ロシア軍戦闘機がシリア国内の砂漠地帯各所でダーイシュのスリーパーセルを狙って12回爆撃(2023年10月31日)

シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機がシリア国内の砂漠地帯各所(詳細な場所は明記せず)で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを狙って12回にわたって爆撃を実施したと発表した。

AFP, November 1, 2023、ANHA, November 1, 2023、‘Inab Baladi, November 1, 2023、Reuters, November 1, 2023、SANA, November 1, 2023、SOHR, November 1, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)がイスラエルを長距離弾道ミサイルで攻撃したと発表:イスラエルは紅海地域で長距離防空システムHetz 3を作動させ、ミサイルを迎撃したと発表(2023年10月31日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午後2時20分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)を通じて速報を出し、イスラエル空軍が同日に紅海地域からイスラエル領内に向けて発射された地対地ミサイルを長距離防空システムHetz 3(Arrow 3)で迎撃と発表した。

 

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これに関して、イエメンのアンサール・アッラー(別称:フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官(准将)はXなどを通じて声明を出し、パレスチナ人民とその抵抗運動を支援するため、シオニスト政体(イスラエル)の領内深部を標的として弾道ミサイル複数発を発射したと発表した。

サリーア報道官は、今回のミサイル攻撃が「パレスチナの抑圧された同胞を支援するための3回目の作戦」だとしたうえで、今後もイスラエルが攻撃を停止する前、ミサイルや無人航空機(ドローン)による特殊攻撃を継続すると表明した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、RIA Novosti, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ウマル油田に米軍が違法に設置している基地がロケット弾の攻撃を受ける(2023年10月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍が違法に設置している基地で激しい爆発が複数回にわたって発生した。

この爆発に関して、RIAノーヴォスチ通信(10月31日付)は、米軍基地がロケット弾の攻撃を受け、4回の爆発音が聞こえたと伝えた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、RIA Novosti, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍部隊はイスラエルが占領するゴラン高原に面するクナイトラ県のナースィリーヤ村、マアラカ村の連隊基地に再展開(2023年10月31日)

反体制派サイトのオリエント・ニュース(10月31日付、ライス・ハムザ特派員)は、ロシア軍部隊がイスラエルが占領するゴラン高原に面するクナイトラ県のナースィリーヤ村、マアラカ村の連隊基地に再展開し、ロシア国旗を掲げたと伝えた。

ロシア軍が同地に再展開するのは数ヶ月ぶりで、シリア人権監視団によると、シリア軍とイスラエル軍の砲撃戦が続いていることに対処するための動きだという。

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イナブ・バラディー(11月1日付)によると、ロシア軍は、イスラエル占領下のゴラン高原と兵力引き離し地域を隔てる境界線(ラインA)一帯と、ウンム・ラウカス村にあるサフラ連隊陣地を巡回した。

ロシア軍は2021年半ばに県北部のハムル丘陵地帯に展開していた憲兵隊を撤収させてい以降、兵力引き離し地域での活動は行ってなかった。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、November 1, 2023、Orient News, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍とシリア軍がユーフラテス川を挟んで交戦、若い男性1人が死亡、2人が負傷(2023年10月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のシュハイル村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、シリア政府の支配下にある対岸(西岸)のバクラス村に展開するシリア軍部隊が川を挟んで交戦、これにより若い男性1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は10月8日以降のイスラエル軍との戦闘の戦果を示すインフォグラフックを公開(2023年10月31日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」を受けて、10月8日にレバノン南部・イスラエル北部でのイスラエル軍のとの戦闘が始まって以降23日間の戦果を示すインフォグラフックを公開した。

それによると、レバノン・イスラーム抵抗はこれまでに兵員輸送車2輌、高機動多用途装輪車輌(HMMWV)2輌、戦車9輌を破壊、イスラエル軍兵士120人を殺傷、陣地105ヶ所を打撃、通信システム69ヶ所、監視カメラ140台、妨害システム17基、レーダー33基、諜報システム27基を破壊、無人航空機(ドローン)1機を撃墜、28の入植地を放棄させ、入植者6万5000人を避難させた。

マナール・チャンネル(10月30日付)が伝えた。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後12時22分、アースィー陣地近くのハッザーン丘に布陣するイスラエル軍の要撃部隊を捕捉、「殉教者フサイン・マンスール・グループ」がロケット弾で攻撃し、直接の損害を与え、ほぼすべての兵士を殺傷した。

午後2時15分、マルジュ陣地を攻撃し、機器に直接の損害を与えた。

午後2時30分、ビラニット軍事キャンプ近くでイスラエル軍のメルガヴァ戦車1輌をロケット弾で破壊した。

午後4時、ジャルダーフ丘の陣地近くでイスラエル軍歩兵部隊を砲撃し、確実な損害を与えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後3時58分

レバノン国内で過去数週間に、数千人がヒズブッラーによる戦争に巻き込まれることを恐れて、自らの意思でレバノン南部を去っている。

 


AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Qanat al-Manar, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を2機のドローンで爆撃し、直接の被害を与えたと発表(2023年10月31日)

この攻撃に関して、イラク・イスラーム抵抗は午後12時半頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/elamharbi/57)を通じて声明を出し、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を2機の無人航空機(ドローン)で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

 

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県カフルタアール村で、イスラーム解放党のメンバーとされる17歳の青年を拘束・連行(2023年10月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関が同機構の支配下にあるカフルタアール村で、イスラーム解放党のメンバーとされる17歳の青年の携帯電話などを没収、その後拘束・連行した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県アフタリーン市で3日連続でシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモ(2023年10月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアフタリーン市で、前日および前々日に続いて住民どうしの銃撃戦に対するシリア国民軍に所属するムウタスィム師団の対応の悪さに抗議するデモが行われた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯、イドリブ市西のアイン・シーブ村を9回にわたって爆撃(2023年10月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を5回にわたって爆撃した。

ロシア軍はまた、イドリブ市西のアイン・シーブ村を4回にわたり爆撃した。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、ロシア空軍が、イドリブ県のInkzik村、カンスフラ村を爆撃し、地下シェルター2ヶ所と無人航空機(ドローン)用の部品保管庫を破壊するとともに、過激派が乗った車輛を攻撃、少なくとも10人を殲滅したと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア軍も、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カスル村を砲撃した。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、RIA Novosti, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2023年10月31日)

スワイダー県では、シリア人権監視団、スワイダー24(10月31日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はロシアのラブロフ外務大臣と電話会談:イスラエルのガザ攻撃停止の必要を確認(2023年10月31日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行い、中東地域情勢の進展、とりわけパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化について意見を交わすとともに、シリア・ロシア二国間関係強化の重要性を確認した。

ミクダード外務在外居住者大臣は会談で、ガザ地区の人道状況の悪化を指摘、イスラエルの犯罪行為を止めさせるため国際社会が取り組みを強化する必要があると述べた。

一方、ラブロフ外務大臣は、イスラエルがシリアに対して繰り返している攻撃に拒否の意思を示すとともに、ガザ地区での軍事作戦の停止の必要を強調した。

SANA(10月31日付)が伝えた。

AFP, October 31, 2023、ANHA, October 31, 2023、‘Inab Baladi, October 31, 2023、Reuters, October 31, 2023、SANA, October 31, 2023、SOHR, October 31, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を15件確認したと発表(2023年10月31日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に15件確認したと発表した。

違反は、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)上空で行われ、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機3機、タイフーン戦闘機1機、MQ-1C無人航空機1機が領空侵犯を繰り返したという。

RIAノーヴォスチ通信(10月31日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 31, 2023をもとに作成。

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