イスラエル軍は占領下ゴラン高原の南東に面するダルアー県のアービディーン村とジャムラ村の間に展開するシリア軍所属のアービディーン連隊に向けて砲弾を発射(2023年10月24日)

シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、占領下ゴラン高原の南東に面するダルアー県のアービディーン村とジャムラ村の間に展開するシリア軍所属のアービディーン連隊に向けて7発の砲弾を発射した。

イスラエル軍の砲撃は、ダルアー県西部から占領下ゴラン高原に対して砲撃が行われたことへの報復。

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イスラエル軍は午後9時頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/idfofficial/4585)を通じて、シリアから「イスラエル領」(占領下のゴラン高原)に対して砲弾2発が撃ち込まれ、空地に着弾、イスラエル軍が砲弾が発射された複数ヵ所に対して砲撃で応戦したと発表した。


AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM):イラクとシリアで行われた米軍に対するドローンやロケット弾による攻撃で、米軍兵士ら20人あまりが負傷(2023年10月24日)

NBC News(10月25日付)は、米中央軍(CENTCOM)の話として、10月17日から24日までの間にイラクとシリアで行われた米軍に対する無人航空機(ドローン)やロケット弾による攻撃で、米軍兵士ら20人あまりが軽傷を負っていたと伝えた。

米軍兵士らが負傷したのは、18日(シリア時間19日)のアイン・アサド米軍基地とタンフ国境通行所基地に対する攻撃。

なお、アイン・アサド米軍基地に対する攻撃では、1人が心臓発作を起こして死亡したことがすでに報じられていた。

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米国防総省のパット・ライダー報道官は24日の記者会見で、10月17日から24日までの間に、米軍がイラクで10回、シリアで3回、一方向(one-way)攻撃型無人航空機(ドローン)とロケット弾の攻撃を受けたことを明らかにしていた。

ライダー報道官は、イランが攻撃を命令した証拠はないとしつつ、攻撃には「イランの指紋が付着している」と述べ、イランの関与を示唆した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、NBC News, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル軍の陣地や兵舎を攻撃(2023年10月24日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後4時45分頃、ヒルバト・マナーラ陣地をミサイルや迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与えた。
午後5時半頃、ビラニット軍事キャンプをミサイルや迫撃砲で攻撃し、直接の損害を与えた。

また、イスラエル軍との戦闘で5名が死亡する一方、戦死した3名の葬儀が行われたと発表した。

マナール・チャンネル(10月23日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Qanat al-Manar, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市のアレッポ県バーブ市近郊のシャーム解放機構に近いアウラーン自由人とシリア国民軍憲兵隊が交戦(2023年10月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市近郊のアウラーン村で、シャーム解放機構に近いアウラーン自由人(シャーム自由人イスラーム運動・東部地区)とシリア国民軍憲兵隊が交戦した。

戦闘は、シリア国民軍憲兵隊がアウラーン自由人メンバーと見られる密売業者を追跡しているなかで発生、憲兵隊の車輌が破壊された。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市近郊に違法に設置されている米軍基地近くで「イランの民兵」の情報によると見られる爆発(2023年10月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市近郊に違法に設置されている米軍基地近くで、「イランの民兵」の攻撃によると見られる爆発が発生した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月24日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月24日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023、Suwayda 24, October 24, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2023年10月24日)

ハサカ県では、ANHA(10月24日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタル・ラバン村、クーザリーヤ村を砲撃した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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国防省とロシア当事者和解調整センターはイドリブ県内の反体制派の陣地やシェルターを爆撃で破壊したと発表(2023年10月24日)

国防省は、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イドリブ県農村地帯でシリア軍部隊がテロリストの陣地やシェルター複数ヵ所に対して特殊作戦を実施したと発表、その映像を公開した。

