トランプ米政権高官:「イスラエルの現代の国境線は幻想の産物だ」(2025年7月1日)

ザ・ヒルによると、ドナルド・トランプ米政権の高官は、トランプ大統領がシリアへの制裁解除を定めた大統領令を発出したことと関連して、イスラエルの現代の国境線について「幻想の産物だ」と発言した。

この高官は次のように述べた。

1948年、1926年、1967年、1974年に引かれた国境線はすべて幻想にすぎない。当時の事情に基づいて引かれたものだ。
100年間もうまくいかなかった見方をなぜ繰り返すのか。過去にエジプトとイスラエルが締結したシナイ合意のように、「線をめぐる争いをやめることから始めるべきだ。
我々は、どの国境線や停戦線──ブルーライン、レッドライン、グリーンライン、67年協定、74年協定、79年協定、付随書簡──にも関心はない。あまりにも多過ぎだ。
必要なのは当事者どうしの合意形成だ。我々はその仲介に貢献したい。重要なのは線ではない。線の向こう側にいる相手を信頼できるかどうか、それこそが問題なのだ。信頼がなければ、線がどこに引かれようと紛争は終わらない。
国家という概念は永続的なものではない。オスマン帝国を見ればわかる。中央政府はあったが、各地域は独自の仕組みで運営されていた。むしろ新たな仕組みが必要だ。西洋が引いた醜い線(サイクス・ピコ協定の境界画定)が現在の混乱を招いたのだ。

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外国資産管理局(OFAC)はシリアへの制裁解除を決定したトランプ米大統領の大統領令の発令を受けて、制裁対象者リスト(SDN)から個人および団体計518件を削除(2025年7月1日)

米財務省は報道声明を発表し、外国資産管理局(OFAC)が、シリアへの制裁解除を決定したドナルド・トランプ米大統領の大統領令の発令を受けて、制裁を解除するための具体的措置を開始、制裁対象者リスト(SDN)から個人および団体計518件を削除するとともに、前政権に関係する個人・団体139件を第13894号に基づき再指定、イラン、テロ関連の個人・団体への制裁も維持した。

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国連の部隊(UNDOF)の車輛5台がダルアー県ナワー市に入り、市内を巡回したのちシャイフ・サアド村方面へと向かう(2025年7月1日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、国連の部隊(UNDOF)の車輛5台がナワー市に入り、市内を巡回したのち、シャイフ・サアド村方面へと向かった。

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車輛24台からなる米主導の有志連合の車列がカスルク村にある基地に到着(2025年7月1日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、燃料輸送車、黒い布で覆われたトラック、コンテナを積んだトラックなどからなる車輛24台からなる米主導の有志連合の車列がカスルク村にある基地に到着した。

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内務省総合治安局はカーミシリー市出身のクルド人青年4人が首都ダマスカスを訪問中に逮捕(2025年7月1日)

ANHAは、カーミシリー市出身のクルド人青年4人が首都ダマスカスで行方不明となっており、現在までに彼らに関する正式な情報は得られていないと伝えた。

彼らのうちの1人のきょうだいはメディアに対し、4人は、食品会社の代表として国際展示会「エクスポ・フード」に参加するために首都ダマスカスを訪れた際に、内務省総合治安局によって逮捕され、シャアラーン地区の治安機関の支部に拘束されているという情報を受け取ったと語っている。

シリア人権監視団によると、拘束されたのは9人。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ハムダーニーヤ地区にある店舗内で、若い男性1人が、正体不明の武装グループに至近距離から銃撃され、即死した。

また、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で、ラージュー町近郊のハーッジ・ハリール村出身の21歳の男性がトルコの支援を受けるシリア国民軍所属の部隊に拘束された。

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さらに、シリア人権監視団によると、アレッポ市とダイル・ハーフィル市を結ぶ街道で、シリア国民軍に所属するハムザ旅団とスルターン・スライマーン・シャー旅団(アムシャート旅団)の戦闘員らが、民間人10人を新たに拉致した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、正体不明の武装グループが若い男性2人を襲撃し、2人とも死亡した。

また、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとスワイダー市を結ぶ幹線道路のマスミヤ町の検問所に治安部隊が展開し、道路を遮断した。

