トルコ占領下の「平和の泉」地域で、シリア軍事作戦総司令部の支配地への戦闘員の帰還を阻止する動き(2025年1月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「平和の泉」地域の拠点都市のラアス・アイン市で3日深夜から4日未明にかけて、シリア国民軍に所属するハムザート師団が、シリア軍事作戦総司令部の支配下に入ったヒムス県に帰還しようとした司令官1人とメンバー7人を襲撃、激しい戦闘となった。

**

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市で、トルコの諜報機関が同市および周辺農村地帯で離反した「傭兵」(シリア国民軍)全員に対する射殺命令を出した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:前政権下の刑務所で拷問などにより約650人が死亡していたことを新たに確認(2025年1月4日)

シリア人権監視団は、前政権下の刑務所で拷問などにより約650人が死亡していたことを新たに確認したと発表した。

2025年に入って確認された死者数は2350人。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で集団墓地が発見され、5人の遺体が回収された。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍がハサカ県シャッダーディー市の基地とアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市方面に物資を補給(2025年1月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局支配下のシャッダーディー市に米軍が設置している基地に輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

また、シリア人権監視団によると、米軍の車輛20輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市方面に向かった。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサーイシュがシリア軍事作戦総司令部の総合治安局と米主導の有志連合と連携して、ダイル・ザウル市東方でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー7人を逮捕(2025年1月4日)

ダイル・ザウル県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、シリア軍事作戦総司令部の総合治安局(内務省)と米主導の有志連合と連携して、ダイル・ザウル市東方でダーイシュ(イスラーム国)のメンバー7人を逮捕した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部の総合治安局(内務省)は麻薬密輸業者のバースィル・サッルーム容疑者ら3人を逮捕した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がラッカ県のジャルニーヤ町の発電所一帯を無人航空機複数機で爆撃(2025年1月4日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ軍とシリア国民軍がティシュリーン・ダム一帯の村々に対して攻撃を行い、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会が迎撃した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、カラ・クーザーク橋一帯を砲撃した。

**

ラッカ県では、ANHAによると、トルコ軍がアイン・イーサー市近郊のアブド・ジュムア村、ファーティサ村を砲撃した。

ANHAによると、トルコ軍はまた、ジャルニーヤ町の発電所一帯を無人航空機複数機で爆撃した。

一方、「シリア革命の咆哮者たち」によると、ジャルニーヤ町に対するトルコ軍の爆撃を受けて、シリア民主軍の戦闘員50人以上が離反した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米中央軍(CENTCOM)は紅海で任務遂行中の米海軍ミサイル駆逐艦が、12月31日にイエメン領内のフーシー派の指揮統制、兵器生産使節、貯蔵施設に向けてトマホーク対地攻撃ミサイルを発射したと発表(2025年1月4日)

米中央軍(CENTCOM)は午前1時8分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて、紅海で任務遂行中の米海軍ハリー・S・トルーマン空母打撃群所属のミサイル駆逐艦が、12月31日にイエメン領内のフーシー派の指揮統制、兵器生産使節、貯蔵施設に向けてトマホーク対地攻撃ミサイルを発射したと発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

在米シリア人からなる使節団がブリンケン米国務長官と会談し、7項目からなる提案を示す(2025年1月4日)

イナブ・バラディーによると、アトランティック・カウンシル・シリア・プグラム長のカティーバ・イドリビー氏ら在米シリア人からなる使節団がワシントンDCで、アントニー・ブリンケン米国務長官と会談し、7項目からなる提案を提示した。

提案の内容は以下の通り:

  1. 制裁解除
  2. 米国大使館再開などを通じた外交活動の強化
  3. 移行期の行程への支援
  4. 北・東地域の統合への支援
  5. 外国の干渉、イスラエルの攻撃への対処
  6. 移行期正義への支援
  7. 在米シリア人への一時保護維持

(C)青山弘之 All rights reserved.

