スワイダー県最大の武装組織である尊厳の男たち運動と山岳旅団が共同声明で武器引き渡しを拒否(2025年1月6日)

スワイダー24によると、スワイダー県最大の武装組織である尊厳の男たち運動と山岳旅団が共同ビデオ声明を出し、今後の行程についての方針を発表した。

方針の内容は以下の通り。

  • 正義と法の支配に基づく国家建設の必要性を強調し、旧体制の終焉を公正な国家を築くための歴史的な機会と捉える。
  • 武器携帯はスワイダー県のすべての人々への単なる愛によるものではなく、彼らを守るためで、武器携帯は必要に迫られた手段であり、目的ではないことを確認する。
  • 正義と法の支配に基づく国家建設が必要であり、そこにおいて武器は国家の軍事機関に限定されるべきである。
  • 尊厳の男たち運動と山岳旅団は、新たな国軍の核となる軍事組織に統合される用意があることを確認し、特定の派閥や宗派に基づく軍隊を拒否する。
  • 軍事組織が行政や政治に介入せず、公共施設を保護する責任を果たしながら、市民的・政治的活動に協力、これを支援することを確認する。
  • ダマスカスが永遠の首都であり続けることを確認し、スワイダー県での平和的な運動を、平等に基づく国家建設を目指す政治的指針とする。
  • スワイダー県における共生と友愛の価値を守るうえで、精神的・宗教的指導者、とりわけドゥルーズ教徒の精神的指導者の役割を称賛する。
  • シリアのすべての当事者、とりわけ自由革命家たちとの対話に前向きである姿勢を示す。

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米中央軍(CENTCOM)は2024年12月30日から2025年1月6日にかけてのシリアとイラクでの有志連合および協力部隊によるダーイシュに対する作戦の成果を発表(2025年1月6日)

米中央軍(CENTCOM)は午後11時20分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて、2024年12月30日から2025年1月6日にかけてのシリアとイラクでの有志連合および協力部隊によるダーイシュ(イスラーム国)に対する作戦の成果を発表した。

発表によると、一連の作戦では、イラクのハムリン山脈にあるダーイシュの拠点複数ヵ所をF-16戦闘機、F-15戦闘機、A-10攻撃機で攻撃し、洞穴に潜伏していたダーイシュの戦闘員らを殲滅した。

作戦中に、有志連合側に1名の死者、2名の負傷者が出たが、米軍に人的・物的損害はなかった。

また、1月2日と3日には、シリア民主軍がCENTCOMの支援を受けて、ダイル・ザウル県(ダイル・ザウル市近郊)でダーイシュ掃討作戦を実施し、攻撃セルのリーダー1人を逮捕した。

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イエメンのアンサール・アッラーは米航空母艦USSハリー・トルーマン、とイスラエル国内に対して、無人航空機3機による攻撃を実施したと発表(2025年1月6日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後9時42分、X(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、米航空母艦USSハリー・トルーマン、とイスラエル国内に対して、無人航空機3機による攻撃を実施したと発表した。

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トルコ諜報機関は、ハサカ県ラアス・アイン市および同市一帯で、シリア国民軍を離反し、シリア軍事作戦総司令部の支配地に帰還しようとする戦闘員への対処をラフマーン軍団に委託(2025年1月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの諜報機関は、占領下の「平和の泉」地域内の拠点都市であるラアス・アイン市および同市一帯で、シリア国民軍を離反し、シリア軍事作戦総司令部の支配地に帰還しようとする戦闘員の増加と、強盗・襲撃事件の頻発化に対処するため、シリア国民軍に所属するラフマーン軍団に、離反戦闘員などへの対処を委託した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県タヤーナ村にあるシリア民主軍の陣地をRPG弾で攻撃(2025年1月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがタヤーナ村にあるシリア民主軍の陣地をRPG弾で攻撃した。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ジャルニーヤ町で外国勢力の支援を受けて混乱紊乱を画策していた5人を逮捕した。

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ラッカ県、ハサカ県、アレッポ県でトルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍の戦闘続く(2025年1月6日)

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がスルーク町近郊のタルワーズィーヤ村を砲撃した。

ANHA
によると、アイン・イーサー市北のジャディーダ村に対するトルコ軍の砲撃で、民間人1人が負傷した。

ANHAによると、トルコ軍はさらに、ジャルニーヤ町の民家を無人航空機で攻撃した。

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ハサカ県では、ANHAによると、トルコ軍がタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がマンビジュ市東方および南方の村々やティシュリーン・ダム一帯への攻撃を再び激化させ、シリア民主軍がこれを迎撃した。

