3日付)によると、シャーム解放機構の支配地から受験希望者が通行所を訪れることはなかった。

これに関して、通行所のナーディル・アブドゥー管理局長は、生徒が通行所に向かうことを「テロ・グループ」が阻止している、とSANAに対して明らかにした。

SANA(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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ダルアー市で和解センターが再設置され、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが始まる(2023年6月3日)

ダルアー県では、県の関係当局がダルアー市のフーリーヤート・センターに和解センターを再設置し、指名手配者、脱走兵、兵役忌避者の社会復帰手続きが開始された。

センターは8日まで設置され、ダルアー市および同県各所から社会復帰希望者が訪れる予定。

SANA(6月3日付)が伝えた。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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シリア軍とダーイシュがヒムス県西部の砂漠地帯で交戦し、シリア軍兵士1人死亡(2023年6月2日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが県西部の砂漠地帯で交戦し、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, June 3, 2023、ANHA, June 3, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 3, 2023、Reuters, June 3, 2023、SANA, June 3, 2023、SOHR, June 3, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県では北・東シリア自治局支配地から初等・中等教育の修了試験と高等教育進学試験の受験希望者が政府支配地に、イドリブ県ではシャーム解放機構支配地からの生徒受け入れ準備が進む(2023年6月2日)

アレッポ県では、北・東シリア自治局の支配下にある地域で暮らす初等・中等教育9年生の女子生徒の第1陣が、マンビジュ市南西のターイハト・トゥワイマート村に設置されている通行所を通じて、シリア政府支配地に入った。

シリア政府の支配地で行われる初等・中等教育の修了試験と高等教育進学試験を受験するのが目的で、受け入れはロシア当事者和解調整センター、アレッポ県および同県の関係機関の協力のもとに行われた。

アレッポ県のムスタファー・アブドゥルガニー教育局長によると、マンビジュ郡、アイン・アラブ(コバネ)郡、バーブ郡、アフリーン郡、ジャラーブルス郡から数千人の生徒を42のセンターに受け入れ、受験前の集中授業を提供するという。

また、学生の受け入れを担当する教育局のザカリヤー・カッラ・フハンマド氏によると、ターイハト・トゥワイマート村の通行所に40台の大型バスを派遣し、第1陣となる女子生徒2,700人を通行所から県内の受け入れセンターに移送した。


SANA(6月2日付)が伝えた。

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イドリブ県のサーイル・ナースィフ・サルハブ知事は、県の保健局、教育局、シリア・アラブ赤新月社イドリブ支部などの関係部局に対して、サラーキブ市西の通行所の開放に必要なすべての措置と準備を行うよう指示した。

『ティシュリーン』(6月2日付)が伝えた。

サルハブ県知事は5月31日、シリア政府の支配地とシャーム解放機構の支配地を隔てるM4高速道路沿線のサラーキブ市西の通行所(シャーム解放機構の支配地側にはタルナブ村の通行所がある)を6月3日から6日まで開放し、政府支配地で実施される修了試験と高等教育進学試験の受験を希望するシャーム解放機構の支配地在住の初等・中等教育修了予定者を受け入れると発表していた。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023、Tishrin, June 2, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構支配地とトルコ占領地でシリア政府とトルコ、アラブ諸国の接近・関係改善に抗議するデモ(2023年6月2日)

シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県サッハーラ村、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市、アアザーズ市、スーラーン・アアザーズ町などで、「暴君の手法は一つ」と銘打ったデモが行われ、トルコとシリア政府の接近、アラブ諸国とシリア政府の関係改善の拒否が訴えられた。

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一方、シャーム解放機構の支配下にあるアリーハー市では、同機構の総合治安機関がイスラーム解放党のメンバー1人を逮捕した。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023、June 3, 2033などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県アルマナーズ市でウズベク人が銃で撃たれて死亡(2023年6月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるアルマナーズ市で1日深夜から2日未明にかけて、ウズベク人が運転するオートバイが正体不明の武装集団の要撃を受け、このウズベク人は銃で撃たれて死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、麻薬密売への関与が疑われる治安機関の協力者がダルアー市ダルアー・バラド地区で正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023などをもとに作成。

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北・東シリア自治局はシリア政府がスーダンからのシリア人の帰還を妨害していると非難(2023年6月2日)

北・東シリア自治局は声明を出し、スーダン軍と即応支援部隊(RSF)の戦闘による混乱が続くスーダンからのシリア人の帰還を支援している同自治局の活動をシリア政府が妨害し、同自治局支配地域への帰還を希望するシリア人に対して実現不可能とも言える条件を課す一方、政府に近いメディアや外交官らが、シャーム・ウィングで帰還希望者を移送したと喧伝し、事実を歪めようとしていると批判した。

ANHA(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がラッカ県とアレッポ県をドローンで攻撃(2023年6月2日)

ラッカ県では、トルコ軍が爆発物を搭載した無人航空機(ドローン)で、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるM4高速道路沿線のウサイリム村(タッル・アブヤド郡スルーク区)を攻撃し、農作業中の男性1人とその妻が負傷した。

ANHA(6月2日付)が伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、これに先立ち、トルコ軍のドローンは、マンビジュ市西のアリーマ町近郊に設置されているロシア軍基地近くを移動中の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍マンビジュ軍事評議会の司令官が乗った車輛を爆撃し、乗っていた司令官が即死した。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ガッバーシュ保健大臣はアダノムWHO事務局長と会談し、WHOによる震災支援を高く評価(2023年6月2日)

