イラク・イスラーム抵抗はダイル・ザウル県のウマル油田とハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地をドローンで攻撃(2024年1月21日)

イラク・イスラーム抵抗は午後8時46分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のウマル油田とハサカ県のシャッダーディー市にある米軍基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地に、米軍輸送機3機が兵站物資を輸送した。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024などをもとに作成。

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地元の武装集団がダイル・ザウル県ジャルズィー村にあるシリア民主軍の検問所を襲撃(2024年1月21日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元の武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)支配下のジャルズィー村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所を襲撃した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがアブー・ハマーム市で民政評議会の元職員を銃で撃ち殺害した。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがハマー県サアン町近郊のラスム・ティーナ村を襲撃、子供1人を殺害、1人を負傷させる(2024年1月21日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がサアン町近郊のラスム・ティーナ村を襲撃、子供1人を殺害、1人を負傷させた。

シリア人権監視団によると、その後死者は6人となった。死亡したのはいずれもハディーディーン部族。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024、January 22, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がアレッポ県西部を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害(2024年1月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構に所属するハムザ・ブン・アブドゥルムトリブ旅団が、シリア政府の支配下にあるルワイハ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃、シリア軍兵士1人を殺害した。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がアレッポ県サハーラ村で司令官1人を米主導の有志連合に内通していたとの容疑で拘束(2024年1月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がサハーラ村で、司令官1人を米主導の有志連合に内通していたとの容疑で拘束した。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年1月21日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月21日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024、Suwayda 24, January 21, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県を砲撃、シリア軍兵士複数が死傷(2024年1月21日)

アレッポ県では、ANHA(1月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、占領下のバーブ市の近郊に位置するシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下のタッル・ラッハール村を砲撃、シリア軍の兵士1人が死亡した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下のタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、バイナ村、スーガーニカ村および同村の森林地帯、シャワーリガ村、マーリキーヤ村、マルアナーズ村、アルカミーヤ村、タート・マラーシュ村、アイン・ダクナ村、シャイフ・イーサー村、シャッアーラ村、タッル・アナブ村、ザイワーン村、マドゥーナ村を砲撃、マドゥーナ村でシリア軍兵士5人が負傷した(シリア人権監視団によると、この1人死亡)。

トルコ軍はさらに、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のカーウカリー村、ヤーリンリー村、サイヤーダ村、ダンダニーヤ村、ジャブラト・ハムラー村、タッル・トゥーリーン村を砲撃した。

AFP, January 21, 2024、ANHA, January 21, 2024、‘Inab Baladi, January 21, 2024、Reuters, January 21, 2024、SANA, January 21, 2024、SOHR, January 21, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは過去24時間で緊張緩和地帯内でヌスラ戦線(シャーム解放機構)などによる7回の砲撃を確認したと発表(2024年1月21日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア北西部に設置されている緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍の陣地への攻撃が7件(イドリブ県)確認されたと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月21日付)が伝えた。

RIA Novosti, January 21, 2024をもとに作成。

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アラブ・クルド諸部族がアレッポ県タッル・アラン町での分析対話シンポジウムで北・東シリア(地域民主)自治局の「社会契約」を非難(2024年1月20日)

アレッポ県では、アラブ・クルド諸部族がタッル・アラン町のハーワール・サロンで、北・東シリア地域民主自治局が12月13日に発効した「社会契約」についての分析対話シンポジウムを開催した。

住民ら多数が出席したシンポジウムにおいて、アフリーン市の名士の1人のカマール・ハイダル・アール・アンムー氏は、「社会契約」の背後にはシリア北部やジャズィーラ地方の統治の現状を押し付けようとする分離主義グループの意図があると批判、シリアの国家としての統一や主権に脅威を与えるこうした計画に国民レベルで対処する必要があると述べた。

また、マンビジュ市の部族の名士・部族長の1人イブラーヒーム・バックーリー氏は、分離主義者が米国の支援を受けて、現在の国際情勢や地域情勢に常時、分離主義的な計画を「社会契約」によって拡大しようとしていると批判した。

アラブ部族の名士の1人ファイサル・シャッラーシュ氏は、アラブ人部族とクルド人部族の共生を主唱、占領からの領土解放、シオニストと米国による分離主義的計略伸長の拒否を訴えた。

アイン・アラブ市住民のムスラト・ハナフィー氏は、アラブ人部族とクルド人部族の共存の歴史を述べ、外国の分離主義的アジェンダの拒否を求めた。

タッル・ハースィル村のクルド人部族の名士の1人アーガー・ハサン・ハムキー氏は、分離主義民兵(人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のこと)が「社会契約」を通じて住民の分断を図ろうとしていると批判した。