ANHAによると、シリア国民軍がトルコ軍とシリア国民軍の一連の攻撃を阻止し、戦闘員数十人を殲滅、車輛・装甲車数十輛を破壊した。

トルコ軍はまた、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のジャアダ村、サイファー村を砲撃した。

一方、ANHA
によると、シリア民主軍広報局は、同軍の航空部隊である殉教者シャーヒーン大隊がマンビジュ市・ティシュリーン・ダム戦線で航空作戦を実施する映像を公開した。


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ANHAによると、シリア民主軍は、各地でのトルコ軍とシリア国民軍との戦闘で戦闘員8人が死亡したと発表した。

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フランスのマクロン大統領はシリア民主軍への支援を続ける意向を示す(2025年1月6日)

フランス24によると、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、以下のように述べ、シリア民主軍への支援を続ける意向を示した。

フランスは自由のために戦い、テロ、とりわけダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を行うクルド人戦闘員に誠実にあり続ける…。
フランスは、主権を有し、人種的、政治的、宗派的多様性を尊重する自由なシリアのための長期的な移行プロセスを支援する。

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米財務省OFACはシリアに対する制裁を部分緩和:シリアの統治機関または関連するサービス提供者への送金を認める一方、アサド政権関係者とシャーム解放機構への資産凍結と送金規制は継続(2025年1月6日)

米財務省の外国資産管理室(OFAC)は一般ライセンス第24号を発出し、シリアに対する制裁を部分緩和すると告知した。

財務省の声明によると、この緩和措置は、アサド政権が崩壊した2024年12月8日以降に適用されるもので、有効期間は6ヵ月(2025年7月6日失効)、公共サービスの提供や人道支援を含む基本的な人々のニーズに対応する活動を妨げないことを目的とした米国の制裁政策の姿勢が改めて強調されている。

一般ライセンス第24号は、電力、エネルギー、水、衛生サービスの提供を含む、シリア全土での基本的サービスやガヴァナンス機能の継続を制裁が妨げないようにすることが目的。

アサド政権およびその関係者、シリア政府、シリア中央銀行、シャーム解放機構を含む制裁対象者の資産の凍結解除を認めるものではなく、制裁対象者への送金を認められない。

ただし、シリアの統治機関または関連するサービス提供者に対して、認可された支払いを目的とする場合の送金は認められる。

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カタールとサウジアラビアからの人道支援が空路と陸路で届く(2025年1月6日)

SANAによると、カタール開発基金とカタール・チャリティの人道支援物資を積んだカタールの貨物機がダマスカス国際空港に到着した。

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『ワタン』によると、サルマーン国王人道支援活動センターとシリア・アラブ赤新月社の合同使節団がサウジアラビアからの支援物資を積んだ貨物車輛の車列をダルアー県のナスィーブ国境通行所で出迎えた。

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アレッポ県では、『ワタン』によると、リビアのミスラタからの人道支援物資を積んだ貨物車輛の車列がマンビジュ市に到着した。

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アバーザイド暫定財務大臣は前政権の人民議会が承認し、執行されていた2025年度予算を停止し、月次での予算執行を行うと発表(2025年1月6日)

SANA『ワタン』によると、ムハンマド・アバーザイド暫定財務大臣は、前政権の人民議会が承認し、執行されていた2025年度予算について、約12兆シリア・ポンドに及ぶ大規模な財政赤字と現下の経済条件の変化を踏まえてこれを停止し、国家予算の策定するのにふさわしい経済状況が実現するまでの暫定的措置として月次での予算執行を行うと発表した。

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SANAによると、ウサーマ・アブー・ザイド暫定水資源大臣は、国際NGOのリリーフ・インターナショナルの使節団と会談し、水利セクターでの協力強化の仕組みについて議論した。

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総合治安局はヒムス市内での掃討作戦を終了したと発表、ヒムス県内での逮捕者数は650人に(2025年1月6日)

ヒムス県では、SANAによると、内務省所轄の総合治安局が、ヒムス市内での掃討作戦を終了したと宣言した。

作戦に関して、総合治安局長は、多数の武器貯蔵施設を掌握、多数の「犯罪者」を逮捕する一方、多数の容疑者も拘束、司法当局が捜査を行い、一部については釈放、一部については現在も捜査中だと発表した。

