トルコのイェルリカヤ内務大臣はアサド政権崩壊後に52000人以上のシリア人がトルコからシリアに帰国したと発表(2025年1月9日)

トルコのアリ・イェルリカヤ内務大臣は、ハタイ県のジルヴェギョズ国境通行所を視察、その後の記者会見で、アサド政権崩壊後に52000人以上のシリア人がトルコからシリアに帰国したと発表した。


イェルリカヤ内務大臣によると、2024年1月から11月にかけての帰還者数は11063人、アサド政権が崩壊した12月8日以降は52622人に達しているという。

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ワイスィー暫定法務大臣はラタキア県司法当局の職員183人を解雇する決定を発出(2025年1月9日)

シリア人権監視団によると、シャーディー・ワイスィー暫定法務大臣はラタキア県司法当局の職員183人を解雇する決定を発出した。

同監視団が入手した決定は、2024年12月24日の閣議で承認されたもので、以下の通り規定されているという。

第1条 ラタキア県司法局で働く職員の契約を終了する。
第2条 本決定に記載された職員それぞれに対し、2024年12月の給与に基づいて、3ヵ月分の給与相当の補償を支給する。
第3条 本決定は発令日から有効とする。
第4条 本決定の実施に必要な関係者に通達する。

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シリア人権監視団:前政権下の刑務所で拷問などにより女性120人を含む550人が死亡していたことを新たに確認(2025年1月9日)

シリア人権監視団は、前政権下の刑務所で拷問などにより女性120人を含む550人が死亡していたことを新たに確認したと発表した。

2025年に入って確認された死者数は5150人。

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シリア軍事作戦総司令部が逮捕していたスワイダー県出身のシリア軍の元将兵を釈放(2025年1月9日)

スワイダー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、

シリア軍事作戦総司令部が逮捕していた県出身のシリア軍の元将兵を釈放した。

同監視団によると、ダマスカス郊外県のアドラー刑務所、ハマー県のハマー中央刑務所、イドリブ県のハーリム刑務所などに依然として約9000の元将兵などが拘束されたままだという。

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ラタキア県アイン・シャルキーヤ町でシリア軍事作戦局総司令部のシャルア総司令官(シャーム解放機構のジャウラーニー指導者)の打倒、外国人戦闘員の退去を求める抗議デモ:各地でアラウィー派が狙われる(2025年1月9日)

ラタキア県では、シリア人権監視団シリア人民抵抗によると、アイン・シャルキーヤ町で8日にシリア軍事作戦総司令部に所属する外国人戦闘員によって殺害された住民3人(うち1人は子供)の葬儀が執り行われた。

葬儀は、アラウィー派住民の怒りによって包まれ、数千人がその後に抗議デモを行い、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)の打倒、外国人戦闘員の退去を訴えた。

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ハマー県では、シリア人民抵抗によると、サラミーヤ市にあるスーフィズムの聖地シャイフ・ムハンマド・アジャミー廟が爆破された。
爆破したのは、シャーム解放機構のメンバーのアブドゥッラヒール・サーイル・サッルーム、アフマド・アリー・サッルームの2名。

また、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市近郊のドゥナイバ村で、アラウィー派のシャイフ、アリー・ディーブ・アブー・ラーミー師と妻が8日、何者かによって誘拐され、9日に隣接するスナイダ村近くの道路で遺体で発見された。

一方、シリア人権監視団によると、カムハーナ村で正体不明の武装集団が市民1人を銃で撃ち、処刑した。

また、マルユード村の男性1人、正体不明の武装集団によって処刑され、ジブリーン村に至る交差点で遺体で発見された。

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タルトゥース県では、シリア人民抵抗シリア人権監視団によると、県保健局の元職員らが、「宗派主義的理由やそのほかの方便」で解雇されたとして、タルトゥース市で抗議デモを行った。

シリア人権監視団によると、保健省は、県内各所の医療センター20ヵ所を「業務における運営面および技術面の過失」を理由に閉鎖したことを受けたもの。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のハジャル・アブヤド村で若い男性1人がシャーム解放機構の検問所近くにある自宅で何者かによって銃で撃たれて死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タルフィーター村で市民らが武装集団によって銃で撃たれ、1人が死亡、2人が負傷した。

一方、シリア人民抵抗によると、タルフィーター村でシリア人民抵抗の戦闘員が「シャーム解放機構」のメンバーと激しく交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、金細工師がマヤーディーン市近くで正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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このほか、「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍事作戦総司令部がシリア軍・前政権民兵の「残党」で「シャッビーハ」のアブドゥルアズィーズ・サーリフ准将(逮捕場所不明)、アブドゥッラヒーム・アブー・マガーラ(アレッポ市シャッアール地区)、ニダール・ニムル・ユースフ(ダマスカス郊外県ジュダイダト・アルトゥーズ町)で逮捕した。

