トルコ軍のドローンがハサカ県あるアームーダー市西のシリア民主軍軍事アカデミーの教練キャンプを爆撃し、12人を殺傷(2023年7月28日)

ハサカ県では、ANHA(7月28日付)によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアームーダー市西のヒルバト・ハウィー(・ミルフ)村を爆撃した。

シリア人権監視団によると、爆撃はヒルバト・ハウィー村の近くにある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の軍事アカデミーの教練キャンプを狙ったもので、軍関係者4人を殺害、8人を負傷させた。

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アレッポ県では、ANHA(7月28日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍、あるいはシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市に近いクワンディー・マーズィン村(ズーク・カビール村)を砲撃し、子供1人が負傷した。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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貨物車輛3輛がバーブ・サラーマ国境通行所を経由して、トルコから同国の占領下にある「ユーフラテスの縦」地域にWFPの物資を輸送(2023年7月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、貨物車輛3輛がバーブ・サラーマ国境通行所を経由して、トルコから同国の占領下にある「ユーフラテスの縦」地域に世界食糧計画(WFP)の物資を輸送した。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関はイドリブ市、カッリー町で指名手配者やイスラーム解放党メンバーなど9人を逮捕(2023年7月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるカッリー町の国内避難民(IDPs)キャンプを強襲したことをきっかけに、同機関の指名手配者らとの間で銃撃戦が発生、総合治安機関は4人を逮捕した。

またイドリブ市では総合治安機関がイスラーム解放党のメンバーの自宅前で、このメンバーを含む5人を逮捕した。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にマグニチュード2.2~3.5の地震が3回発生したと発表(2023年7月28日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にラタキア県北東部、アレキサンドレッタ地方(トルコのハタイ県)を震源とするマグニチュード2.2~3.5の地震が3回発生したと発表した。

SANA(7月28日付)が伝えた。

AFP, July 28, 2023、ANHA, July 28, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 28, 2023、‘Inab Baladi, July 28, 2023、Reuters, July 28, 2023、SANA, July 28, 2023、SOHR, July 28, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはラッカ県で米主導の有志連合所属のMQ-9がロシア軍のSu-34戦闘機に「危険な接近」をしたと発表(2023年7月28日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ラッカ県で米主導の有志連合所属のMQ-9無人航空機(ドローン)がロシア軍のSu-34戦闘機に「危険な接近」をしたと発表した。

グリノフ副センター長は、ラッカ県ナフラ村一帯の高度5000メートルの上空で7月28日午前7時55分、有志連合のMQ-9が、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に違反するかたちで、ロシア軍のSu-34に危険な接近を行ったことが再び記録されたとしたうえで、こうした行為の「行動の明白な挑発的かつ攻撃的な性質」を特に懸念していると述べた。

グリノフ副センター長はまた、「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属のドローンによる違反を過去24時間に12件確認するとともに、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機2機、タイフーン戦闘機1機、MC-12W偵察機1機による領空侵犯を8件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月28日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 28, 2023をもとに作成。

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ラタキア県北部の森林火災に対する消火活動中に民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではなく、正規の救命組織)の隊員1人が死亡、2人が負傷(2023年7月27日)

ラタキア県では、SANA(7月27日付)によると、25日に猛暑と乾燥によって発生した森林火災の消火活動が続けられ、ダイル・ハンナー村・ジャウラト・マー村間で消火活動に参加していた民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではなく、正規の救命組織)の隊員1人が死亡、2人が負傷した。


消火活動に参加する民間防衛隊のラタキア県支部のジャラール・ダーウード代表はSANAに対して、消火活動における最大の障害は、消防隊や消火活動にあたる住民を砲撃、無人航空機(ドローン)などで標的とする「テロ組織」だとしたうえで、その存在が火災への対応の遅れにつながっていると批判した。

一方、ハマー県でもミスヤーフ市西のアーシク・ウマル村一帯の農地で火災が発生し、消防隊が消火活動にあたった。

消火活動にはシリア軍のヘリコプターも参加した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県東部でシリア民主軍と同軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が再び交戦、民間人1人が巻き添えとなって死亡(2023年7月27日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の増援部隊が米主導の有志連合所属のヘリコプターの航空支援を受け、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダマーン村方面に向かった。