SANA(10月24日付)が伝えた。

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ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長も、イドリブ県内にある反体制派の地下シェルター3ヵ所を爆撃したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、RIA Novosti, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍がシャーム解放機構の支配下のイドリブ県内のIDPsキャンプを爆撃し6人死亡、8人負傷、シャーム解放機構、「決戦」作戦司令室は報復の砲撃を激化(2023年10月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のハマーマ村近くの国内避難民(IDSs)キャンプを2度にわたって爆撃し、女性1人と子供2人を含む6人が死亡、8人が負傷した。

ホワイト・ヘルメットによると、一家5人(女性3人、乳児2人)が死亡、5人(うち乳児1人、子供2人)が負傷した。

ロシア軍はまた、アイン・シーブ村に対しても爆撃を行った。

これに対する報復として、シャーム解放機構が、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ムーハス村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

シャーム解放機構はまた、シリア政府の支配下にあるタッル・マンス村を砲撃し、シリア軍の武器弾薬庫と見られる建物が被弾した。

一方、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村では、シリア軍の砲撃により、新興のアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードのメンバー2人が負傷した。

シリア軍の砲撃は、カンスフラ村、バーラ村、スフーフン村、フライフィル村、アーフィス村、タルマーニーン村に対しても行われた。

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ハマー県では、ハマー県警察筋によると、テロ組織がシリア政府の支配下にあるスカイラビーヤ市を砲撃し、砲弾が術宅地に着弾し、住宅や公共施設が物的損害を受けた。

SANA(10月24日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、この砲撃もロシア軍の爆撃に対する報復で、「決戦」作戦司令室によるもの。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によるとシャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるアンジャーラ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

一方、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アウラム・スグラー村一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、マラフ町で住民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラタキア市で被害に対応するための国民計画の実施状況について検証するための会合が開かれる(2023年10月24日)

ラタキア県のラタキア市で、2月6日のトルコ・シリア大地震の被害に対応するための国民計画の実施状況について検証するための会合が開かれ、ディヤーラー・バラカート国務大臣、アーミル・イスマーイール・ヒラール・ラタキア県知事、県の執行局メンバー、商業会議所、工業会議所などの代表が出席した。

SANA(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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財務会計職組合と建設請負業者組合が各地で合同抗議行動を行い、イスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議、パレスチナ人、パレスチナ人の抵抗への支持・連帯を表明(2023年10月24日)

財務会計職組合と建設請負業者組合が、首都ダマスカスにある財務会計職組合本部、ヒムス県、ダルアー県、アレッポ県、スワイダー県の支部で合同の抗議行動を行い、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議、パレスチナ人、パレスチナ人の抵抗への支持・連帯を表明した。

SANA(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がハマー県東部でダーイシュの要撃に即応、2人を殺害、2人を負傷させたと発表:シリア人権監視団はこれを否定(2023年10月24日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)で声明を出し、シリア軍部隊が無辜の民間人に対する攻撃を再三にわたって繰り返しているテロ組織の行動を捕捉・追跡する過程で、ダーイシュ(イスラーム国)が早朝、ハマー県東部のイスリヤー村東の街道で要撃を試みていることを確認、適切な火器をもって即応し、テロリスト2人を殺害、2人を負傷させたと発表した。




SANA(10月24日付)が伝えた。

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これに関して、シリア人権監視団は、イスリヤー村東の街道近くで、ダーイシュの武装グループがハッダーディーン部族の羊飼いを襲撃、応戦した羊飼との間で戦闘が発生、羊飼い4人とダーイシュのメンバー1人が死亡したと発表した。

同監視団によると、武装グループは、羊を略奪、トラクター2台に火を放ち、逃走したが、羊飼いはシリア軍の支援を受けずに武装集団に抵抗したという。

AFP, October 24, 2023、ANHA, October 24, 2023、‘Inab Baladi, October 24, 2023、Reuters, October 24, 2023、SANA, October 24, 2023、SOHR, October 24, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を1件、55キロ地帯への侵犯を13件確認したと発表(2023年10月24日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に1件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機、F-16戦闘機2機、ラファール戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機による領空侵犯を13件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月24日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 24, 2023をもとに作成。

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