人道支援物資を積んだサウジアラビアとエジプトの貨物機が到着(2025年1月4日)

『ワタン』によると、サルマーン国王人道支援活動センターからの支援物資を積んだサウジアラビアの貨物機が到着した。

また、エジプトからの人道支援物資15トンを積んだ貨物機がダマスカス国際空港に到着した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

内務省とシリア軍事作戦総司令部がヒムス市などで掃討作戦を継続する一方、シャルア総司令官を支持する勢力と、彼の排除を目指す勢力の間での戦闘が激化しているとの情報が流れる(2025年1月4日)

ヒムス県では、SANAによると、内務省がシリア軍事作戦総司令部の支援を受け、ヒムス市で「アサドの民兵の残党」の摘発と武器弾薬の押収のための掃討作戦を継続し、ザフラー地区で大量の武器を発見、これを押収した。

また「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍事作戦総司令部が「シャッビーハ」のムハンマド・ディーブース(アブー・ジャアファル)を逮捕した。

シリア人権監視団によると、ヒムス市のザフラー地区とワーディー・ザハブ地区での逮捕者数は130人あまりに上った。

シリア人権監視団によると、シリア軍事作戦総司令部と内務省(総合治安局)はまた、ハラーキー村とハルファ村でも大規模な掃討作戦を実施し、300人あまりを逮捕した。

逮捕者のほとんどは軍関係者だという。

**

ダマスカス県では、ホワイト・ヘルメットによると、ボランティア・メンバーのスブヒー・ワーイー氏が3日晩に何者かの発砲を受けて死亡した。

**

ダルアー県では、シリア人民抵抗によると、シリア軍事作戦総司令部の諸派どうしが「誰がより多く盗み、より多く殺んだか」めぐってサナマイン市で交戦した。

シリア人権監視団によると、交戦したのは、ムフスィン・ハイマド氏が率いる民兵と、ワリード・ザフラ氏(2020年にシリア軍との戦闘で死亡)が率いていた民兵。

シリア人権監視団によると、サナマイン市で市民2人が戦闘での流れ弾を受けて死亡した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、カシュキーヤ村で「自由シリア軍」の元司令官が何者かによって銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

**

シリア人権監視団によると、シャフバー町で、自宅近くで遊んでいた子どもを流れ弾を受けて殺害した。

**

シリア人民抵抗は、旧反体制派諸派内で、シリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)を支持する勢力と、彼の排除を目指す勢力の間での戦闘が激化しているとの情報があると発表した。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア・イスラーム評議会が2021年に「シリア・アラブ共和国の大ムフティー」に選出したウサーマ・アブドゥルカリーム・リファーイー師がシリアに到着(2025年1月4日)

『ワタン』によると、トルコを拠点に活動する旧反体制組織の一つシリア・イスラーム評議会が2021年11月21日に「シリア・アラブ共和国の大ムフティー」に選出したウサーマ・アブドゥルカリーム・リファーイー師がシリアに到着し、首都ダマスカスのリファーイー・モスク(カフルスーサ区)で「民衆」の出迎えを受けた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バシール暫定首相が国際赤十字委員会のエッゲー総裁を代表とする使節団と会談(2025年1月4日)

SANAによると、ムハンマド・バシール暫定首相が、国際赤十字委員会のミリアナ・スポリアリッチ・エッゲー総裁を代表とする使節団と会談した。

会談には、シリア救国内閣政治問題局のアーイシャ・ディブス氏を女性事務局長も同席した。

**

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣は、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ・ハリーフィー外務担当国務大臣と電話会談を行った。

会談では、シャイバーニー暫定外務大臣がカタールの対応に謝意を示す一方、ハリーフィー国務大臣は新政権を支援する意向を改めて伝えた。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍事作戦局総司令部のシャルア総司令官、アブー・カスラ暫定国防大臣は諸派の国防省への統合プロセスを開始するため、司令官らと会談(2025年1月4日)

国防省シリア軍事作戦局総司令部SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ暫定国防大臣は旧反体制派武装組織諸派の国防省への統合プロセスを開始するため、解放建設運動をはじめとする諸派の司令官らと会談した。






また、この会談に続いて、解放建設運動の司令官らはシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)と会談した。

(C)青山弘之 All rights reserved.