増援部隊は軍用車輛25輛からなり、スワル町一帯に設置されている憲兵隊の陣地に終結、25日のダイル・ザウル軍事評議会と憲兵隊の衝突によって、憲兵隊が撤退した同地一帯の検問所などに展開していった。

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また、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるルバイダ村で26日夜から27日未明にかけて、シリア民主軍と同軍に所属するダイル・ザウル軍事評議会が交戦し、民間人1人が巻き添えとなって死亡、子供1人とダイル・ザウル軍事評議会のメンバー2人が負傷した。

戦闘は、シリア民主軍が25日の戦闘で撤退したスワル町一帯の憲兵隊の検問所などに再展開を始めたことをきっかけとしており、両者の交戦を受けて、ダイル・ザウル軍事評議会の司令部、地元の名士や部族長が介入し、事態を収拾した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領:「シリア難民約60万人がテロが根絶されたシリア国内の地域への帰還を求めている」(2023年7月27日)

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、首都アンカラにある警察専門学校の卒業式での祝辞で、シリア難民約60万人がテロが根絶されたシリア国内の地域への帰還を求めていると述べた。

エルドアン大統領はまた、トルコが2ヵ月前に着工を開始した住宅プロジェクトによって、これまでに約9万世帯近くが帰還する機会を与えられるとしたうえで、24万世帯、約100万人の難民の帰還を目指していると強調した。 その一方で、エルドアン大統領は、シリアとイラクで「テロ攻撃」が続いていることから、難民の帰還は予想よりも時間がかかだろうと示唆した。

TRT Haber(7月27日付)が伝えた。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023、TRT Haber, July 27, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣はアレッポ市のハイダリーヤ地区郊外とマアスラーニーヤ地区郊外で建設が進められている集合住宅建設現場を視察(2023年7月27日)

スハイル・アブドゥッラティーフ公共事業住宅大臣は、2月6日のトルコ・シリア大地震の被災者のためにアレッポ市のハイダリーヤ地区郊外とマアスラーニーヤ地区郊外で建設が進められている集合住宅建設現場を視察した。

このうちハイダリーヤ地区郊外の集合住宅は320戸のうち120戸が完成、マアスラーニーヤ地区郊外では4階建ての集合住宅30棟(120世帯分)がすべて完成している。

SANA(7月27日付)が伝えた。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】国立地震センターは過去24時間にラタキア県北東部を震源とするマグニチュード3.5の地震が発生したと発表(2023年7月27日)

国立地震センターは声明を出し、過去24時間にラタキア県北東部を震源とするマグニチュード3.5の地震が発生したと発表した。

SANA(7月27日付)が伝えた。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣は国連関係機関、赤十字国際委員会、国際NGOの代表を招き、欧米諸国の一方的な制裁措置によってシリアの市民が被っている過酷な人道状況について説明(2023年7月27日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ダマスカス県カフルスーサ区にある外務在外居住者省本舎に、国連関係機関、赤十字国際委員会、国際NGOの代表を招き、欧米諸国の一方的な制裁措置によってシリアの市民が被っている過酷な人道状況についての説明を行った。

ミクダード外務在外居住者大臣はまた、シリア政府が難民の安全で尊厳ある帰還に向けた措置を実施しているが、シリアに敵対する勢力はこうした帰還を望んでいないと非難した。

SANA(7月27日付)が伝えた。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍ドローンがハサカ県北部を移動中で軍用車2輛を爆撃、アサーイシュ隊員3人死亡、2人負傷(2023年7月27日)

ハサカ県では、ANHA(7月27日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるカフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市近郊のタッル・マアルーフ町とフズナ村を結ぶ街道を移動中の軍用車2輛を爆撃した。

この爆撃に関して、北・東シリア自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、隊員3人が死亡、2人が負傷したと発表した。

シリア人権監視団によると、重傷を追っていた女性も29日に死亡した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023、July 29, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ブーカマール市で違法駐留を続ける米軍の撤退を求めるデモ(2023年7月27日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月27日付)によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市でユーフラテス渓谷のアラブ人諸部族の部族長や部族のメンバーらが、同県のユーフラテス川東岸一帯に違法駐留する米軍(有志連合)の撤退を求め、シリア軍への支持を訴えるデモを行った。



