イラク・イスラーム抵抗が米主導の有志連合が違法に駐留するタンフ国境通行所に設置されている基地をドローン2機で爆撃(2023年10月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が違法に駐留するタンフ国境通行所に設置されている基地が未明に、「イランの民兵」所属と見られる無人航空機(ドローン)2機の爆撃を受けた。

**

これに関して、イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、ドローン2機で攻撃を行い、標的2ヶ所に直接の損害を与えたと発表した。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

米主導の有志連合の貨物車輌など38輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2023年10月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など38輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍の砲撃戦が続くなか、UNIFIL司令部が再び被弾(2023年10月28日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後2時30分、レバノンとの境界線に設置されているイスラエル軍のリーシャー陣地、ジャルダーフ丘の監視所を迫撃砲などで攻撃し、直接の被害を与えた。

午後2時30分、イスラエル軍のアッバード陣地をミサイルなどで攻撃し、設備の一部に損害を与えた。

午後2時30分、イスラエル軍のマルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後6時、ザルイート陣地に近いアブー・ダッジャージュ高地のイスラエル軍終結地を攻撃し、確実に損害を与えた。

午後6時、ザルイート陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

**

国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)のアンドレア・テネンティ報道官は声明を出し、南部県スール郡のナークーラ村にある司令部に砲弾1発が着弾したと発表した。

UNIFIL司令部が被弾するのは、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化してから2度目。

テネンティ報道官は、砲弾がイスラエル軍によって発射されたものか、レバノン・イスラーム抵抗が発射したものかについては言及しなかった。

ナハールネット(10月28日付)が伝えた。

**

イスラエル軍はテレグラムのアカウント(https://t.me/idfofficial/4677)で、ヒズブッラーがイスラエル領内を砲撃しようとして、シリア領内に複数のロケット弾が着弾したことを受けて、イスラエル軍のジェット戦闘機がレバノン領内のヒズブッラーの軍事インフラを爆撃したと発表し、その映像を公開した。


AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Naharnet, October 28, 2023、Qanat al-Manar, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をドローン1機で爆撃したと発表(2023年10月28日)

イラク・イスラーム抵抗は声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で爆撃し、確実な損害を与えたと発表した。

マヤーディーン・チャンネル(10月28日付)が伝えた。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Qanat al-Mayadin, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バイデン米大統領はシリア領内の「イランの民兵」に対する爆撃を国際法に準じた自衛権の行使と主張(2023年10月28日)

ジョー・バイデン米大統領は、東部時間10月27日(シリア時間28日)に米軍がシリア領内の「イランの民兵」に対して実施した爆撃に関して、上下両院議長に書簡を送り、17日(シリア時間で18日)以降、シリアとイラクに駐留する米軍に対する攻撃が「米軍関係者と米軍とともに活動する多国籍軍の生命を重大な脅威にさらしている」と指摘、攻撃が「抑止力の確立を目的としており、事態悪化のリスクを制限し、民間人の死傷者を避けるために実施された」と正当化した。

バイデン大統領はまた、攻撃命令が「憲法上の権限」に沿ったもので、「憲法上の権限に従って、国内外で米国国民を保護し、米国の国家安全保障と外交政策上の利益を促進する」という大統領の責務に合致していると述べるとともに、さらに「国際法に準拠」し、「国連憲章第51条に基づいて」自衛権を行使したと主張した。

ホワイト・ハウスが発表した。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣:「米国がイスラエルの全面支援を続ければ、米国に対する新たな戦線が開かれるだろう」(2023年10月28日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣はブルームバーグ(10月28日付)のインタビューに応じ、シリアとイラクに駐留する米軍に対する「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)やロケット弾による攻撃が繰り返されていることに関して、「彼らは我々からいかなる命令も指示も受けていない。米国は彼らがイランと関係があると主張している。だが、これらの組織は独自に決定を下している」と述べた。

アブドゥッラフヤーン外務大臣はまた、レバノンとパレスチナの抵抗組織から聞いた話として、「彼らは引き金に指をかけている」と述べ、10月26日から徐々に激しさを増しているイスラエル軍地上部隊によるガザ地区への攻撃を牽制した。

そのうえで「米国は他国に自制を示すよう忠告しているが、イスラエルを全面支援している。米国がこうした行動を続ければ、米国に対する新たな戦線が開かれるだろう」と付言した。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、Bloomberg, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県、ラタキア県で反体制派の地下シェルターや航空管制施設を爆撃する一方、反体制派のドローンがヒムス県上空に飛来し、シリア軍が迎撃(2023年10月28日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市西部郊外、アイン・シーブ村、ジスル・シュグール市近郊のガッサーニーヤ村一帯を爆撃した。

一方、「決戦」作戦司令室は、マアッラト・ムーハス村の前線でシリア軍兵士1人を狙撃、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村を激しく砲撃し、シャーム解放機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク旅団のメンバー1人が死亡した。

「決戦」作戦司令室はまた、シャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村近郊で土塁を築こうとしていたシリア軍の重機2輌を攻撃、これを破壊するとともに、同地一帯のシリア軍の陣地を砲撃した。

これに対して、シリア軍はアーフィス村一帯を砲撃、同地に設置されているトルコ軍の基地も被弾し、トルコ軍兵士複数が負傷した。

トルコ軍はシリア軍の砲撃に応戦し、複数の陣地を砲撃した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯を2度にわたって爆撃した。

一方、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサッラーフ村一帯を砲撃、シリア軍の士官(少尉)1人を殺害した。

**

イドリブ県とラタキア県に対する爆撃に関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍がシリア軍の陣地の砲撃に関与した過激派に対して爆撃を実施し、ラタキア県のクバイナ丘、イドリブ県のバーリーシャー村、アリーハー市の地下シェルターや航空管制施設を攻撃したと発表した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が主導する反体制派が保有する無人航空機(ドローン1機)がシリア政府の支配下にある県北部に飛来、シリア軍が対戦車ミサイルなどで迎撃した。

ドローンはヒムス県北部に飛来する前、ハマー県スカイラビーヤ市上空を通過したことが確認されていた。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、RIA Novosti, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月28日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月27日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023、Suwayda 24, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県北部を砲撃(2023年10月28日)

アレッポ県では、ANHA(10月28日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村を砲撃した。

トルコ軍はまたシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊の小トゥーハール村を砲撃した。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

【トルコ・シリア大地震】地震被災者支援国民基金の会合が開催され、被災者支援にかかる戦略の実施状況を確認するとともに、被災県における支援要請の実態、住宅公社による住宅供給の現状について議論(2023年10月28日)

地震被災者支援国民基金(2023年5月1日に施行された2023年法令第7号に基づき設置)の会合が開催され、議長を務めるフサイン・アルヌース首相や主要閣僚らが出席、被災者支援にかかる戦略の実施状況を確認するとともに、被災県における支援要請の実態、住宅公社による住宅供給の現状について議論した。

地震被災者支援国民基金のファーリス・カッラース理事長は、被災県別の活動状況について報告、これまでに322件の支援要請があり、うち165件、67億2000万シリア・ポンドの支援を行ったことを明らかにした。


SANA(10月28日付)が伝えた。

AFP, October 28, 2023、ANHA, October 28, 2023、‘Inab Baladi, October 28, 2023、Reuters, October 28, 2023、SANA, October 28, 2023、SOHR, October 28, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.