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アラウィー派のシャイフ、ワフィーク・アスアド・ラジャブ師は、ANHAのインタビューに応じ、シリアの沿岸地方とアラウィー派宗徒が多く暮らす地域の状況について、彼らに対する侵害行為の結果、悲惨なものになっているとしたうえで、「アラウィー派は戦争を呼び掛けてはいないが、屈することもない」と述べ、国際機関に彼らの救済と保護を求めた。

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トルコ軍がアレッポ県、ラッカ県を無人航空機などで攻撃(2025年1月9日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍の無人航空機1機が早朝にティシュリーン・ダム一帯を攻撃した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに同地を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍はアイン・アラブ(コバネ)氏西のハッラーブ・アトウ村、イールジャーグ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍はさらに、アイン・アラブ市西のアフマド・ムニール農場、カリー・アブリー村、シュユーフ村、ズール・マガール村、同市南のカルマザ村、タッル・ガザール村を砲撃した。

なお、ANHAによると、シリア国民軍広報センターは、ティシュリーン・ダム一帯およびマンビジュ市南方および当方でのトルコ軍、シリア国民軍との戦闘で、9日に63人を殺害、37人を負傷させたと発表した。


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ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍に無人航空機複数機がジャルニーヤ町にあるハートゥーニーヤ・サイロと発電所を狙って攻撃を行った。

ANHAによると、この攻撃により、ジャルニーヤ町の発電所が利用不能となった。

ANHAによると、トルコ軍はまた、シリア国民軍とともに、タッル・アブヤド市近郊のイブラーヒーム・カルドゥー村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍はアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村のある穀物サイロなどに対して砲撃を行った。

ANHAによると、トルコ軍はスルーク町近郊のガーズィリー村を砲撃した。

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シリア軍事作戦総司令部はクナイトラ県、ダルアー県で軍関係者および民間人に携帯する武器を引き渡すよう呼びかける(2025年1月9日)

『ワタン』によると、クナイトラ県のシリア軍事作戦総司令部は告知を発出し、武器を携帯する軍関係者および民間人に対して、8日から9日までにジャッバー村分所(旧絨毯工場)に引き渡すよう呼びかけた。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県のサナマイン市でも同様の告知がなされた。

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アブー・カスラ暫定国防大臣は国防省への諸派の統合を開始するため、各組織の司令部との会談を継続:バシール暫定首相はラタキア県を訪れ、飲料水供給ステーション支援プロジェクトの開幕式に出席(2025年1月9日)

SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は、国防省への諸派の統合を開始するため、各組織の司令部との会談を継続した。



 

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SANAによると、ムハンマド・バシール暫定首相はウサーマ・アブー・ザイド暫定水資源大臣とともに、ラタキア県を訪れ、飲料水供給ステーション支援プロジェクトの開幕式に出席した。
式典には、ムハンマド・ウスマーン・ラタキア県知事も参列した。

開幕式後、バシール暫定首相は、ウスマーン県知事や県の部局長と会合を開き、ラタキア県の現状、基本的ニーズ、今後の計画について議論した。

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シリア軍事作戦総司令部は外務在外居住者省が受け入れた使節団の派遣国、外務在外居住者大臣が電話会談を行った各国の閣僚、シリアを訪問した各国外務大臣の一覧を発表(2025年1月9日)

シリア軍事作戦総司令部外務在外居住者省、「勝利」(首都ダマスカス制圧)以降に外務在外居住者省が受け入れた使節団の派遣国、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣が電話会談を行った各国の閣僚、シリアを訪問した各国外務大臣の一覧を発表した。

発表によると、使節団を派遣したのは、カタール、トルコ、ヨルダン、イラク、レバノン、イタリア、サウジアラビア、ドイツ、英国、リビア、米国、国連、アゼルバイジャン、ウクライナ、湾岸協力会議(GCC)、クウェート、欧州連合(EU)、フランス、バーレーン、ノルウェー、パキスタン、モロッコ、イエメン、エジプト。

電話会談を行った外国の閣僚は、クウェートのアブドゥッラ・アリー・ヤフヤー外務大臣、レバノンのアブドゥッラー・ブー・ハビーブ外務大臣、バーレーンのアブドゥッラティーフ・ビン・ラーシド・ザヤーニー外務大臣、リビアの通信政治問題担当国務大臣、UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン外務大臣、アフガニスタンのマウラウィー・アミール・ハーン・ムッタキー外務大臣、イラクのフサード・フサイン外務大臣、モロッコのナースィル・ブーリータ外務大臣、イエメンのシャーイウ・ザンダーニー外務大臣、スーダンのアリー・ユースフ・シャリーフ外務大臣、エジプトのバドル・アブドゥルアーティー外務大臣、オマーンのバドル・ブーサイーディー外務大臣、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ・ハリーフィー外務担当国務大臣、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相。

シリアを訪れた外務大臣は、サウジアラビア、カタール、UAE、ヨルダン。

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