シリア人権監視団によると、デモはマヤーディーン市でも行われたが、デモに参加を拒否した者は逮捕されるとの脅迫を受けて、参加者が動員されたという。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、25人あまりが死傷(2023年7月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(7月27日付)、イナブ・バラディー(7月27日付)、シリア人権監視団などによると、サイイダ・ザイナブ町にあるサイイダ・シャーム・ホテル前で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

SANAによると、この爆発で、市民5人が死亡、21人あまりが負傷した。



一方、イナブ・バラディーやシリア人権監視団によると、死亡したのは女性1人を含む6人、負傷者は死亡した女性の子供複数を含む20人あまりにのぼるという。

なお、シリア人権監視団によると、その後(29日)死者は10人となった。

うち8人はシリア人(子供5人、女性1人、男性1人、軍人1人)だという。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ムサイフラ町で軍事情報局に所属する武装グループが若い男性を銃で撃ち殺害した。

また、ダーイル市では、内務治安部隊の士官(少尉)がオートバイに乗った正体不明の武装グループによって銃で撃たれて死亡した。

これに関して内務省は、隊員のサーリフ・ムスタファー・マフムード少尉が死亡したと発表した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023、July 29, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県ではシャーム解放機構および同組織が主導する「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士3人を狙撃し殺害(2023年7月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がカフルタアール村近郊でシリア軍兵士を狙撃、2人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、同地では、シャーム解放機構に所属するウマル・ブン・ハッターブ旅団の狙撃連隊がシリア軍兵士を狙撃し、1人を殺害した。

AFP, July 27, 2023、ANHA, July 27, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 27, 2023、‘Inab Baladi, July 27, 2023、Reuters, July 27, 2023、SANA, July 27, 2023、SOHR, July 27, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米国がシリア領空でのドローンの違法飛行について、ロシアが「危険な接近」を行ったとの世界に誤った情報を発信していると非難(2023年7月27日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米国がシリア領空での無人航空機(ドローン)の違法飛行について、ロシア軍戦闘機が「危険な接近」を行ったとの世界に誤った情報を発信していると非難、同地での危険な状況のすべては、米主導の有志連合によって引き起こされていると反論した。

グリノフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-16戦闘機3機、ラファール戦闘機1機、タイフーン戦闘機1機による領空侵犯を8件確認したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(7月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 27, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)による2回の砲撃を確認したと発表(2023年7月27日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)が「緊張緩和地帯設置」内のシリア軍の拠点に対して2回(イドリブ県)の砲撃を行ったことを記録したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月27日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 27, 2023をもとに作成。

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ラタキア県北部の森林火災に対する消火活動が続けられる(2023年7月26日)

ラタキア県では、SANA(7月26日付)によると、25日に県北部で猛暑と乾燥により発生した森林火災は消防隊による消火活動が続けられ、バイト・シャムスィーヤ村・サルサキーヤ村・シャイフ・アブドゥッラッザーク村間、バイト・ジャッラード村・アイン・ザルカー村からザガールー村にいたる地域、マリク村、バイト・フライビーヤ村、カワースィル村でほぼ消火に成功した。

消火活動には、シリア軍とロシア軍がヘリコプターを派遣し、放水を行った。

また、シリア軍は、シャーム解放機構の支配地に面するラビーア町一帯で消火活動にあたった。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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アスマー大統領夫人は、オマーン上院のザドジャーリー議員と会談、人道分野や開発分野におけるシリアとオマーンの二国間協力の重要性など多くの話題について意見を交わす(2023年7月26日)

アスマー・アフラス大統領夫人は、シリアを訪れたオマーン国家評議会(上院)のマリヤム・ビント・イーサー・ザドジャーリー議員と会談し、人道分野や開発分野におけるシリアとオマーンの二国間協力の重要性など多くの話題について意見を交わした。