教育指導者のスィハーム・ムスタファー女史は、クルド人部族とアラブ人部族の双方に対して、憲法順守を呼びかけた。

SANA(1月21日付)が伝えた。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所の基地が「イランの民兵」のドローン攻撃を受ける(2024年1月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)の占領下にあるタンフ国境通行所の基地が「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)1機の攻撃を受けた。

基地に駐留する有志連合部隊はこれを迎撃、撃墜した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派の対艦ミサイルを2度にわたって攻撃したと発表(2024年1月20日)

米中央軍(CENTCOM)は午前1時17分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間の19日午後6時45分、南紅海に向けて発射されようとしていたフーシー派の対艦ミサイル3発を攻撃したと発表した。

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CENTCOMはまた午後6時18分にXを通じて声明を出し、現地時間午前4時頃、アデン湾を狙って発射されようとしていたフーシー派の対艦ミサイル1基に対して爆撃を実施したと発表した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエルによるレバノン南部への爆撃でヒズブッラーのメンバー2人が死亡(2024年1月20日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月20日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前10時25分、フーニーン砦(フーニーン村)に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃、直接の損害を与えた。

西部地区

午前9時40分、ザヒーラ陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊を攻撃、確実な損害を与えた。

午前11時55分、ザルイート入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊を攻撃、直接の損害を与えた。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が戦死したと発表した。

また、マナール・チャンネル(1月20日付)は、南部県スール郡のバーズーリーヤ村の街道を移動中の車をイスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機が爆撃し、2人が死亡したと伝えた。

ナハールネット(1月20日付)によると、死亡したのは、ヒズブッラーのメンバー。

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マナール・チャンネル(1月19日付)は、1月18日午前10時から19日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して3回の爆撃と4回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後2時46分、レバノン領内から早朝、2発の砲撃が確認され、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃した。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、ウダイサ村地域のヒズブッラーのテロ・インフラ、監視ポスト、砲台を攻撃。イスラエル軍戦車が夜間、ドブ山の脅威を排除するために砲撃を行った。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Naharnet, January 20, 2024、Qanat al-Manar, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地をロケット弾で攻撃、イラク軍兵士1人負傷(2024年1月20日)

イラク・イスラーム抵抗は午後8時00分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアンバール県にあるアイン・アサド米軍基地を多数のロケット弾で攻撃したと発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は21日午前1時16分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて、アイン・アサド米軍基地が攻撃を受けたことを認めた。

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INA(1月20日付)がイラク軍報道官の話として伝えたところによると、この攻撃によって、イラク軍兵士1人が負傷した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、INA, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県カフターニーヤ市の住民が米主導の有志連合のパトロール部隊の通行を阻止、激化するトルコ軍のドローンによる攻撃や砲撃への対応を求める(2024年1月20日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカフターニーヤ市の住民多数が、市内を通過しようとした米主導の有志連合のパトロール部隊の通行を阻止、スワイディーヤ発電所を利用不能とした最近のトルコ軍の無人航空機(ドローン)による攻撃や砲撃への対応を求めて抗議の意志を示した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがヒムス県砂漠地帯にあるシリア軍・国防隊の陣地を襲撃(2024年1月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、複数のオートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの武装グループが、県東部砂漠地帯のT3(第3石油輸送ステーション)一帯、タリーラ保護区一帯、T3とダイル・ザウル県にあるT2(第2石油輸送ステーション)を結ぶ地域にあるシリア軍と国防隊の陣地複数ヵ所を襲撃、戦闘でシリア軍兵士4人が負傷した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合とシリア民主軍の合同パトロール部隊がダイル・ザウル県シュハイル村の名士を拘束(2024年1月20日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の合同パトロール部隊がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシュハイル村の名士の自宅を強襲、この名士を拘束した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構および「決戦」作戦司令室がイドリブ県とラタキア県でシリア軍兵士3人を狙撃し、殺害(2024年1月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯でシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア北西部に設置されている緊張緩和地帯で、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)とトルキスタン・イスラーム党によるシリア軍の陣地への攻撃が3件(イドリブ県)確認され、バーラ村に対する砲撃でシリア軍兵士2人が負傷したと発表した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、RIA Novosti, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続(2024年1月20日)