また、シリア軍事作戦総司令部の部隊は撤退、総合治安局については治安と安全を確保するために検問所を維持すると付言した。



シリア人権監視団によると、作戦終了宣言を受けて、釈放されたのは数十人で、約150人が依然として身柄を拘束されたまま。

また、ヒムス県東部で逮捕されたシリア軍の元将兵は500人近くに及んでいるという。

一方、シリア人権監視団によると、ヒムス市アッバースィーヤ地区で正体不明の武装集団によって住民8人が拉致され、その後殺害された。

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アレッポ県では、SANAによると、総合治安局はアレッポ市で略奪や強盗に関与した組織を拘束し、司法当局に送致した。

また、『ワタン』によると、総合治安局は麻薬密売を行っていた男性1人を逮捕した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部はムザイラア町など県内各所で和解プロセスに応じなかったシリア軍の元兵士らに対する大規模逮捕作戦を開始した。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部は、住民らに対して2時間以内に武器を引き渡すよう通告したという。

シリア人権監視団によると、内務治安局はまた、バーニヤース市でレバノンのヒズブッラーに近いとされるアリー・アズィーズ・サーリフ准将を逮捕した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部がタドゥワイル・シャイフ・サアド村で住民を襲撃したとされる地元の武装集団が乗った複数台の車を追跡した。

一方、タルトゥース市内では、武装集団が市民の住宅を襲撃、総合治安局がこれを撃退した。

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ダマスカス県では、SANAによると、総合治安局が治安と安定の強化のためとしてマーリキー地区、アブー・ルンマーナ地区に部隊を展開させた。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で女性2人が銃で誤射され、1人が死亡、1人が負傷した。

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ダルアー県では、イナブ・バラディーによると、サナマイン市で住民らが抗議デモを行い、シリア軍事作戦総司令部に対して、同市内で発生した武装集団どうしの戦闘の当事者で、アサド政権に協力していた地元武装集団のリーダーの1人ムフスィン・ハイマド氏の処罰を求めた。

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政治問題局がダルアー県ハバブ村のキリスト教の代表団、赤十字国際委員会総裁、キリスト教徒が多くすむヒムス県ワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)の住民と会談(2025年1月6日)

SANAによると、政治問題局とシリア軍事作戦総司令部がダルアー県ハバブ村のキリスト教の代表団と会談した。

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SANAによると、政治問題局アレッポ事務所のサアド・ナアサーン所長は、ミリアナ・スポリアリッチ・エッゲー赤十字国際委員会総裁を代表とする使節団と会談し、アレッポ県の人道状況、生活インフラ状況について意見を交わした。

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また、政治問題局のウバイダ・アルナーウート局長(兼務ヒムス事務所長)は、アッカール司教区とともに、キリスト教徒が多くすむヒムス県ワーディー・ナサーラー(ナサーラー渓谷)の住民らと会談した。

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シャイバーニー暫定外務大臣が、アブー・カスラ暫定国防大臣、ハッターブ総合諜報機関長官とともに、UAEを公式訪問(2025年1月6日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣が、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣、アナス・ハッターブ総合諜報機関長官とともに、UAEを公式訪問した。

3名は、首都アブダビでアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン副首相兼外務大臣と会談した。

会談後、3人は、在アブダビ・シリア大使館を訪問し、在UAEシリア人らと会談した。


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ダマスカス県ウマウィーイーン広場で、シリア軍事作戦総司令部によって逮捕されたシリア軍の元将兵の釈放を求めるデモ:消息不明となっているシリア軍の元将兵は9000人(2025年1月6日)

ダマスカス県では、シリア人民抵抗によると、ウマウィーイーン広場で、シリア軍事作戦総司令部によって逮捕されたシリア軍の元将兵の釈放を求めるデモが行われた。

デモ参加者の大多数は女性と子供だった。

シリア人権監視団によると、デモに参加したのは数百人で、消息不明となっているシリア軍の元将兵9000人(うち約2000人は、アサド政権崩壊直後にイラクに逃れ、その後帰還した将兵)の所在を明らかにするよう求めた。

彼らは、ダマスカス郊外県のアドラー刑務所、ハマー県のハマー中央刑務所、イドリブ県のハーリム刑務所などに収監されているという。

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アブー・カスラ暫定国防大臣は、軍事諸派の国防省への統合プロセスを進めるための会議を開始したと発表(2025年1月6日)

国防省によると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は、武装部隊の再編成とシリア・アラブ軍の組織再構築にかかる総司令部の指示を受け、軍事諸派の国防省への統合プロセスを進めるため、武装部隊の組織構造の安定を実現するための行程表を策定することを目的に諸派との会議を開始したと発表した。

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シリア軍事作戦局総司令部のシャルア総司令官が首都ダマスカスで在英シリア人の使節団と会談(2025年1月6日)

シリア軍事作戦局総司令部によると、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、首都ダマスカスで在英シリア人の使節団と会談した。

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