アスマー夫人は会談のなかで、以下の通り述べた。

国家間の社会的・人道的な架け橋は、その関係においてもっとも強固なもので、オマーンが地震によってもたらされた大惨事に立ち向かうシリアに与えてくれたものは、評価と感謝に値するものです。
シリアとオマーンを結びつける共通の道徳的、文化的、知的価値観は、政治レベルでの両者の結びつきに劣らず重要で、これらの共通点を維持することは、組織や個人のレベルで大きな責任を伴っています。

ザドジャーリー議員は、ダール・アター協会の代表を勤め、同協会は、家族のケア、教育支援、経済面でのエンパワーメント、災害対策といった分野で活動しており、アレッポ市にある腫瘍科病院の設備整備を支援する予定。

SANA(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省は国際司法裁判所にシリアでの拷問容疑を提訴したカナダとオランダを「人権の分野において説教を行ういかなる正当性も欠いている」と非難(2023年7月26日)

外務在外居住者省の公式筋は声明を出し、国際司法裁判所(オランダ・ハーグ)が15日にシリア人へのシリアの「体制」による拷問などの容疑を審理するための初公判を延期したことに、訴訟を起こしたカナダとオランダが異議を唱える声明を出したことに関して、公判延期は驚くべきことではなく、両国の声明は誤解を招くものだとしたうえで、両国がまったくの無能で、人権の分野において説教を行ういかなる正当性も欠いていると非難した。

カナダとオランダは20日に共同声明を出し、公判延期に遺憾の意を表明していた。

SANA(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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トルコのイェルリカヤ内務大臣は、警察や軍に対して違法な移民の取り締まるよう指示し、過去2ヵ月間で、3万5767人の不法移民を拘束したと述べる(2023年7月26日)

トルコのアリ・イェルリカヤ内務大臣はAハベル・チャンネルに出演し、警察や軍(国境警備隊)に対して、違法な移民の取り締まるよう指示してきたと述べた。

イェルリカヤ内務大臣は違法な移民を「世界的な問題」と位置づけたうえで、かつてトルコ経由で欧州に移動しようとした人々は、現在では経済発展を遂げているトルコを目的地としていると述べた。

また、トルコで暮らす合法的な移民が488万9286人に達し、いずれもが入国、滞在、出国の場所が明確に定まっている一方、「一時保護身分証」を取得しているシリア難民は32万5016人に上ると述べた。

そのうえで、難民の帰還については、自発的かつ安全に行われ、差別や強要によって行われるものではないと強調した。

一方、イェルリカヤ内務大臣は、当局が過去2ヵ月間で、3万5767人の不法移民を拘束し、うち1万6000人から1万8000人が強制退去となり、1万9502人が帰国に向けた準備を行っていると付言した。


A Haber, July 26, 2023、AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県、スワイダー県、ダルアー県、ダイル・ザウル県で、NGOとの協調(タシャールク)を強化することを目的とする「シャムル」対話ワークショップが開幕(2023年7月26日)

ハサカ県、スワイダー県、ダルアー県、ダイル・ザウル県で、NGOとの協調(タシャールク)を強化することを目的とする社会問題労働省の「シャムル」対話ワークショップが開幕した。

SANA(7月26日付)が伝えた。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県、ハサカ県でトルコ軍、シリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配地を砲撃(2023年7月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマリーミーン村、アナーブ村、マルアナーズ村一帯でシリア軍、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍が砲撃戦を行った。

ANHA(7月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍はまた、シャワーリガ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(7月26日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村、タッル・カラービート村、ダルダーラ村を砲撃した。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県でシャーム解放機構や「決戦」作戦司令室諸派の砲撃でシリア軍兵士1人死亡、シリア軍のミサイル攻撃でも住民2人が死亡(2023年7月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部でシャーム解放機構や「決戦」作戦司令室諸派とシリア軍が砲撃戦となり、シリア軍兵士1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、ワサータ村、カフルタアール村一帯を砲撃するとともに、カフル・ヌーラーン村近郊では、住民2人をミサイルで攻撃、殺害した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマジュダリヤー村、アーフィス村一帯を砲撃した。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のハウィーカ地区にある社会保険ビル近くで何者かが「シリア革命旗」を掲揚(2023年7月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル市のハウィーカ地区にある社会保険ビル近くで何者かが「シリア革命旗」(委任統治領シリアの国旗)を掲揚した。