世界保健機関(WHO)第153回理事会に出席するためにスイスを訪問中のハサン・ガッバーシュ保健大臣はジュネーブでテドロス・アダノムWHO事務局長と会談し、医療機器や医療サービスなどでの協力の方途などについて意見を交わした。

会談でガッバーシュ保健大臣は、「テロとの戦い」や一部諸外国による一方的な制裁のなかでシリアが直面している困難が、医療部門を含む経済・サービス部門に影響を与えているとしつつ、トルコ・シリア大地震に際してのWHOによる支援を高く評価した。

これに対して、アダノムWHO事務局長は、新型コロナウイルス、震災対応における取り組みを称賛し、引き続き医療分野への支援を行う義務を果たすと述べた。

SANA(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023などをもとに作成。

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ロシア連邦ドネツク人民共和国のプシーリン首長代行:「米国は、ロシアを弱体化させるためにウクライナの傭兵を支援しているおり、それはシリアでも行われてきた」(2023年6月2日)

ロシア連邦のドネツク人民共和国のデニス・プシーリン首長代行(旧ドネツク人民共和国首長)は、SANA(6月2日付)の取材に応じ、そのなかで、米国はロシアを弱体化させるためにウクライナの「傭兵」をあらゆるかたちで支援しているとしたうえで、こうした政策はシリアでも行われてきたと述べた。

プシーリン首長代行は以下のように述べた。

ウクライナで起きていることはシリアで起きたことと変わらない。米国が主導する西側の治安機関がテロリストや傭兵を導き入れ、資金、武器を提供し、シリアの合法的な政府と戦わせた。これが今、ウクライナでロシアに対して行われていることだ。
ウクライナでの米国の行為に対するドネツク人民の姿勢は非常に否定的だ。米国は、ドネツクでウクライナ体制の武装勢力が犯す犯罪行為の直接のパートナーだ。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは声明を出し、過去24時間にマグニチュード1.1~3.1の地震が11回発生したと発表(2023年6月2日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にラタキア県北部および北西部、同県沖の地中海、タルトゥース県北西部、ヒムス県タドムル市南、アレキサンドレッタ地方(ハタイ県)、レバノン南東部、キプロス沖を震源とするマグニチュード1.1~3.1の地震が11回発生したと発表した。

SANA(6月2日付)が伝えた。

AFP, June 2, 2023、ANHA, June 2, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 2, 2023、Reuters, June 2, 2023、SANA, June 2, 2023、SOHR, June 2, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラタキア県は地震によって家屋などの不動産が全壊・半壊した被災者の氏名を記載した第2回目の名簿を作成・発表(2023年6月1日)

ラタキア県は、2月6日に発生したトルコ・シリア大地震によって家屋などの不動産が全壊・半壊した被災者の氏名を記載した第2回目の名簿を作成・発表した。

第1回目の名簿は5月15日に作成・発表され、537人の氏名が記載されていた。

2回目の名簿には422人の氏名が記載されている。 名簿に記載されている537人のうち、296人がラタキア市、241人がジャブラ市の被災者。

SANA(6月1日付)が伝えた。

AFP, June 1, 2023、ANHA, June 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2023、Reuters, June 1, 2023、SANA, June 1, 2023、SOHR, June 1, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー49輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2023年6月1日)

ハサカ県では、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー49輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

SANA(6月1日付)が伝えた。

AFP, June 1, 2023、ANHA, June 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2023、Reuters, June 1, 2023、SANA, June 1, 2023、SOHR, June 1, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】フライシャーWFP中東・北アフリカ・東欧地域局長がシリアを訪問し、ミクダード外務在外居住者大臣、マフルーフ地方行政環境大臣と会談(2023年6月1日)

訪れた国連世界食糧計画(WFP)のコリーン・フライシャー中東・北アフリカ・東欧地域局長を代表とする使節団がシリアを訪れ、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談、WFPがシリアで実施している早期復旧プロジェクトや今後の活動計画、シリア政府などとの協力や連携のありようについて意見を交わした。

ミクダード外務在外居住者大臣は会談で、トルコ・シリア大地震への対応をはじめとする諸課題、欧米諸国による一方的な制裁、米国による石油や穀物などの盗奪による被害について説明し、国連が一部諸国による人道支援の政治利用を拒否する必要があると力説した。

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フライシャー中東・北アフリカ・東欧地域局長はまた、フサイン・マフルーフ地方行政環境大臣とも会談し、協力関係の強化やWFPによる対応の改善への取り組みについて意見を交わした。

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SANA(6月1日付)が伝えた。

AFP, June 1, 2023、ANHA, June 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2023、Reuters, June 1, 2023、SANA, June 1, 2023、SOHR, June 1, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県カッリー町で女性らが同機構による恣意的逮捕に抗議、逮捕者の釈放やジャウラーニー指導者の打倒を要求(2023年6月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるカッリー町で、女性ら数十人が、シャーム解放機構による恣意的逮捕に抗議、逮捕者の釈放やアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒を要求した。

一方、シャーム解放機構は、同機構に所属する総合治安機関が、イスラーム解放党メンバーだとして逮捕していた2人を釈放した。

AFP, June 1, 2023、ANHA, June 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2023、Reuters, June 1, 2023、SANA, June 1, 2023、SOHR, June 1, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市近郊で、シリア国民軍に所属するシャーム戦線のメンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受け死亡(2023年6月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアアザーズ市近郊の街道で、シリア国民軍に所属するシャーム戦線のメンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 1, 2023、ANHA, June 1, 2023、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2023、Reuters, June 1, 2023、SANA, June 1, 2023、SOHR, June 1, 2023などをもとに作成。

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