道路の遮断は、部族系の武装グループに武器の引き渡しを求めるためと見られる。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ハディーダ町出身の兄弟2人が、タルトゥース県のアリーダ国境通行所を経由してレバノンへ向かう途中に行方不明となった。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、治安部隊が「ヌール・ジャウラーン」の名で知られるジャーナリストのアブドゥッラー・ハサン氏を拘束した。

当局によると、拘束の理由は彼の報道活動・内容とは無関係だという。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アシャーラ市郊外で、銃で撃たれて死亡した若い男性の遺体が銃撃を受けた状態で発見された。

また、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局の部隊が、マヤーディーン市、ダイル・ザウル市などで急襲作戦を実施し、ロケット弾などの密輸品が発見・押収、「イランの民兵」の元メンバーや武器商ら逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市で前政権時代にアレッポ市でシャッビーハとして活動していたとされる人物が何者かの銃撃を受け、死亡した。

また、シリア人権監視団によると、ジャルジャナーズ町で、少女が誤って発砲された銃弾を受けて死亡した。

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スワイダー出身では、シリア人権監視団によると、地元の武装グループがヒムス県フーラ村出身の青年3人を誘拐した。

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タルトゥース県では、SANAによると、内務省治安当局は、サイドナーヤー刑務所の副所長だったサーイル・フサイン大佐を逮捕することに成功した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アルバイン村で行われていた結婚式の最中、治安部隊が会場に突入し、複数の若い男性たちに暴行を加える事件が発生した。

事件は招待客2人が空に向かって発砲していたことを受けたもので、治安要員は、発砲に関与していなかった一般の若い男性たちに対しても暴行を加えたという。

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アレッポ県陸軍士官学校においてシリア・アラブ軍第76旅団の兵士3,000人の卒業式が開催される(2025年7月1日)

アレッポ県では、SANAによると、陸軍士官学校において、シリア・アラブ軍第76旅団の兵士3,000人の卒業式が開催された。

式典には、ムルハフ・アブー・カスラ国防国防大臣ほか、政府および軍の高官が出席し、軍の再建と防衛機関の役割強化への支持が表明された。

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人民議会選挙高等評議会はダイル・ザウル市での選挙実施に関する説明・協議会を開催(2025年7月1日)

SANAによると、人民議会選挙高等評議会はダイル・ザウル県ダイル・ザウル市での選挙実施に関する説明・協議会を開催、地元の政治家、学者、宗教関係者、地域社会の代表らが出席した。

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シャルア暫定大統領は政令で非常事態下で発出された命令および慣習的決定により動産および不動産が押収された者からの異議申し立てを審査するための司法委員会の再編を司法省に委ねることを決定(2025年7月1日)

法務省はフェイスブックを通じて、アフマド・シャルア暫定大統領が、2025年政令第121号を発出し、下において、1962年の立法令第51号の規定に基づき、非常事態下で発出された命令および慣習的決定により動産および不動産が押収された者からの異議申し立てを審査するための司法委員会の再編を司法省に委ねることを決定したと発表した。

法務省はまた、フェイスブックで、2011年立法令第56号第2条に記載された司法委員会の再編を定める決定第56L号を発出した。

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ルビオ米国務長官:「シリア制裁の撤廃に関するトランプ大統領の大統領令によって従い、米国の制裁がシリアの未来にとって障害となることはない」(2025年7月1日)

マルコ・ルビオ米国務長官は、Xを通じて、以下の通り述べた。

トランプ大統領の大統領令「シリア制裁の撤廃に関する措置」に従い、米国は、安定し、統一され、そして自国および近隣諸国と平和的に共存するシリアを支援するための追加措置を講じる。米国の制裁が、シリアの未来にとって障害となることはない。

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ドナルド・トランプ米大統領によるシリアへの制裁解除にかかる大統領令の発出について、ムハンマド・ヤサル・バルニーヤ財務大臣アブドゥルカーディル・フスリーヤ・シリア中央銀行総裁ヨルダン外務省トルコ外務省ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表カタール外務省は、SNSなどを通じて歓迎の意を表明した。
SANAが伝えた。

アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣も、href=”https://x.com/AsaadHShaibani/status/1939778617740771715″ target=”_blank”>Xを通じて同様に歓迎の意を示した。

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