これを受け、同市ではシリア軍、治安部隊が厳戒態勢を敷いた。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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シリア人権監視団はロシア軍戦闘機がアレッポ県マンビジュ市上空に飛来した米軍の偵察機に接近し、フレアを発射したと発表、写真と映像を公開(2023年7月26日)

シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市上空に飛来した米軍の偵察機に接近し、フレア(熱囮弾)を発射したと発表、写真映像を公開した。

AFP, July 26, 2023、ANHA, July 26, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 26, 2023、‘Inab Baladi, July 26, 2023、Reuters, July 26, 2023、SANA, July 26, 2023、SOHR, July 26, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは7月26日の米主導の有志連合MQ-9とロシア軍戦闘機の急接近に関して、MQ-9が誘導システムの照準を合わせたため、ロシア軍戦闘機の防衛システムが自動作動し、フレアが発射されたと発表(2023年7月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、ロシア軍戦闘機が7月26日に米主導の有志連合所属のMQ-9無人航空機に急接近した件の詳細について発表した。

発表によると、7月26日午前7時34分、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内に位置するアレッポ県北部のバーブ郡の上空高度6200メートルで、ロシア軍のSu-35戦闘機およびSu-34戦闘機と有志連合所属のMQ-9による危険な接近が「再び」記録され、MQ-9がロシア軍戦闘機に誘導システムの照準を合わせたため、ロシア軍戦闘機の防衛システムが自動作動し、フレア(熱囮弾)が発射された。

そのうえで、米空軍中央司令部による25日の非難声明に根拠がないと反論、ロシア軍のパイロットは「高いプロフェッショナリズムを発揮」し、衝突を回避したと指摘した。

RIAノーヴォスチ通信(7月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 26, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属のドローンによる違反を過去24時間に10件確認したと発表(2023年7月26日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に10件確認したと発表した。

グリノフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、有志連合戦闘機による領空侵犯を14件確認したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(7月26日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 26, 2023をもとに作成。

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ラタキア県北部の農地で猛暑と乾燥による火災が発生(2023年7月25日)

ラタキア県では、SANA(7月25日付)によると、県北部のアイン・バイダー町・ヒルバト・ジャウズィーヤ村間の農地、ハンナーディー町近郊のナフラ地区、マシュキーター村などで、猛暑と乾燥による火災が発生し、消防隊が消火活動にあたり、同地でほぼ消火に成功した。

消火活動にはシリア軍のヘリコプターも参加した。

AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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アサド大統領はロシアのラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使と会談、シリア難民の帰還、トルコの撤退拒否、越境(クロスボーダー)人道支援について協議(2023年7月25日)

アサド大統領はシリアを訪れたロシアのアレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使を代表とする使節団と会談し、シリア難民の帰還に関してこれまでに実施されてきた措置、アラブ諸国と国際社会において帰還問題の解決に向けて行われている議論において提起されたアイデアや提案について意見を交わした。

両者はまた、トルコがシリア領内からの撤退を拒否したことへの対応、「テロ組織」が支配する地域で暮らす民間人への越境(クロスボーダー)での人道支援の方途について協議した。

会談において、アサド大統領は以下の通り述べた。

米国と西欧諸国は、ロシアの国際社会における地位や存在を損なおうとして、世界的な政治・経済危機を作り上げ、世界規模の不安定を引き起こした。
ウクライナをこの目的のための道具として使用してきた。
だが、このようにして作り出された危機の影響は、欧米諸国の生活、社会、経済において深刻化している。
欧米諸国に対するロシアの確固たる姿勢は、多極世界の実現をもたらす最重要要素の一つであり、それを国際法を順守し、主権、自主性、国益を守ろうとしているすべての国、そしてその国民たちが注視している。




SANA(7月25日付)が伝えた。


AFP, July 25, 2023、ANHA, July 25, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 25, 2023、‘Inab Baladi, July 25, 2023、Reuters, July 25, 2023、SANA, July 25, 2023、SOHR, July 25, 2023などをもとに作成。

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