スワイダー県では、スワイダー24(1月20日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024、Suwayda 24, January 20, 2024などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊は首都ダマスカスへのイスラエルの爆撃でイラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団のオミードワール諜報局長ら軍事顧問5人が死亡したと発表、ライースィー大統領は報復を示唆(2024年1月20日)

イラン・イスラーム革命防衛隊は声明を出し、「残忍で犯罪的なシオニスト政体(イスラエル)がシリアの首都ダマスカスを攻撃、侵略と簒奪を行う(シオニスト)政体の戦闘機の爆撃によって、多数のシリア軍兵士、そしてイラン・イスラーム共和国の軍事顧問5人が殉教した」と発表した。

イラン・イスラーム革命防衛隊はまた、別の声明で、イラン・イスラーム革命防衛隊の軍事顧問5人、(シーア派の)巡礼地の守護者複数、シリア軍兵士多数が殉教したとしたうえで、ホジャトッラー・オミードワール氏、アリー・アーガーザーデ氏、ホセイン・モハンマディー氏、サイード・カリーミー氏、モハンマド・エミーン・サマディー氏の殉教に哀悼の意を表明した。

タスニーム通信(1月20日付)などが伝えた。

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スカイ・ニュース(アラビア語版、1月20日付)などによると、このうちホジャトッラー・オミードワール氏は、ハーッジ・サーデク・オミードワールとして知られ、イラン・イスラーム革命防衛隊ゴドス軍団の諜報局長を務めていた。

オミードワール氏は、イランの首都テヘラン生まれで、昨年12月にイスラエル軍のシリア爆撃で殺害されたイラン・イスラーム革命防衛隊の幹部顧問レザー・ムーサヴィー氏に近いとされる人物。

シリア内戦初期に、シリア国内でシリアのアル=カーイダとして知られる国際テロ組織のシャームの民のヌスラ戦線(現シャーム解放機構)により、複数のイラン人とともに拉致された過去があり、シリア国内に違法に設置されている米軍基地への攻撃を計画、指揮していたとされる。

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イランのエブラーヒーム・ライースィー大統領は、イスラエル軍の爆撃を国際法違反だと非難したうえで、「こうしたテロ行為や犯罪行為が続くことに、イランが反応しないことはない」と表明、報復を示唆した。

IRIB(1月20日付)が伝えた。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、IRIB, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、Sky News Arabia, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024、Tasnim, January 20, 2024などをもとに作成。

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シリア外務在外居住者省は首都ダマスカスへのイスラエルの爆撃を非難(2024年1月20日)

外務在外居住者省は声明を出し、イスラエル軍による首都ダマスカスのマッザ地区に対する爆撃について、「この野蛮な侵略行為、さらには占領下にあるパレスチナの領土においてシオニストの敵が行っている大量虐殺は、この政体(イスラエル)と指導者の犯罪的性質を疑いの余地なく立証するもの」と批判した。

また、国際社会に対して、シオニスト政体(イスラエル)が無辜の民間人や民間施設に対して行う犯罪と虐殺を止めさせるよう即時に行動するよう呼びかけた。

SANA(1月20日付)が伝えた。


AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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首都ダマスカスへのイスラエルの爆撃でパレスチナのイスラーム聖戦機構のナッハーラ書記長らが死亡したとの偽情報拡散(2024年1月20日)

シャームFM(1月20日付)は、パレスチナのイスラーム聖戦機構のダマスカス事務所代表を務めるイスマーイール・サンダワーイ氏が、標的となった住宅と組織は無関係だとしたうえで、ズィヤード・ナッハーラ書記長は元気だと述べたと伝えた。


また、イスラーム聖戦機構のイフサーン・アターヤー政治局員は、RIAノーヴォスチ(1月20日付)の取材に対して、イスラエルのSNSでナッハーラ書記長とアクラム・アジューリー軍事局長(政治局員)が死亡したとの情報が拡散されたが、偽情報だとして、これを否定した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、RIA Novosti, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、Sham FM, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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シリア国防省はイスラエル軍が首都ダマスカスのマッザ地区の住宅を爆撃、民間人多数が死傷したと発表(2024年1月20日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午前10時20分頃、イスラエル軍が占領下のゴラン高原方面から首都ダマスカスのマッザ区にある住宅1棟を狙って爆撃を行い、シリア軍防空部隊が迎撃、ミサイルの一部を撃破したものの、民間人多数が死傷、標的となった住宅が全壊、近隣の建物が損害を受けたと発表した。

 

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これに関して、SANA(1月20日付)は、爆撃によってイラン人顧問を含む多数が死亡したと伝えた。





また、日刊紙『ワタン』はテレグラムを通じて、標的となったのが4階建ての集合住宅が全壊し、初期情報によると犠牲者が出たと伝えた。

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シリア人権監視団によると、マッザ区西部のマッザ・ヴィーラート地区(西ヴィーラート地区)のムハンマディー・モスク脇の住宅が爆撃を受けたとしたうえで、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部3人を含むイラン人5人、「イランの民兵」と契約しているシリア人3人、イラク人1人、レバノン人1人が死亡したと発表した( シリア人権監視団によると、その後(21日)死者は、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部3人を含むイラン人5人、「イランの民兵」と契約しているシリア人3人、レバノン人2人、イラク人1人、シリア人民間人1人の13人となった )。

またマッザ区には、イラン・イスラーム革命防衛隊、パレスチナのイスラーム聖戦機構、レバノンのヒズブッラーの幹部が居住しているとしたうえで、爆撃が行われた際、標的となった住宅では、イラン・イスラーム革命防衛隊の幹部と、イランに近いパレスチナ諸派の幹部の会合が行われていたと発表した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024、January 21, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県東部砂漠地帯のシリア軍陣地を襲撃、戦闘により双方に7人の死者(2024年1月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のザーミラ村一帯の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地1ヵ所を襲撃し、戦闘となった。

これにより、シリア軍兵士4人とダーイシュのメンバー3人が死亡した。

AFP, January 20, 2024、ANHA, January 20, 2024、‘Inab Baladi, January 20, 2024、Reuters, January 20, 2024、SANA, January 20, 2024、SOHR, January 20, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港に輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年1月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はクウェート領内の米軍基地からディヤーラー県上空に飛来した米MQ-9リーパー1機を迎撃したと発表(2024年1月19日)

イラク・イスラーム抵抗は午後9時17分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ムジャーヒディーンが18日午後6時45分、クウェート領内の米軍基地からディヤーラー県上空に飛来した米MQ-9リーパー無人航空機(ドローン)1機を迎撃したと発表した。


AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官はアデン湾で米国の船舶を対艦ミサイルで攻撃、直接の損害を与えたと発表(2024年1月19日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前1時00分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、海軍部隊がアデン湾で米国の船舶ケム・レンジャーを対艦ミサイルで攻撃、直接の損害を与えたと発表した。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を3回攻撃(2024年1月19日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月19日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後3時15分、占領下カフルシューバーの丘陵地にあるサンマーカ陣地、ラムサー陣地をブルカーン重ロケット砲でh上劇、直接の損害を与えた。

午後4時00分、ナズィル山に集結するイスラエル軍部隊をミサイルで攻撃、直接の損害を与えた。

西部地区

午後4時15分、ヒルバト・マーイル基地一帯に集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲で攻撃、直接の損害を与えた。

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マナール・チャンネル(1月19日付)は、1月18日午前10時から19日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して4回の爆撃と4回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後2時39分、レバノン領内からの無人航空機(ドローン)1機の飛来を先ほど確認、アイアン・ドーム防空システムが侵入を阻止した。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機はまた、ラーミヤー村一帯のヒズブッラーの砲台、軍事複合施設、テロ・インフラを攻撃した。ハウラー村、カフルカラー村一帯では、イスラエル軍が今朝、ヒズブッラーの監視ポスト、テロ・インフラに爆撃、砲撃、戦車による攻撃を行った。このほか、昨晩(木曜日)、ゴラン高原に向けて砲撃があり、イスラエル軍の戦車がシリア軍の軍事インフラを攻撃した。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Qanat al-Manar, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 18, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の総合治安機関がイドリブ県ザルダナー村でシリア政府に内通しているとされる司令官1人に暴行を加え、拘束・連行(2024年1月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の総合治安機関がザルダナー村で、シリア政府に内通しているとされる司令官1人に暴行を加え、拘束・連行した。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県カフルナブル市の森林地帯でシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害(2024年1月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市の森林地帯でシリア軍兵士2任を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市近郊を砲撃(2024年1月19日)

アレッポ県では、ANHA(1月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のシャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)を砲撃した。

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トルコ国防省は声明を出し、シリア北部の複数ヵ所でクルディスタン労働者党(PKK)の戦闘員7人、イラク北部で3人を無力化したと発表した。

AFP, January 19, 2024、ANHA, January 19, 2024、‘Inab Baladi, January 19, 2024、Reuters, January 19, 2024、SANA, January 19, 2024、SOHR, January 19, 2024などをもとに作成。

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